キエーボに辛勝のインテル、ローマ勢を1ポイント差で追走《セリエA》

2018.04.23 00:15 Mon
Getty Images
インテルは22日、セリエA第34節でキエーボとのアウェイ戦に臨み、2-1で辛勝した。

▽前節カリアリに4発快勝し、4試合ぶりに勝利を飾った5位インテル(勝ち点63)は、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位ラツィオを1ポイント差で追走。次節ユベントスとのイタリア・ダービーを控える中、負傷したガリアルディーニが欠場となり、ボルハ・バレロを代役に起用した。

▽残留争いに巻き込まれている16位キエーボ(勝ち点31)に対し、やや押し込まれる入りとなったインテルは12分にN・リゴーニに右ポスト直撃のボレーシュートを浴びてしまう。
▽ひやりとしたインテルは1分後、ブロゾビッチの浮き球パスでディフェンスライン裏を取ったペリシッチがループシュートでゴールを狙うも、枠の上に外れた。主導権を握りきれないインテルは16分にジャッケリーニのミドルシュートでゴールを脅かされた中、22分にカラモーのミドルシュートでけん制。

▽前半半ば以降はインテルがポゼッションを高める展開となったが、キエーボの守備を崩しきれずにいると、39分にはカッチャトーレの枠内シュートでGKハンダノビッチを強襲される。さらに45分、プッチャレッリにも枠内シュートを打たれたが、ここもGKハンダノビッチがセーブし、前半を何とかゴールレスで終えた。
▽守護神ハンダノビッチの奮闘で前半を耐えたインテルは、後半開始5分に先制する。ブロゾビッチのミドルシュートがGKソレンティーノを強襲すると、ルーズボールを拾ったボックス右のダンブロージオが折り返し、イカルディが押し込んだ。初見ではダンブロージオのポジションがオフサイドと判定されたが、VARの末にゴールが認められた。

▽イカルディの今季26ゴール目で先制した後、攻勢を強めたインテルは61分、カラモーの右クロスをラフィーニャがダイレクトで落とし、ボックス中央のペリシッチがシュートを流し込んで追加点を奪いきった。

▽2点をリードしたインテルはカラモーを下げてサントンを投入。5バックとし、守備を固めにかかった。78分にはラフィーニャがGKを強襲するシュートを浴びせてけん制し、逃げ切り体勢を整えていく。

▽しかし終盤の90分、ステピンスキにゴールを許すと、5分の追加タイムではキエーボの攻勢に晒されてしまう。それでも耐えたインテルが逃げ切り勝利。3位ローマ、4位ラツィオとの1ポイント差を維持している。

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