降格圏脱出を目指すケルンvsマインツは痛み分けのドロー決着…《ブンデスリーガ》

2018.04.08 02:06 Sun
Getty Images
▽ブンデスリーガ第29節のケルンvsマインツが7日にライン・エネルギエ・シュタディオンで行われ、1-1の引き分けに終わった。ケルンのFW大迫勇也は69分までプレー。マインツのFW武藤嘉紀はケガのため欠場した。

▽前節のホッフェンハイム戦で0-6と惨敗を喫した17位ケルン(勝ち点20)は、その試合から先発を3人変更。シモン・ツォラーとリッセ、マローに代えてテローデとクレメンス、クランターをスタメンで起用した。一方、前節のボルシアMG戦でゴールレスドローに終わった16位マインツ(勝ち点26)は、その試合から先発を1人変更。ベルに代えてバログンを先発で起用した。

▽降格圏脱出を目指す両者の一戦は、マインツが先にチャンスを迎える。5分、ラツァのパスを受けたエツナリがボックス右まで持ち上がると、切り返しで相手DFをかわしシュート。しかし、これはGKホルンの好セーブに阻まれた。
▽対するケルンは7分、大迫のパスを左サイド高い位置で受けたビッテンコートのクロスをヘクターがヘディングでゴール右隅に流し込み、先制に成功した。勢いづくケルンは、16分にも高い位置でのボール奪取から決定機。クレメンスのパスを受けた大迫が、ペナルティアーク手前から狙ったが、これは相手GKの正面に飛んだ。

▽その後も一進一退の攻防が続いたが、互いにゴールネットは揺らせず、前半は1-0で終了した。
▽迎えた後半、先にチャンスを作ったのはケルン。48分、クランターのパスでボックス右深くに侵入したクレメンスの折り返しをテローデが合わせたが、シュートはGKアトラーがファインセーブ。

▽ピンチを凌いだマインツは50分、右サイドをオーバーラップしたG・ドナーティのクロスをファーサイドから走り込んだデ・ブラシスがヘディングシュート。右ポストの内側を叩いたボールはそのままゴールに吸い込まれた。

▽勝ち越しを狙うマインツは69分、ベルグレーンを下げてクアイソンを投入。対するケルンも、69分に大迫を下げてピサーロをピッチに送り出した。この交代で先にチャンスを迎えたのはマインツ。

▽72分、エツナリのパスを受けたクアイソンがボックス左から侵入。カットインからシュートを狙ったが、相手DFに当たったボールは左ポストを直撃。対するケルンは75分、ビッテンコートの左クロスからピサーロがヘディングシュートを放ったが、これは相手GKが好セーブ。

▽試合は膠着状態のまま終盤に突入すると、マインツは試合終了間際の98分に決定機。クアイソンとのワンツーでボックス右から進入したガバミンが折り返しを供給すると、ゴール前に走り込んだクアイソンが合わせたが、これもGKホルンに防がれた。

▽直後に試合終了のホイッスル。降格圏に沈む両者の一戦は、1-1の痛み分けに終わった。

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