【CLプレビュー】メッシのアウェイゴールを手に、バルセロナがカンプ・ノウにチェルシーを迎え撃つ運命のセカンドレグ《バルセロナvsチェルシー》
2018.03.14 12:00 Wed
▽チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグ、バルセロナvsチェルシーが日本時間14日28:45にキックオフされる。1stレグはチェルシーのホームで1-1のドロー決着となった。
▽先月20日に行われた1stレグでは、FWリオネル・メッシのチェルシー戦初ゴールで敵地で貴重なアウェイゴールを持ち帰ったバルセロナ。その後もアトレティコ・マドリーとのリーガ天王山を制すなど好調を維持したまま今季無敗を誇るホームでの第2戦に臨む。バルベルデ監督の下、わずか7失点と完全に要塞と化したカンプ・ノウ。0-0でも駒を進める状況の中、チェルシー相手にどう向かい合うのか注目だ。
▽そのチェルシーは厳しい日程が続いている。ホームでのバルセロナ戦後、プレミアリーグでのマンチェスター勢との2連戦で黒星を並べ、リーグトップ4入りも怪しくなった。直近のクリスタル・パレス戦では順調に2点を奪いながらも後が続かず、終わってみれば2-1の辛勝と決定力不足が露呈する結果となった。それでも、前回対戦で先制点を挙げたウィリアンは好調をキープ、バカヨコの戦線復帰などポジティブな要素もあった。
▽敵地に乗り込むチェルシーが生き残る方法は勝利か2点以上奪ってのドローのみ。前述のようにバルセロナはカンプ・ノウでは今季7失点の堅守を誇るが、古巣対決に臨むMFセスクが「カンプ・ノウで守りに入るのは自殺行為」と発言するようにチェルシーは攻めるしか道は拓けない。それをバルセロナがどういなすのか…。CL通算14度目の顔合わせだ。
▽バルセロナ予想スタメン
GK:テア・シュテーゲン
DF:セルジ・ロベルト、ピケ、ユムティティ、ジョルディ・アルバ
MF:ラキティッチ、ブスケツ、パウリーニョ、
FW:デンベレ、メッシ、スアレス
負傷者:イニエスタ、ヴェルメーレン
出場停止者:なし
▽イニエスタ欠場を前提に考えると、[4-3-3]のフォーメーションで右ウイングにデンベレを起用することが予想される。ホームでよりバランスを考えた戦い方をするならば、デンベレではなくアレイシ・ビダル右サイドに起用した[4-4-2]の布陣にする可能性も考えられるか。
▽チェルシー予想スタメン
GK:クルトワ
DF:アスピリクエタ、A・クリステンセン、リュディガー
MF:モーゼス、カンテ、セスク、マルコス・アロンソ
FW:ウィリアン、モラタ、アザール
負傷者:ダビド・ルイス、バークリー
出場停止者:なし
▽1stレグに続き、ダビド・ルイスとバークリーは負傷のため欠場。一方で、バカヨコは出場可能だ。
▽フォーメーションは前回に引き続き[3-4-3]が有力だが、敵地での対戦ということもあり、カウンターに重きを置いた戦い方が予想される。そのため、トップの位置には高さを生かせるモラタ、もしくはジルーが入るのではないだろうか。
★注目選手
◆バルセロナ:MFセルヒオ・ブスケツ
◆チェルシー:FWエデン・アザール
▽先月20日に行われた1stレグでは、FWリオネル・メッシのチェルシー戦初ゴールで敵地で貴重なアウェイゴールを持ち帰ったバルセロナ。その後もアトレティコ・マドリーとのリーガ天王山を制すなど好調を維持したまま今季無敗を誇るホームでの第2戦に臨む。バルベルデ監督の下、わずか7失点と完全に要塞と化したカンプ・ノウ。0-0でも駒を進める状況の中、チェルシー相手にどう向かい合うのか注目だ。
▽そのチェルシーは厳しい日程が続いている。ホームでのバルセロナ戦後、プレミアリーグでのマンチェスター勢との2連戦で黒星を並べ、リーグトップ4入りも怪しくなった。直近のクリスタル・パレス戦では順調に2点を奪いながらも後が続かず、終わってみれば2-1の辛勝と決定力不足が露呈する結果となった。それでも、前回対戦で先制点を挙げたウィリアンは好調をキープ、バカヨコの戦線復帰などポジティブな要素もあった。
◆バルセロナ◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽バルセロナ予想スタメン

DF:セルジ・ロベルト、ピケ、ユムティティ、ジョルディ・アルバ
MF:ラキティッチ、ブスケツ、パウリーニョ、
FW:デンベレ、メッシ、スアレス
負傷者:イニエスタ、ヴェルメーレン
出場停止者:なし
▽ヴェルメーレンに加え、イニエスタも負傷で欠場の見込み。1stレグでは累積警告でベンチ外だったネウソン・セメドが復帰する。
▽イニエスタ欠場を前提に考えると、[4-3-3]のフォーメーションで右ウイングにデンベレを起用することが予想される。ホームでよりバランスを考えた戦い方をするならば、デンベレではなくアレイシ・ビダル右サイドに起用した[4-4-2]の布陣にする可能性も考えられるか。
◆チェルシー◆
【3-4-3】
【3-4-3】
▽チェルシー予想スタメン

DF:アスピリクエタ、A・クリステンセン、リュディガー
MF:モーゼス、カンテ、セスク、マルコス・アロンソ
FW:ウィリアン、モラタ、アザール
負傷者:ダビド・ルイス、バークリー
出場停止者:なし
▽1stレグに続き、ダビド・ルイスとバークリーは負傷のため欠場。一方で、バカヨコは出場可能だ。
▽フォーメーションは前回に引き続き[3-4-3]が有力だが、敵地での対戦ということもあり、カウンターに重きを置いた戦い方が予想される。そのため、トップの位置には高さを生かせるモラタ、もしくはジルーが入るのではないだろうか。
★注目選手
◆バルセロナ:MFセルヒオ・ブスケツ

Getty Images
▽0-0でもベスト8進出を決められるバルセロナはリスクを冒して攻撃に出るよりも、バランスを保ちつつ機を見てチェルシーに噛みつくという展開が予想される。ブスケツに期待される役回りはこれまで通り、守備と攻撃の橋渡し役。イニエスタがいない分、ブスケツの存在感がより濃くなる一戦になる。◆チェルシー:FWエデン・アザール

Getty Images
▽攻めに出るしかないチェルシーは攻撃のキーマンであるアザールに注目だ。先日のシティ戦のように守勢に回るのではなく、いかにアザールにボールを集められるかが勝利のカギとなってくる。目下絶好調のウィリアンとのコンビネーションで“要塞”カンプ・ノウに挑む。バルセロナの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
「99%の希望を失った」スペインの名医がガビの負傷に言及「劇的な状況になってしまう」、原因は「選手の試合数」
スペインで最高の外傷学者の1人であるペドロ・ルイス・リポル氏が、重傷を負ったスペイン代表MFガビについて言及した。スペイン『カデナ・セール』が伝えた。 19日に行われたユーロ2024予選のジョージア代表戦に先発出場したガビは、20分過ぎに着地の際にヒザを捻りピッチに倒れ込むことに。すぐに大きなケガにも見える反応を見せ、そのまま交代していた。 重傷だとすぐにわかると、20日にバルセロナは右ヒザ前十字じん帯断裂、外側半月板損傷と診断されたことを発表。手術を受けることが決定していた。 今季絶望とも言われ、19歳のガビにとっては非常に大きなケガとなった中、チームメイトやライバルからもエールが送られていた。 そんな中、リポル氏は「カルーセル・カナーラ」の中でガビの負傷について言及している。 「ケガはもっと大きなものであるとも予想していた。彼のヒザが突然曲がった最初の動作を見た時、私は99%の希望を失った」 「全てが十字じん帯であることを示していた。私にとっては最初の動きで心が折れてしまった」 「関連するケガにもよる。半月板が関係していれば、予後は長くなる。半月板だけなら、7、8カ月だろう。半月板が断裂した場合は、19歳にとっては劇的な状況になってしまう」 結果として半月板に損傷はあったが、断裂までとはいかなかったが、それでも大きなケガとなった。 また、リポル氏はあまりにも多い試合数が原因だとコメント。試合数を減らす努力をすべきだと指摘している。 「全てのケガは、選手の試合数と関係している。走れば走るほど、プレーすればプレーするほど悪くなる。どのチームも勝ちたい。これは変わらない」 「やるべきことはルールとスケジュールを適応させることだ。現状に合わせて何かをしなければならない。サッカー選手がプレーする時間を分散させなければならない」 ガビは今シーズンの3カ月で21試合に出場。およそ4日に1回のペースで試合を行っており、移動も伴い、高いレベルでの試合をこなしている。 リポル氏はこうしたことが起きたことで、今一度考えるべきだとコメント。代表チームでポジションを確保するために無理をする可能性も指摘した。 「この数字はあまり合理的とは思えない。サッカー選手は多くの試合に出場することができるが、このような休みでは立ち止まって考え、解決策を探さなければならない」 「代表チームに参加すれば、“チップ”が変わってしまう。誰もがゼロからのスタートとなり、チームのようにメンバーが固定されていないからだ」 <span class="paragraph-title">【動画】悲劇…ガビが自滅で右ヒザの重傷に…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5zJRlKDxWQY";var video_start = 267;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.11.21 20:40 Tue2
デパイが自身のゴールパフォーマンスについて解説! 「何も感じず、何も見ず、集中している」
バルセロナのオランダ代表FWメンフィス・デパイが、自身のゴールパフォーマンスを解説した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。 デパイは昨季限りでリヨンとの契約が満了となり、今夏バルセロナにフリーで加入。ユーロ2020後に休暇を挟み、先月の19日に現地入りしていた。 その5日後に行われた24日のジローナとのプレシーズンマッチでは、途中出場から新天地デビュー。PKを決めて早くも初ゴールを記録すると、続く31日のシュツットガルトとの試合でもスーパーゴールを決め、開幕に向けて順調にコンディションを整えている。 そんなデパイといえば、ゴールを決めた後に目をつぶって人差し指で両耳を塞ぐポーズで有名。スペイン『TV3』のインタビューに答えた際に、その所作について説明した。 「世界に対して盲目で、耳が聞こえない状態になろうとしているんだ」 「基本的には集中した『トンネル・ビジョン』さ。何も感じず、何も見ず、集中している」 「人生においては、時にトンネル・ビジョンを持ち、本当に集中することが重要だと思う」 「そうすれば、雑念に邪魔されることなく最高の自分になれるんだよ」 トンネル・ビジョンとは、自身の望むこと以外は一切考慮しない姿勢のこと。良い意味でも悪い意味でも使われる言葉だが、デパイはこの状態に入ることでプレーに没入しているようだ。 2021.08.03 16:34 Tue3
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu4