日本、全勝で決勝T首位突破! 森岡3戦連発&星2発など4発でウズベキスタン撃破《AFCフットサル選手権》

2018.02.05 19:19 Mon
©超ワールドサッカー
▽フットサル日本代表は5日、AFCフットサル選手権 チャイニーズ・タイペイ2018グループB第3戦でフットサルウズベキスタン代表と対戦し、4-2で勝利した。この結果、日本はグループステージ首位突破を決めている。

▽前回大会を準々決勝敗退で終え、2大会ぶり4度目の優勝を目指す日本。タジキスタン代表と韓国代表を連破し、2位以内を確定させてすでに決勝トーナメント進出を決めている2位の日本は、同勝ち点で並ぶも得失点差で首位に立つウズベキスタンと対戦した。首位通過を目指す一戦には、GKイゴール、FP逸見、FP滝田、FP森岡、FP西谷をスタメンに起用した。

▽試合は序盤から日本が敵陣へと積極的に攻め込む良い立ち上がりを見せる。しかし、3分にFPアブドゥマフリャノフにダブルタッチから左サイドの突破を許し、ボックス左手前から右足でゴール右隅へと突き刺されてウズベキスタンに先制点を奪われてしまう。
▽いきなり追う立場となった日本はすぐさま攻勢に転じる。5分には敵陣中央右でパスを受けたFP齋藤がカットインから左足を振り抜く。強烈なシュートだったが、右ポストに嫌われてしまう。

▽互いに激しい攻撃を見せる中、日本は9分に右サイドでキックインを受けたFP逸見が敵陣中央右からミドルシュート。しかし、これはGKの正面に。さらに10分、縦パスをボックス左手前で受けたFP森岡が反転から左足を振り抜く。FP西谷がファーサイドに飛び込むもわずかにゴール右へと外れてしまう。
▽直後にはゴール前のFP清水が左ポスト直撃の惜しいシュートを見せるなど決定機を作る日本。しかし、良い時間帯の中で決めきれず、その後はやや停滞してしまう。16分には第2PKスポットやや左でFKを獲得し、キッカーFP森岡のパスをボックス左のFP逸見がシュートを放つが、GKに右足でブロックされる。

▽前半終盤に入ると、ウズベキスタンの猛攻に遭う。18分、FPアブドゥラフモノフにハーフウェイライン付近左で奪われてカウンターから最後はボックス手前中央のFPアディロフに詰められたが、GKピレス・イゴールが身体を張ったセーブで追加点を許さず。0-1のビハインドで試合を折り返す。

▽後半開始早々、日本にチャンスが訪れる。ボックス付近中央でFKを獲得すると、齋藤の落としを森岡が右足でシュート。丁寧にコースを狙ったボールは、ゴール左上へと吸い込まれて試合を振り出しに戻した。

▽ついに追いついた日本は24分に再びセットプレーから得点機を迎える。敵陣中央右でFKを獲得すると、キッカーのFP清水が右足を思い切りよく振り抜く。これをボックス中央に待ち構えていたFP星がコースを変え、GKの意表を突いてゴールネットを揺らした。

▽逆転に成功した日本だったが、ここからウズベキスタンに押し込まれる。25分、最終ラインでパスが乱れると右サイドからFPチョリエフにロングシュートを放たれる。ボールはGKピレス・イゴールの頭上を越えたが、左ポストに救われる。しかし、ウズベキスタンの猛攻に耐えられず、26分にカウンターからFPアブドゥマフリャノフのシュートのこぼれ球をFPユヌソフに押し込まれた。

▽2-2に追いつかれた日本は、ウズベキスタンの迫力ある攻撃になんとか対応しながら応戦。33分には細かいパスワークからボックス右手前でフリーになったFP滝田が右足でゴール右上を狙ったが、GKの牙城を崩すことができない。

▽それでも迎えた35分、ボックス手前で縦パスを受けたFP森岡が粘ってシュート。相手にブロックされた浮き球をFP星が頭で押し込んで3-2と勝ち越しに成功する。

▽このままいけば首位通過の日本に追い風が吹く。直後ウズベキスタンが第5ファウルに到達。さらにそのFKからFP星が右ポスト直撃のシュートでゴールを脅かす。

▽すると終盤、ウズベキスタンはパワープレーを敢行する。しかし、日本はこれを逆手に取ってFP西谷がパワープレー返しを決めて試合終了。4-2で勝利した日本が首位通過を決めた。

▽首位での突破が決定した日本は、8日に行われる準々決勝でグループAの2位チームと対戦。対戦相手は5日の日本時間20時にキックオフを迎える第3節の結果によって決定する。

ウズベキスタン 2-4 日本
【ウズベキスタン】
アブドゥマフリャノフ(前3)
ユヌソフ(後6)
【日本】
森岡薫(後1)
星翔太(後4)
星翔太(後15)
西谷良介(後19)

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