【J1ピックアッププレビュー】長谷川健太と関西の雄が再会…恩返しの先にあるのは《FC東京vsG大阪》
2018.03.30 18:00 Fri
▽2週間の代表ウィーク期間を経て、再開のときを迎える明治安田生命J1リーグ第5節。今節も目白押しの対戦カードが並ぶが、FC東京の長谷川健太監督が古巣ガンバ大阪を迎え撃つ31日開催の味の素スタジアムでの決戦はより興味深いものになるに違いない。
◆長谷川健太が主役の戦い
▽長谷川監督にとって、感慨深い一戦になるだろう。2013年から指揮したG大阪時代は、赴任初年度のJ2優勝を皮切りに、2014年の国内三冠や2015年の天皇杯連覇などタイトルを総なめ。指導者キャリアのハイライトは、間違いなくG大阪時代にある。
▽そして、日本を代表する名将としての現在の地位を形成した原点も関西の雄にある。その思い出深きG大阪と敵将として再会を果たす今節──。試合の行方はもちろんだが、サクセスストーリーを共にした古巣に相対する長谷川監督の立ち振る舞いにも注目が集まる。
◆恩返しの先にある連勝〜FC東京〜
▽FC東京は前節、柏レイソルから加入したFWディエゴ・オリヴェイラのスーパーゴールが決勝点となり、開幕から無敗を続ける湘南ベルマーレを相手に1-0で今シーズン初白星。現時点でリーグ最小タイの総得点2の攻撃面において火力不足の感が否めないが、ファーストブレイクを掲げる長谷川監督のチームらしく、4失点の守備面はさすがの堅さを誇る。初勝利でプレッシャーを緩和した今、目指すは連勝だ。
◆恩返しの先にある初勝利〜ガンバ大阪〜
▽一方のG大阪は前節、柏に2点を先行される苦しい展開を強いられたが、FWファン・ウィジョの起死回生となる2発により、2-2のドロー。未だ勝利がなく最下位に沈むのの、レヴィー・クルピ監督が掲げる選手個々の自立したビジョンとスキルを生かしたアタッキングサッカーは着実に形になりつつある。あとはワーストの8失点を記録する守備面をどう立て直すか。かつての指揮官に対して恩返しの1勝を狙う。
◆FC東京[4-4-2]
DF:岡崎慎、チャン・ヒョンス、森重真人、太田宏介
MF:大森晃太郎、橋本拳人、高萩洋次郎、東慶悟
FW:永井謙佑、ディエゴ・オリヴェイラ
監督:長谷川健太
▽ディエゴ・オリヴェイラのパートナーにおいて、中断期間中の練習試合で結果を残すFW永井謙佑、U-23として出場した明治安田生命J3リーグで共にゴールを記録したFW前田遼一とFW久保建英の状態が揃って良く、残る先発1枠は流動的だ。懸念材料は欧州遠征した代表組のDF森重真人とDFチャン・ヒョンスの状態か。MF大森晃太郎は、先発となれば古巣戦となる。
◆ガンバ大阪[4-2-3-1]
DF:オ・ジェソク、三浦弦太、ファビオ、藤春廣輝
MF:遠藤保仁、マテウス、ファン・ウィジョ、倉田秋、泉澤仁
FW:長沢駿
監督:レヴィー・クルピ
▽シーズン開幕後の加入となるレヴィー・クルピ監督の“愛弟子”MFマテウスが遂にベールを脱ぐ。MF今野泰幸とMF市丸瑞希が揃って負傷欠場することから、スタメンでJリーグデビューを果たす可能性が高い。そのほか、古傷の再発に苦しむFWアデミウソンは引き続き欠場となるが、左ヒザ痛で戦線離脱が続いたMF倉田秋は今節から復帰の見通しだ。
【注目選手】
◆MF大森晃太郎(FC東京)
◆FWファン・ウィジョ(ガンバ大阪)
◆長谷川健太が主役の戦い
▽長谷川監督にとって、感慨深い一戦になるだろう。2013年から指揮したG大阪時代は、赴任初年度のJ2優勝を皮切りに、2014年の国内三冠や2015年の天皇杯連覇などタイトルを総なめ。指導者キャリアのハイライトは、間違いなくG大阪時代にある。
▽そして、日本を代表する名将としての現在の地位を形成した原点も関西の雄にある。その思い出深きG大阪と敵将として再会を果たす今節──。試合の行方はもちろんだが、サクセスストーリーを共にした古巣に相対する長谷川監督の立ち振る舞いにも注目が集まる。
▽FC東京は前節、柏レイソルから加入したFWディエゴ・オリヴェイラのスーパーゴールが決勝点となり、開幕から無敗を続ける湘南ベルマーレを相手に1-0で今シーズン初白星。現時点でリーグ最小タイの総得点2の攻撃面において火力不足の感が否めないが、ファーストブレイクを掲げる長谷川監督のチームらしく、4失点の守備面はさすがの堅さを誇る。初勝利でプレッシャーを緩和した今、目指すは連勝だ。
◆恩返しの先にある初勝利〜ガンバ大阪〜
▽一方のG大阪は前節、柏に2点を先行される苦しい展開を強いられたが、FWファン・ウィジョの起死回生となる2発により、2-2のドロー。未だ勝利がなく最下位に沈むのの、レヴィー・クルピ監督が掲げる選手個々の自立したビジョンとスキルを生かしたアタッキングサッカーは着実に形になりつつある。あとはワーストの8失点を記録する守備面をどう立て直すか。かつての指揮官に対して恩返しの1勝を狙う。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆FC東京[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:林彰洋DF:岡崎慎、チャン・ヒョンス、森重真人、太田宏介
MF:大森晃太郎、橋本拳人、高萩洋次郎、東慶悟
FW:永井謙佑、ディエゴ・オリヴェイラ
監督:長谷川健太
▽ディエゴ・オリヴェイラのパートナーにおいて、中断期間中の練習試合で結果を残すFW永井謙佑、U-23として出場した明治安田生命J3リーグで共にゴールを記録したFW前田遼一とFW久保建英の状態が揃って良く、残る先発1枠は流動的だ。懸念材料は欧州遠征した代表組のDF森重真人とDFチャン・ヒョンスの状態か。MF大森晃太郎は、先発となれば古巣戦となる。
◆ガンバ大阪[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:東口順昭DF:オ・ジェソク、三浦弦太、ファビオ、藤春廣輝
MF:遠藤保仁、マテウス、ファン・ウィジョ、倉田秋、泉澤仁
FW:長沢駿
監督:レヴィー・クルピ
▽シーズン開幕後の加入となるレヴィー・クルピ監督の“愛弟子”MFマテウスが遂にベールを脱ぐ。MF今野泰幸とMF市丸瑞希が揃って負傷欠場することから、スタメンでJリーグデビューを果たす可能性が高い。そのほか、古傷の再発に苦しむFWアデミウソンは引き続き欠場となるが、左ヒザ痛で戦線離脱が続いたMF倉田秋は今節から復帰の見通しだ。
【注目選手】
◆MF大森晃太郎(FC東京)
(C)CWS Brains,LTD.
▽FC東京の注目選手は、古巣戦となる大森だ。G大阪時代の恩師である長谷川監督を追う形で今シーズンからFC東京入りしたアタッカーは、“健太流の体現者”として、ここまで全4試合に先発出場。その中で、監督が攻撃陣にも求める守備面の献身性を前面に出したプレーは、生命線の堅守構築に絶大な貢献度を誇る。あとはゴールに絡むプレーのみ。アタッカーとしてより存在感を際立たせたい。◆FWファン・ウィジョ(ガンバ大阪)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
▽G大阪のキーマンは、ファン・ウィジョだ。今シーズンのJ1初ゴールを含む2発を記録した前節は、逆サイドの泉澤が仕掛け役として機能する傍ら、得点に貪欲な姿勢を前面に肉食系ストライカーとして、チームを敗戦の淵から救う活躍を披露。異なった特長を持つFW3人の間においても、良い関係性が築かれつつあり、今節も同様の活躍に期待がかかる。状態も良いだけに、次こそはゴールを勝利に結びつけたいところだ。FC東京の関連記事
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