スコラーリが広州恒大監督を退任 「ストーリーは終わった」

2017.11.06 16:45 Mon
Getty Images
▽広州恒大のルイス・フェリペ・スコラーリ監督(68)が退任した。『ESPN』が報じた。
PR
▽スコラーリ監督は、2015年6月から広州恒大を指揮すると、就任1年目から中国スーパーリーグとAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の2冠を達成。今シーズンもリーグ優勝を成し遂げ、見事7連覇に導いた。▽事前の報道どおり、今シーズン限りで広州恒大監督の座を退くこととなったスコラーリ監督は、次のようにコメントしている。
「私の広州恒大でのストーリーは終わった。が、中国でのストーリーは続きがあるかもしれないね」

「しっかりと考えたい。どこに行くのか誰にもわからない。ただ、広州恒大に明るい未来が待っていることを願う。いつか世界のどこかで再会できると確信している」
「中国に戻ってくるかどうかわからない。私のサッカー人生は私を世界中に連れて行ってくれたが、中国は今まで働いてきた中でもベスト3に入る良い場所だった」

▽なお、後任には今シーズン限りで天津権健の監督を辞任したファビオ・カンナバーロ氏(44)と、同シーズン途中までバイエルン監督を務めたカルロ・アンチェロッティ氏(58)が有力候補として浮上している。

PR

広州FCの関連記事

中国では、2004年からのおよそ20年間で「127」ものプロサッカークラブが消滅した。中国『新浪』が伝える。 中国サッカー界では6日、“広州恒大”時代にアジア最強クラブと言われた広州FC(甲級)、給与未払いが常態化していた滄州雄獅(超級)など、プロクラブ3つのライセンス不認可を発表。当地でこれは、問答無用のクラブ 2025.01.16 20:25 Thu
かつてはアジアも席巻し、中国最大のビッグクラブとしても名を馳せ、“広州恒大”として活動していた広州FCが解散を発表した。中国『捜狐(sohu.com)』が伝えた。 中国スーパーリーグで歴代最多の8度の優勝を誇り、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも2度優勝。中国バブル期には“爆買い”する他の多くのクラブを制し 2025.01.07 11:40 Tue
元パラグアイ代表FWルーカス・バリオス(40)が正真正銘の現役引退を決断した。 先月に40歳の大台に到達したバリオスは30日、自身のインスタグラムを通じて「今日、プロフットボーラーとしてお別れになるけど、またピッチで会おう!!」、「長年応援していただきありがとうございました! 皆さん大好きです!」と現役引退を表明 2024.12.31 22:55 Tue
かつて「広州恒大」としてアジアを席巻した広州FC。11月3日、中国スーパーリーグ(超級)復帰へ、運命の2部(甲級)最終節を迎える。 かつてその名を轟かせた広州恒大。中国不動産バブルで恒大集団から潤沢な資金を与えられ、南米やアジアのトップ選手を買い漁った結果、2013年、15年にACL王者へと上り詰めた。 し 2024.10.26 22:50 Sat
かつてアジアで猛威を振るった広州FCが、中国スーパーリーグ(中国超級/1部)復帰へ好位置に付けている。中国『新浪』が伝える。 かつて広州恒大として、2013年と2015年にACLを制覇。国内でも中国スーパーリーグを2011〜17年にかけて7連覇などと、アジアで猛威を振るった広州。あの頃間違いなく、中国サッカーは歴 2024.09.26 14:05 Thu

広州FCの人気記事ランキング

1

元ブラジル代表FWタリスカ、中国からサウジへ! アル・ナスルと3年契約

アル・ナスルは17日、広州FCから元ブラジル代表FWアンデルソン・タリスカ(27)の獲得を発表した。 タリスカは長身190cmの大柄ながら卓越したテクニックを誇るレフティー。ブラジル代表にも上り詰めた実績者で、ベンフィカやベシクタシュでのプレーを経て、2018年6月から中国スーパーリーグの広州恒大(現・広州FC)に活躍の場を移した。 欧州ビッグクラブへのステップアップも取り沙汰されながら、広州FC行きを選択したタリスカはその中国で公式戦通算65試合の出場で39得点13アシストをマーク。2019年の中国スーパーリーグ優勝にも貢献した。 かつてブラジル代表監督も務めたマノ・メネゼス監督のアル・ナスルはツイッターで「ブラジルのスターであるアンデルソン・タリスカと正式に契約した。契約期間は3年。我々のスターたちとともに彼の幸運を祈る」と加入を歓迎している。 なお、ブラジル『Globo』によると、タリスカは新型コロナウイルスの感染拡大による渡航制限で4月の中国スーパーリーグ開幕に間に合わず、今季の出場なし。2022年末まで契約があったが、サウジアラビアに活躍の場を移すことになったという。 2021.05.18 19:20 Tue
2

かつての“広州恒大”がアカデミー育ちで選手を賄う平均年齢「20.9歳」集団に…中国2部降格も猛烈な勢いで1部復帰へ前進中

かつてアジアで猛威を振るった広州FCが、中国スーパーリーグ(中国超級/1部)復帰へ好位置に付けている。中国『新浪』が伝える。 かつて広州恒大として、2013年と2015年にACLを制覇。国内でも中国スーパーリーグを2011〜17年にかけて7連覇などと、アジアで猛威を振るった広州。あの頃間違いなく、中国サッカーは歴史の転換点を迎えており、それをけん引する存在こそ、この広州だった。 しかし、コロナ禍、恒大集団の実質的な崩壊、サッカー界への投資終息。 広州はブラジルを中心にかき集めたスター選手が、2021年秋から2022年春にかけて次々と去り、ファビオ・カンナバーロ監督との契約も打ち切りに。2022シーズンの17位で2部降格となり、同時に中国サッカー全体が再び傾き始め、先日の“0-7大惨敗”まで至った。 名称から「恒大」が消えた広州は現在、中国甲級(2部)で所属28選手の平均年齢「20.9歳」というスーパーヤング集団。著名な外国籍選手(※)はおらず、28人のほぼ全てをU-18やリザーブチーム、恒大足球学校から引き上げたという、中国では異色のプロクラブとなった。 (※)コロンビア人選手2名、リトアニア人選手1名が所属 そんなチームでも、今季の甲級で第24節を終えて「3位」。「2位」が1部復帰ラインというなか、直近7試合で5勝2分け0敗と一気に調子を上げ、とうとう2位と同勝ち点というところまで急浮上した。広州はいま、3季ぶりとなる1部復帰に向け、好位置に付けている状況だ。 注目すべきは、やはりその選手構成か。 前述の通り、広州はかつてと真逆で、有力な選手を買い漁ることなど到底できず、平均年齢「20.9歳」の集団となり、そして大半が下部組織出身。もちろん世代別中国代表に名を連ねる選手もおり、そんなチームがいま、トップディビジョンへの復帰に近づいている。 1部リーグの主要クラブ、また中国代表の関係者たちは現広州に注目してもよさそうだが、彼らはいま、広州を見て何を思うのだろうか。 2024.09.26 14:05 Thu
3

元コロンビア代表FWジャクソン・マルティネスがわずか4ゴールで広州恒大を退団…フリーで新天地へ

▽広州恒大が元コロンビア代表FWジャクソン・マルティネス(31)との契約を解除したようだ。フランス『レキップ』が報じている。 ▽ポルト在籍時に、ポルトガルリーグ3年連続得点王に輝いたJ・マルティネスは、2015年の夏に移籍金3500万ユーロ(当時レート:約39億円)でアトレティコ・マドリーに加入。しかし、アトレティコでは成功を収められず、わずか半年で4200万ユーロ(当時レート:約55億円)の移籍金で中国スーパーリーグの広州恒大へ完全移籍した。 ▽広州恒大でその得点力を取り戻すかと思われたが、2016年10月にヒザを負傷した影響もあり、在籍2年間で公式戦16試合に出場し4ゴール1アシストとかつての輝きを取り戻すことはできなかった。なお、広州恒大はJ・マルティネスと2019年末まで契約を残していたが、今回の契約解除に至ったようだ。 2018.03.02 02:05 Fri
4

広州恒大、今夏レンタルで獲得のブラジル代表MFタリスカの買取オプションを行使!総額2500万ユーロで獲得!!

▽広州恒大がベンフィカからレンタル中のブラジル代表MFアンデルソン・タリスカ(24)の買い取りオプションを行使したようだ。ベンフィカがリスボン証券取引委員会(CMVM)への声明で発表している。 ▽2016年夏にベンフィカからベシクタシュに2年間のレンタルで移籍した攻撃的MFのタリスカは、ロシア・ワールドカップのブラジル代表こそ落選したものの、今シーズンもベシクタシュで主力を張り、公式戦47試合20得点8アシストを記録した。 ▽今夏にレンタル移籍で加入した広州恒大では、ここまでリーグ戦14試合で14ゴール5アシストを記録していた。なお、広州恒大はこれまでのレンタル料580万ユーロ(約7億4000万円)に加え、移籍金1920万ユーロ(約24億5000万円)をベンフィカに支払うこととなる。 2018.10.27 07:50 Sat
5

アジアNo.1にもなった広州FC、中国の大手不動産会社「恒大集団」の破綻で崩壊の可能性

中国サッカー界を牽引してきた広州FCだが、クラブ崩壊の危機に陥っている。 広州恒大として知られていたが、今シーズンから中国サッカー協会の規定により企業名をチーム名に入れられないことから名称を広州FCに変更していた。 その親会社は、中国最大手の不動産開発会社である「恒大集団」。2010年にチームを傘下に入れ、広州恒大として活動していた。 かつては“爆買い”として世界中に名を知らしめた中国スーパーリーグ。その中でもトップを走っていたチームは、ヨーロッパで活躍していた選手たちを補強。パラグアイ代表FWルーカス・バリオスやイタリア代表FWアレッサンドロ・ディアマンティ、FWアルベルト・ジラルディーノ、ブラジル代表MFパウリーニョ、コロンビア代表FWジャクソン・マルティネスなどを順次獲得していた。 また、指導者にも世界的な選手を連れてきており、ユベントスやイタリア代表を率いたマルチェロ・リッピ氏や元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏、元ブラジル代表監督であるルイス・フェリペ・スコラーリ氏らを招へい。買収した翌年の2011年から7連覇を含む中国スーパーリーグを8度制覇。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも2013年と2015年に優勝するなど、アジアでもトップクラブに成り上がっていった。 レアル・マドリーやミラン、バイエルンなどとも提携するなど、ビッグクラブへと近づいていっていた広州FCだが、親会社である「恒大集団」が経営破綻に近づいているという。 創業者の許家印氏が、一代で大企業へと成長させた「恒大集団」。2010年以降は不動産以外にも電気自動車やインターネット業界へも進出。現在の年商は7000億元(約12兆円)を超えている。 2020年の売上高も7232億元(約12兆3000億円)、利益は314億元(約5300億円)とされているが、新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延が不動産業界を直撃。不動産価格が下がったことを受け、金融における流動性リスクが起こったため、破綻に追い込まれてしまった。 中国『Sup China』の報道によれば、今年の初めの時点で負債総額は8700億元(約14兆8000億円)にものぼっているとのこと。中国政府へと救済を求めており、広東省はクラブの10〜15%の株式を引き継ぐことを目指しており、国営企業がクラブの残りの部分を買収することになるという。 一時期のようなビッグネームはチームに所属していないが、帰化をして中国代表としてプレーするFWアラン、FWアロイージオ、DFティアス・ブラウニングらは所属。しかし、チームは高給の選手を放出し、資金調達に動くとのこと。また、賃金が未払いとなっていることから、多くの選手が中国から離れようと考えているとのことだ。 中国では、2020シーズンの中国スーパーリーグ王者である江蘇FC(かつての江蘇蘇寧)が破綻し、チームを解散。江蘇FCも“爆買い”で鳴らしたクラブだったが、インテルのオーナーでもある蘇寧電器グループの経営も不振となっていた。 この先どのような形になるのかは現時点では不明。しかし、中国サッカー界のみならず、中国の産業界にも厳しい時代が舞い込んでいるようだ。 2021.09.21 13:02 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly