日本、2大会ぶり4度目のアジア制覇に王手! 決勝の相手はイランvsウズベキスタンの勝者《AFCフットサル選手権》

2018.02.09 18:30 Fri
©超ワールドサッカー
▽フットサル日本代表は9日、AFCフットサル選手権 チャイニーズ・タイペイ2018準決勝でイラク代表と対戦し、3-0で勝利した。

▽8日行われたバーレーン代表との準々決勝を2-0で勝利して前回大会の成績を上回った日本は、2-2のPK戦の末にレバノン代表を下したイラクと対戦した。勝てば2大会ぶり4度目の優勝に王手が懸かる一戦に、GKピレス・イゴール、FP逸見、FP滝田、FP森岡、FP西谷をスタメンに起用した。

▽試合は開始早々、日本がFP西谷、FP森岡が立て続けにシュートを放ち、立ち上がりから積極的な姿勢を見せる。すると1分、FP滝田からの左CKをボックス手前のFP森岡がダイレクトで右足を振り抜き、強烈なボレーシュートをゴール右下に突き刺して早い時間帯に先制点を奪う。
▽幸先良いスタートを切った日本。その後は攻勢を強めるイラクの前に我慢の時間帯が続いたが、GKピレス・イゴールを中心とした集中したディフェンスで決定機を作らせない。

▽落ち着いて対応しつづける日本が再び流れを引きよると6分、ボックス左手前でパスを受けたFP渡邉が一人かわして右足を振り抜く。さらにFP渡邉へのピヴォ当てからFP吉川がボックス左に走り込んでシュートを放つも、決め切ることができない。それでも直後、FP吉川の左CKをボックス左外で受けた皆本がダイレクトで中央へ。これが相手DFの股下を通過すると、ファーサイドにポジションをとっていたFP西谷が押し込んだ。
▽順調な試合運びを見せ、イラクのカウンターを防ぎ続ける日本。しかし11分、ここまで3得点のFPハリドにボックス手前でボールを持たせてしまうと、GKピレス・イゴールがタイミングを外されてシュートを許すが、ゴール右外へと逸れて難を逃れる。

▽前半半ばが経過すると12分にイラクが第5ファウルに到達。これを契機に畳みかけたい日本は、FP逸見のパスに反応して右サイドに流れたFP渡邉が逆サイドへダイレクトパスを送る。これをFP星がそのまま右足で合わせるもGKの正面に飛んでしまう。それでも日本は試合終了間際、GKピレス・イゴールのスローからカウンターを発動。右サイドを駆け上がったFP逸見がスライディングを巧みにかわしてラストパスを供給し、FP室田がファー詰めを決めて3-0で試合を折り返した。

▽3点リードで迎えた後半、日本は冷静に攻撃を組み立てる。23分にはFP逸見がFP西谷とのパス交換からシュート。しかし、これはGKの正面に飛んでしまう。

▽3-0のまま試合が推移すると、イラクは30分にパワープレーを敢行。これに対して日本はFP吉川、GKピレス・イゴールがパワープレー返しを狙うが、追加点には至らない。イラクの攻撃を耐え続ける日本は終盤に入ると、ボールを保持することにシフトする。イラクの10分間に渡るパワープレーを守り抜いて、3-0で試合を終わらせた。

▽2大会ぶりに決勝進出を決めた日本は11日、このあと日本時間20時にキックオフを迎えるイラン代表vsウズベキスタン代表の勝者とアジアの頂点を懸けて対戦する。

イラク 0-3 日本
【日本】
森岡薫(前1)
西谷良介(前6)
室田祐希(前20)

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