【選手評】ハリルホジッチ監督、初選出の杉本に「呼べて嬉しい。高い質とテクニックを持っている」

2017.08.24 19:48 Thu
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日本サッカー協会(JFA)は24日、31日にホームの埼玉スタジアム2002で行われるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア代表戦と、9月5日に行われる最終節のサウジアラビア代表戦に向けた日本代表メンバー27名を発表した。

▽ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は選手の選出理由と共に、負傷の状態や、コンディションに関して、心配していたことを繰り返し語った。
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GK
川島永嗣(メス/フランス)
東口順昭(ガンバ大阪)
中村航輔(柏レイソル)

「GKは3人だ。東口(順昭)と中村(航輔)に関しては皆さんも状態を知っている。(川島)永嗣に関しては、チームでポジションを奪うことが出来ていない。しかし、プレシーズンには多くの試合に出場し、クラブにも依頼したがセカンドチームで出場機会を得ている。このように試合に出ながら、準備しているはずだ。2-0で勝利した試合でも良い内容だったと聞いている。PKを止めたという報告も受けている。永嗣のメンタル面での影響や経験は今回の試合では必要。彼の存在は重要だ」
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DF
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
長友佑都(インテル/イタリア)
槙野智章(浦和レッズ)
「DFは8人呼んだ。まずはSBが4人。酒井(宏樹)、長友(佑都)、槙野(智章)などコンディションを取り戻している選手たちだ。(酒井)高徳は前回、試合に出場していないが、彼にもポジションを勝ち取ってもらいたい。コンディションも上がっていると思う」
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DF
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
昌子源(鹿島アントラーズ)
植田直通(鹿島アントラーズ)
三浦弦太(ガンバ大阪)

「そしてCBの4人だ。経験と若さがここにある。若いと少し恐れがあるかもしれないが、植田(直通)や三浦(弦太)などそういった若い選手には忍耐強く接する」
「昌子(源)など経験豊富な選手たちもいる。(吉田)麻也と昌子は長い間安定したプレーを見せている。それは重要な要素だ」

「そして、フィジカル的な戦いが待っている試合に向けて、体格もある選手たちだ。オーストラリアは14得点中、CKから5得点、PKが3つ。得点の6割がセットプレーから生まれている。彼らの長所であるセットプレーをしっかりと阻止しないといけない」
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MF
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
山口蛍(セレッソ大阪)
井手口陽介(ガンバ大阪)
高萩洋次郎(FC東京)

「守備的MFだ。長谷部(誠)が復帰した。私たちにとって重要な選手だ。ケガをしていたが、復帰してから多くの試合をこなし、コンディションも上がっている。もしかしたら多すぎるくらいのプレーをしているから、少し身体を休めながらコンディションを取り戻してもらいたい。あまり試合をし過ぎると、今度は筋肉系の問題が発生する可能性が浮上する。うまく休みを挟みながら調整してもらいたい」

「そして、Jリーグから(山口)蛍、井手口(陽介)、高萩(洋次郎)だ。非常にしっかりとしたプレーを見せている。蛍には攻撃面でより良いプレーをして欲しい。身体的な特徴やテクニックを考えればもっとできるはずだ。そして、井手口も最近は安定している。私たちは視察した際に、最も高い評価を下した。ボールを奪える選手だ。積極的にデュエルにいけるし、ボールを持ったら左右どちらでもパスが出せる。若い選手に自分を出せる場を提供することを私は恐れていない」

「高萩に関しては、フィジカル的にも非常に興味深い。しかし、守備面でいくつか修正点がある。例えばプレスや底への出入りなどだ。それでも、良いグラウンダーのパスが出せるし、視野も広い。海外でもプレーしていた経験を持つ選手だ。次の試合に臨むにあたって、そういった経験が少ない他の選手に比べてもストレスは少ないかもしれない」
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MF
小林祐希(ヘーレンフェーン/オランダ)
柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)

「非常に攻撃的な中盤だ。何人かが復帰した。清武(弘嗣)がケガをして長い間いない。(香川)真司も負傷して心配があった。そんな中、帰ってきた選手の1人が小林祐希だ。彼はクラブでレギュラーを掴んでおり、試合に出続けている。海外のリズムに慣れていることに加えて、性格も強い。彼はプレーした場合でも問題なくプレッシャーに順応できるはずだ。そして中盤で数少ない左利きだ。左利きはあまり多くない」

「そして(柴崎)岳の復帰も喜ばしいことだ。スペインで最初は少し順応に苦しんだが、ここ最近の2試合は非常に興味深いプレーをしているし、さらに良いプレーができる。そういった能力を持っており、組み立てが素晴らしい」

「真司には心配もあったが、コンディションを取り戻している最中だ。まだ出場時間は長くないが、今回は呼んだ。直接、状態を見て、どうするか決めようと思っている」
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FW
浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)
本田圭佑(パチューカ/メキシコ)
久保裕也(ヘント/ベルギー)

「右のFWだ。浅野(拓磨)や久保(裕也)は若い選手だ。彼らは試合に出続けている。決定力は少し足りないが、決定機には多く絡んでいる。代表で決定力をさらに上げてもらいたい」

「そして、本田圭佑。少し真司と同じような状況だ。心配してトレーナーが現地に視察しに行き、直近の試合では途中出場して得点した。しかし、多くの試合をプレーしている訳ではない。真司と同じように直接見てから、状態をチェックして、どういった役割を与えるか決めようと思っている。ただ、彼らは存在自体がチームにとって重要だ。しかし、私たちが紡いでいる物語は1人2人のものではなく、このグループでW杯に向かって進むというものだ」
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FW
乾貴士(エイバル/スペイン)
武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)
原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)


「武藤(嘉紀)と乾(貴士)は試合に出続けている。武藤は中央でプレーするかもしれない。彼はいくつかのポジションがこなせる。オーストラリアのDFに対して彼のスピードは面白い」

「(原口)元気はポジションとコンディションの両方を取り戻すために努力している最中だ。今シーズンは移籍するのかしないのかということも含めて、影響しているかもしれない。彼には、いつも早めの決断を下しながら行動するようにアドバイスした。そういった悩みがあった。しかし、フィジカル的に常に良い状態であることは毎回見ている。クラブとの関係については、クラブと彼の間の問題だ」
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FW
岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)
杉本健勇(セレッソ大阪)
大迫勇也(ケルン/ドイツ)

「中央のFWは3人だ。開幕から2戦連続で得点している岡崎(慎司)の状況は嬉しいことだ。杉本(健勇)については、以前話していた通り2年間ずっとチェックしていた選手だ。非常に質の高い選手で、体格もある珍しいタイプの選手だ。そして、彼自身もさらに進化して、フィジカル的に良くなっている。ポジションも変わって中央でプレーしている。問題が全くない状況だと思う。2年前から追跡している中で非常に良いプレーをしている。少し波はあったかもしれないが、呼べることが嬉しい。サッカーにおいて高い質やテクニックを持っている選手だ。これからも意欲的にトレーニングすれば本当に良い選手になれると思う」

「そして、大迫勇也についても心配していた。10日から12日間くらい別メニューでのトレーニングだったが、ここ1週間では合流しているし、試合にも出られるだろう。クラブのメディカルからも、私たちのメディカルからも、ポジティブな報告を受けている。その前の段階で、彼はプレシーズンの準備をしっかりと行っていたので、トップフォームを早めに取り戻すことができる」

「9人のFWを呼んだが、全員の中からスタメンを決めていきたい。効果的なプレーが求められる。そして誰が点を獲るかということではなく、勝つことが重要だ」

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宮本新会長誕生で『会長の決断』とは/六川亨の日本サッカー見聞録

JFA(日本サッカー協会)は3月23日、新会長に「内定」していた宮本恒靖氏を新たな理事による第5回理事会で、互選を経て第15代の会長に正式に就任したことを発表した。 この会見には22日に亀岡でのU-23日本対U-23マリを取材し、その足で24日のJ2リーグ山口対愛媛、25日に小倉でU-23日本対U-23ウクライナの取材を予定していて移動中だったため参加することができなかった。 ところが仕事仲間が当日、宮本会長の会見を取材した折り、机の上に昨年の会長選の際に作成した“マニュフェスト”があったため、余分に確保して親切にも郵送してくれた。 初めて目にしたマニュフェストの冒頭には「会長選の流れを決定づけた」と言われた岡田武史JFA副会長との対談が6ページにわたってあった。 対談の冒頭、岡田副会長は「代表監督選びについては技術委員会で候補者を選出して、最終的には会長と技術委員長を含めた数名で決めるんだけど、俺は最終的には会長がリーダーシップを発揮して決めなくてはいけないと考えている」と断言した。 その理由として「俺も代表監督時代から言ってはきたけど、技術委員長ではなくてやっぱり会長がやるべきことなんだよね」 「自分のサッカー観を持ったうえで決断するわけだから、(会長は)サッカーをしっかりと知っている人のほうが望ましいし、ツネなら言うまでもない」 元日本代表監督で現職の副会長にここまで言われては、会長選に立候補した鈴木徳昭氏の出番はないだろうと思った。鈴木氏は日本代表でもなければ、日産自動車に所属していた時でもJSLでのプレー経験はない。JFAとJリーグ、さらにW杯招致委員会、AFC、東京五輪招致委員会などで実務を担当してきた“裏方”だったからだ。 そして岡田副会長の「代表監督人事は会長」にも納得してしまった。 岡田監督は加茂周前監督からバトンタッチされ、“ジョホールバルの歓喜”で日本を初のW杯へ導いた。しかしフランスでは3連敗を喫したため、岡田監督の続投を求める声は皆無だった。99年にJ2札幌の監督に就任すると、2000年にはJ2優勝とJ1復帰を果たす。さらに03年からは横浜F・マリノスを率いてJ1リーグ連覇を達成するなど黄金時代を築いた。 そんな同氏が再び代表監督に就任したのが07年12月、イビチャ・オシム監督が脳梗塞で倒れたからだった。小野剛JFA技術委員長からの打診だったが、小野はフランスW杯でコーチに抜擢した旧知の仲だけに断ることはできなかっただろう。 こうして臨んだ南アW杯だったが、大会前にちょっとした“事件”があった。JFA会長に犬飼基昭が就任すると、技術委員長の強化担当に原博実を招聘。小野は「育成」の技術委員長と役職が変更になった。それでも小野は南アW杯前のスイス・オーストリアキャンプから岡田ジャパンを陰ながらサポートした。 南アW杯で岡田は日本人監督として初めてグループリーグを突破した。しかしラウンド16でパラグアイにPK戦の末に敗れた。中村俊輔の負傷が長引き、本田圭佑の0トップという大胆な発想も、岡田監督の評価にはつながらなかった。当時のサッカー界に、「監督は4年で代わるもの」という固定観念も少なくなかった。 岡田監督にしてみれば、早稲田大学の後輩であり、Jリーグでは監督としてこれといった実績のない原技術委員長に出処進退を決められるのは納得のできないことだったのではないだろうか。だから監督人事は「技術委員長ではなくてやっぱり会長がやるべきこと」と断言したと思えてならない。 この「会長が決断する」流れは田嶋幸三・前会長に受け継がれた。 JSLでのプレー経験こそあれ、Jリーグと代表での経験はないもののその実務手腕を見込んで原技術委員長が招いた霜田正浩(現松本監督)は、原がJFA専務理事に転出すると技術委員長に就任。しかし初めての会長選で原を破って会長に就任した田嶋は、原を2階級降格の理事にすることでJFAでの立場を失脚させる。 田嶋会長はロシアW杯を前に技術委員会を再編し、西野朗を技術委員長に招聘し、霜田をNTD(ナショナル・チーム・ダイレクター)に降格。霜田も自ら身を引くことになった。そしてW杯直前にはヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任し、西野を代表監督に据える人事を強行した。 22年カタールW杯で森保ジャパンはグループリーグでドイツとスペインを倒すジャイアントキリングを演じながらもベスト16でPK戦により散った。反町技術委員長は、一説には元チリ代表のビエルサ監督の招聘に乗り気だったという。しかし田嶋会長は大会直後にも森保続投を支持。森保監督と反町技術委員長との関係に配慮して、山本昌邦NTDを招聘したとの噂もある。そして反町技術委員長は3月を持って退任する予定だ。 代表監督人事は、最終的な決断は会長が下すのはどこの国も同じだろう。では技術委員会の役割は何なのか。これはこれで、はっきりさせておく必要がある。会長が「こう言ったから右に倣え」では、“忖度”であり技術委員会の存在意義そのものが問われかねない。 影山雅永技術委員長(男子)や佐々木則夫技術委員長(女子)などを理事職から外し、理事会のスリム化と女性理事の登用に積極的な宮本新会長。男女の代表戦の放映権の高騰により地上波で試合が見られないなど厳しい船出が待ち受けているかも知れないが、まずはパリ五輪男子の出場権獲得に万全の態勢で臨んで欲しい。 2024.03.30 11:00 Sat

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