CKから2発のラツィオが5シーズンぶりにベスト8進出《EL》

2018.03.16 04:54 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16・2ndレグ、ディナモ・キエフvsラツィオが15日に行われ、0-2でラツィオが勝利した。この結果、2戦合計スコアを4-2としたラツィオがベスト8へ進出している。
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▽敵地での1stレグを2-2の引き分けに持ち込んだディナモ・キエフは、1stレグのスタメンから2選手を変更。シャパレンコと1stレグで退場して出場停止のガルマシュに代えて、シェペリエフとジュニオール・モラエスを起用した。▽一方、2つのアウェイゴールを許したラツィオは、2-2で引き分けた直近のカリアリ戦のスタメンから2選手を変更。バスタとJ・ルカクに代えてフェリペ・アンデルソンとパトリックを起用した。
▽勝ち抜けのためにはゴールが必要なラツィオが立ち上がりから仕掛ける展開とすると、8分にインモービレがディフェンスライン裏に抜け出してGKを交わしシュート。しかし、懸命に戻ったDFのブロックに阻まれた。

▽その後もラツィオが敵陣でのプレーを続けると、23分に先制した。L・アルベルトの左CKからルーカス・レイバがヘディングで流し込んだ。
▽失点を受けて前がかるディナモ・キエフに対し、ラツィオは41、43分と立て続けにゴールに近づく。しかし、スルーパスに抜け出したインモービレのシュートはいずれも相手GKボイコにセーブされ、前半を1-0で終えた。

▽迎えた後半、開始4分にラツィオが追加点に迫る。しかし、ルーズボールを蹴り込むだけのシュートをパトリックは枠の上に外してしまった。

▽チャンスがありながらもリードを広げられないラツィオは、後半半ば以降は自陣に引いてカウンターで応戦。78分のデルリス・ゴンサレスのミドルシュートが枠を外れて助かると、83分に待望の追加点を奪った。L・アルベルトの右CKをニアのルイス・フェリペがヘッドで逸らし、最後はデ・フライが押し込んだ。

▽そのまま2-0で勝利したラツィオが5シーズンぶりにベスト8へ進出している。

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