コウチーニョのハット含む大量7発のリバプールが首位通過!《CL》
2017.12.07 06:46 Thu
▽リバプールは6日、アンフィールドで行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループE最終節でスパルタク・モスクワと対戦し、7-0で圧勝した。この結果、リバプールのグループE首位通過が決定した。
▽前節終了時点でマリボル(勝ち点2)の最下位こそ決定したものの、突破チームが1つも決まらないという、大混戦となっているグループE。運命の最終節では首位のリバプール(勝ち点9)、2位のセビージャ(勝ち点8)、3位のスパルタク・モスクワ(勝ち点6)が2つの決勝トーナメント進出の枠を争う。
▽前節のセビージャ戦では敵地で3点リードを奪いながらも課題の拙守で最終的に3-3のドローに持ち込まれ、前節での突破を逃したリバプール。引き分け以上で突破が決定するスパルタク・モスクワとの最終節に向けては、直近のブライトン戦から先発5人を変更。最終ラインにクラバン、ジョー・ゴメス、アルベルト・モレーノが戻ったほか、GKにカップ戦正GKのカリウス、前線にマネが復帰した。
▽一方、マリボル戦の痛恨ドローによって3位で最終節を迎えることになったスパルタク・モスクワだが、今節勝利すれば文句なしで決勝トーナメント進出が決定する。加えて、セビージャが引き分けに終わった場合、3チームが勝ち点9で並ぶことになるが当該クラブ間で最も勝ち点を得ているスパルタク・モスクワは、その場合首位通過となる可能性も残す。必勝を期して臨んだ今回の一戦では、プロメスやタスキ、フェルナンド、ルイス・アドリアーノと主力が揃った。
▽試合は開始早々に動く。開始2分、左サイドでコウチーニョが上げたクロスにゴール前のサラーが反応すると、相手DFジキヤとの交錯の末リバプールにPKが与えられる。これをキッカーのコウチーニョが冷静に右隅へ決め、電光石火の先制点を奪った。
▽すると、直後の15分にはリバプール得意の形から追加点が生まれる。カウンターの場面でマネ、サラー、フィルミノと少ないタッチでパスが繋がると、ボックス右でワンテンポ溜めたフィルミノがニアに走り込んでDFを引っ張るサラーの後方のスペースへ折り返すと、これをフリーのコウチーニョが難なくゴール右隅へ流し込む。
▽さらに、畳みかけるホームチームは19分、相手陣内でマネがトラップミスしたDFからボールを奪い、ショートカウンターを発動。右サイドからのクロスは相手DFタスキにハンド気味にブロックされるが、ゴール前のフィルミノがプレーを止めずにこぼれ球を右足アウトにかけたシュートでゴール右隅に突き刺した。
▽この3点目で勝利を大きく近づけたリバプールだが、3点リードを追いつかれたセビージャ戦の反省を生かして少し重心を後方に下げながらも前線のスピードを活かしたカウンターから幾度も4点目に迫る。だが、サラーやマネのシュートが枠を捉えきれない。それでも、相手の反撃をゼロで凌ぎ切って前半を終えた。
▽後半に入っても攻撃の手を緩めないリバプールは47分、前半終了間際に負傷したA・モレーノに代わって途中投入されたミルナーが左サイド深くで絶妙なクロスを入れる。これをファーサイドでドフリーのマネがアクロバティックなジャンピングボレーで合わせる。続く50分にはボックス手前で左サイドのミルナーからのマイナスの折り返しを受けたコウチーニョのシュートが相手DFにディフレクトし、ゴール左隅に吸い込まれる。
▽コウチーニョのハットトリックの活躍などで点差を5点に広げたリバプールは、週末のマージーサイドダービーを睨んで60分にロブレンを下げてアーノルド、72分にはフィルミノを下げてスタリッジを投入する。
▽試合終盤にかけても全く攻撃の手を緩めないリバプールは76分、ショートカウンターからサラーのスルーパスに抜け出したボックス右のスタリッジの折り返しを、マネが見事なバックヒールで合わせ、6点目を奪取。さらに85分にはサラーにもゴールが生まれ、ホームでスパルタク・モスクワを大量7発で粉砕。圧巻の攻撃力で格の違いを見せつけたリバプールが、グループEを無敗で首位通過した。
▽一方、敵地で完敗のスパルタク・モスクワは3位敗退となり、ELラウンド32に進むことになった。
◆グループE最終順位
(勝ち点、得失点差)
1.リバプール 12 +17
2.セビージャ 9 0
3.スパルタク・モスクワ 6 -4
4.マリボル 3 -12
▽前節終了時点でマリボル(勝ち点2)の最下位こそ決定したものの、突破チームが1つも決まらないという、大混戦となっているグループE。運命の最終節では首位のリバプール(勝ち点9)、2位のセビージャ(勝ち点8)、3位のスパルタク・モスクワ(勝ち点6)が2つの決勝トーナメント進出の枠を争う。
▽前節のセビージャ戦では敵地で3点リードを奪いながらも課題の拙守で最終的に3-3のドローに持ち込まれ、前節での突破を逃したリバプール。引き分け以上で突破が決定するスパルタク・モスクワとの最終節に向けては、直近のブライトン戦から先発5人を変更。最終ラインにクラバン、ジョー・ゴメス、アルベルト・モレーノが戻ったほか、GKにカップ戦正GKのカリウス、前線にマネが復帰した。
▽試合は開始早々に動く。開始2分、左サイドでコウチーニョが上げたクロスにゴール前のサラーが反応すると、相手DFジキヤとの交錯の末リバプールにPKが与えられる。これをキッカーのコウチーニョが冷静に右隅へ決め、電光石火の先制点を奪った。
▽不用意なファウルで先制を許したスパルタク・モスクワはすぐさま反撃を開始。13分にはボックス手前のルイス・アドリアーノがシュートを放つが、これはGKカリウスのセーブに遭う。
▽すると、直後の15分にはリバプール得意の形から追加点が生まれる。カウンターの場面でマネ、サラー、フィルミノと少ないタッチでパスが繋がると、ボックス右でワンテンポ溜めたフィルミノがニアに走り込んでDFを引っ張るサラーの後方のスペースへ折り返すと、これをフリーのコウチーニョが難なくゴール右隅へ流し込む。
▽さらに、畳みかけるホームチームは19分、相手陣内でマネがトラップミスしたDFからボールを奪い、ショートカウンターを発動。右サイドからのクロスは相手DFタスキにハンド気味にブロックされるが、ゴール前のフィルミノがプレーを止めずにこぼれ球を右足アウトにかけたシュートでゴール右隅に突き刺した。
▽この3点目で勝利を大きく近づけたリバプールだが、3点リードを追いつかれたセビージャ戦の反省を生かして少し重心を後方に下げながらも前線のスピードを活かしたカウンターから幾度も4点目に迫る。だが、サラーやマネのシュートが枠を捉えきれない。それでも、相手の反撃をゼロで凌ぎ切って前半を終えた。
▽後半に入っても攻撃の手を緩めないリバプールは47分、前半終了間際に負傷したA・モレーノに代わって途中投入されたミルナーが左サイド深くで絶妙なクロスを入れる。これをファーサイドでドフリーのマネがアクロバティックなジャンピングボレーで合わせる。続く50分にはボックス手前で左サイドのミルナーからのマイナスの折り返しを受けたコウチーニョのシュートが相手DFにディフレクトし、ゴール左隅に吸い込まれる。
▽コウチーニョのハットトリックの活躍などで点差を5点に広げたリバプールは、週末のマージーサイドダービーを睨んで60分にロブレンを下げてアーノルド、72分にはフィルミノを下げてスタリッジを投入する。
▽試合終盤にかけても全く攻撃の手を緩めないリバプールは76分、ショートカウンターからサラーのスルーパスに抜け出したボックス右のスタリッジの折り返しを、マネが見事なバックヒールで合わせ、6点目を奪取。さらに85分にはサラーにもゴールが生まれ、ホームでスパルタク・モスクワを大量7発で粉砕。圧巻の攻撃力で格の違いを見せつけたリバプールが、グループEを無敗で首位通過した。
▽一方、敵地で完敗のスパルタク・モスクワは3位敗退となり、ELラウンド32に進むことになった。
◆グループE最終順位
(勝ち点、得失点差)
1.リバプール 12 +17
2.セビージャ 9 0
3.スパルタク・モスクワ 6 -4
4.マリボル 3 -12
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