ディバラが終了間際に値千金弾! 枠内シュート1本のユーベがラツィオとの上位対決を制して10連勝《セリエA》

2018.03.04 04:05 Sun
Getty Images
▽セリエA第27節ラツィオvsユベントスが3日に行われ、0-1でユベントスが勝利した。

▽前節サッスオーロ戦をミリンコビッチ=サビッチのドッピエッタと復調しているインモービレのPK弾で快勝した3位ラツィオ(勝ち点52)は、3日前に行われたコッパ・イタリア準決勝2ndレグのミラン戦をPK戦の末に惜敗した。心身両面で堪える結果となった中、ミラン戦のスタメンから2選手を変更。カセレスと出場停止のマルシッチに代えてJ・ルカクとルイス・フェリペを起用した。

▽一方、アタランタ戦が延期となった2位ユベントス(勝ち点65)は、コッパ・イタリア準決勝2ndレグのアタランタ戦を主力を投入してPK弾によりウノゼロで勝利。決勝進出を決めた。そのユベントスは4日後にチャンピオンズリーグ(CL)・トッテナムとのビッグマッチを控える中、アタランタ戦のスタメンから5選手を変更。ドグラス・コスタやアレックス・サンドロ、キエッリーニといった主力がベンチスタートとなり、ディバラやケディラ、バルザーリらがスタメンとなった。
▽ラツィオに合わせる形で久々に3バックを採用したユベントスは、一進一退の攻防で立ち上がった中、9分にFKからマンジュキッチがヘディングシュートでゴールに迫った。互角の攻防が続く中、ラツィオは19分にL・アルベルトがミドルシュートで牽制。

▽そして直後の20分に決定機。右CKの流れからL・アルベルトのクロスをミリンコビッチ=サビッチがヘディングシュート。枠の左を捉えた決定的なシュートだったが、GKブッフォンのファインセーブに阻まれた。
▽さらに23分、インモービレのミドルシュートでGKブッフォンを強襲したラツィオは、ユベントスにポゼッションを譲って慎重に試合を進める。膠着状態に陥った中、ユベントスは38分にCKからケディラがボレーシュートを浴びせるも枠を捉えられない。互いにギアを上げきらず、ほぼ互角の攻防で推移した前半はゴールレスで終了した。

▽迎えた後半も慎重な展開で立ち上がっていく。シュート数が互いに伸びない中、ユベントスは57分にリヒトシュタイナーに代えてドグラス・コスタを投入。すると66分、ディバラがドリブルシュートを浴びせた。

▽後半半ばを過ぎてラツィオはL・アルベルトに代えてフェリペ・アンデルソンを、ユベントスはマンジュキッチに代えてアレックス・サンドロを投入して勝負に出るも、コッパ・イタリアを戦った影響の色濃い両チームのギアが上がることなく、このままゴールレスでタイムアップするかに思われた。

▽しかしラストプレー間際にユベントスが勝負強さを見せ付ける。ルガーニの縦パスを受けたバイタルエリア中央のディバラがドリブルで突進。DFを引き連れながらボックス内に侵入して倒れ込みながらシュートを蹴り込んだ。ユベントスにとってこの試合初の枠内シュートが決勝ゴールとなり、10連勝としてナポリを追走している。

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