終盤の長谷川弾&岩渕PK弾でデンマークを撃破! グループ2位で順位決定戦へ《アルガルベカップ2018》

▽なでしこジャパン(日本女子代表)は5日、アルガルベカップ2018のグループC最終節でデンマーク女子代表と対戦し、2-0で勝利した。

▽初戦のオランダ戦で6失点大敗し、3日前に行われたアイスランド戦を2-1と勝利したなでしこは、アイスランド戦のスタメンからFW岩渕真奈とDF熊谷紗希以外の9選手を変更。引き続き[4-4-2]の布陣を採用したなでしこはGKに池田咲紀子、最終ラインは右から有吉佐織、熊谷紗希、三宅史織、鮫島彩。フラットに並べたMFは右から中島依美、阪口夢穂、市瀬菜々、長谷川唯と並べ、2トップには田中美南と岩渕真奈が起用された。

▽ここまで1分け1敗のユーロ2017準優勝国デンマークに対し、開始5分にロングボールに抜け出したボックス右の田中がGKを強襲するシュートを浴びせたなでしこが良い入りを見せる。
▽続く15分に中島が左足ミドルでオンターゲットを記録したなでしこは、体格に優れるデンマーク相手に球際で競り負けず、優勢に試合を進めていく。そして20分にはボックス右でパスを受けた岩渕がカットインしながら左足で放ったシュートが右ポストを直撃した。

▽その後、長谷川のミドルシュートでゴールに迫ったなでしこだったが、ハーフタイムにかけて互角の攻防を強いられると、39分にピンチ。ボックス右のスペースをニールセンに突かれ、左ポスト直撃のシュートを浴びた。▽ゴールレスで迎えた後半、田中と有吉に代えて横山久美と清水梨紗を投入したなでしこは、[4-3-3]に変更。横山を最前線に、岩渕を右ウイングに、中島を左に移し、トップ下に長谷川を据えた。

▽そのなでしこは52分に決定機。岩渕が横山とのパス交換でボックス右に侵入。シュートを放ったが、GKの好守に阻まれた。続く53分にもビッグチャンス。岩渕のポストプレーからボックス右に走り込んだ清水がシュート。しかし、枠を外してしまい、チャンスをモノにできなかった。

▽交代選手により攻勢を強めるなでしこは、60分に市瀬に代えて宇津木瑠美をボランチに投入。そして終盤の82分にゴールをこじ開ける。ボックス右に抜け出した横山のシュートはGKにセーブされるも、ルーズボールを長谷川がボレーで蹴り込んだ。

▽さらに追加タイム2分、ボックス右に侵入した岩渕が相手DFに倒されてPKを獲得。これを岩渕自ら決めてリードを広げたなでしこが2-0で勝利。2勝目を挙げたなでしこはグループCを2位で終え、7日に順位決定戦に臨む。