完勝の金沢が名古屋にシーズンダブルで11戦ぶり勝利! 守備崩壊名古屋は4戦未勝利で6位転落…《J2》

2017.09.17 19:01 Sun
©超ワールドサッカー
▽明治安田生命J2リーグ第33節のツエーゲン金沢vs名古屋グランパスが17日に石川県西部緑地公園陸上競技場で行われ、ホームの金沢が3-1で勝利した。

▽前節、大分トリニータを相手に競り負けた名古屋は3戦未勝利で4位に転落。4戦ぶりの白星を目指す今節は、前十字じん帯断裂で今季絶望となった新井に代わって櫛引を3バックの一角で起用。その一方で、体調不良から快復した青木が先発に復帰するなど、若干のメンバー変更を行った。

▽対する降格圏の21位レノファ山口と勝ち点5差の19位に位置する金沢は、3連敗で10戦未勝利と厳しい状況が続く。前回対戦で競り勝った名古屋との一戦に向けては、出場停止のビョン・ジュンボンに代えて作田を起用した以外、前節の横浜FC戦と同じメンバーを起用した。
▽立ち上がりからアウェイの名古屋が押し込む中、3分にはカウンターで中央を持ち上がった小柳が際どいミドルシュートを放ち、劣勢のホームチームが最初の決定機を作る。すると6分、前線へのフィードに対して反応した宮崎がボックス内でDF和泉に覆いかぶされる形で倒され、PKを獲得。これを宮崎が自ら冷静に左隅へ蹴り込み、ホームの金沢が先制に成功した。

▽格下相手に先制を許した名古屋は、ガブリエル・シャビエルや田口を起点にすぐさま反撃を試みる。杉森、青木、シャビエルとボックス付近で際どいシュートを放っていくが、GK白井の好守に遭う。さらに、34分にはシャビエルのスルーパスに抜け出した杉森がボックス左角度のないところからシュートを狙うが、白井にコースを消されてしまう。
▽一方、70パーセントを超えるボールポゼッションを許すも粘り強い守備で跳ね返す金沢は、宮崎や杉浦のスピードを生かした鋭いカウンターから幾つか決定機を作るが、中美や杉浦のシュートは枠を捉え切れず、前半のうちにリードを広げることができなかった。

▽迎えた後半、両チームのベンチはハーフタイム明けに動く。1点リードの金沢は杉浦に代えて山崎、ビハインドを追う名古屋は杉森を下げて秋山を投入。すると、この選手交代が試合を動かす。58分、直前のプレーで金沢にポスト直撃の決定機を許した名古屋は素早い反撃からボックス中央で青木が粘ってマイナスに落としたボールを秋山が見事な左足の弾丸シュートでゴール右隅を射抜き、Jリーグ初ゴールを奪った。

▽早稲田大学からの特別指定で加入の秋山の値千金弾で試合を振り出しに戻した名古屋は、ここから一気に逆転を目指すが青木がGKとの一対一を外すなど、早々の逆転ゴールとはならない。

▽一方、苦しい展開が続く金沢は71分、宮崎を下げて金子を投入すると、この交代策が試合の流れを変える。72分、右サイドで山崎からのクロスがゴール前に入ると、これを佐藤洸が収めて金子に短くパスを出すと、金子のダイレクトシュートが決まり、金沢が勝ち越し。さらに直後の74分には右サイドをえぐった石田からのクロスを佐藤洸が打点の高いヘディングで合わせ、瞬く間にリードを広げた。

▽悪癖の連続失点で一気に2点のビハインドを背負った名古屋は、佐藤寿に代えて押谷を投入。ここから反撃に出るが、集中した守備から鋭いカウンターを仕掛ける金沢相手にペースを掴み切れない。試合終盤にかけてはシャビエルとシモビッチの個の力でゴールをこじ開けにかかるが、試合はこのままタイムアップ。名古屋に完勝でシーズンダブル達成の金沢が連敗を「3」でストップすると共に、11戦ぶりの白星を手にした。一方、守備崩壊で連敗の名古屋は4戦未勝利で6位に転落した。

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Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円

Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue

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