セリエB昇格パルマがインシーニェ弟のロベルトをレンタルで獲得

2017.07.24 23:57 Mon
Getty Images
パルマは24日、ナポリのイタリア人FWロベルト・インシーニェ(23)を1年間のレンタルで獲得したことを発表した。

▽イタリア代表FWロレンツォ・インシーニェの実弟であるロベルトは兄同様ウイングやセカンドストライカーを本職とするアタッカー。ただ、ナポリでは出場機会に恵まれず、これまでペルージャやレッジーナ、アヴェッリーノへレンタルに出されていた。そして、2016-17シーズン後半戦はセリエBのラティーナにレンタル移籍し、19試合に出場して1ゴール4アシストを記録していた。

▽また、パルマは併せてナポリからセントラルMFを本職とするイタリア人FWヤコポ・ジェツィ(25)を完全移籍で獲得したことも発表している。ジェツィは昨季ペルージャにレンタル移籍し、クラブをセリエA昇格プレーオフに導いていた。

ロベルト・インシーニェの関連記事

フロジノーネが2018-19シーズン以来のセリエA昇格を決めた。 今シーズンのセリエBで首位に立っていたフロジノーネ(勝ち点71)は、1日に行われた第35節でレッジーナに3-1で勝利。この結果、3位のバーリ(勝ち点61)との勝ち点差が「10」となり、3試合を残してセリエA昇格が決定した。 2018-19シー 2023.05.02 22:37 Tue
ナポリは25日、セリエA第5節でベネヴェントと対戦。兄弟対決が実現した。 対戦相手のベネヴェントには、弟のロベルト・インシーニェが在籍。互いに先発でピッチに立つと、30分に弟のロベルトが先制ゴールを記録した。 ◆試合後に談笑するインシーニェ兄弟 1-0で迎えた後半には、60分に兄のロレンツォが同点ゴールを 2020.10.26 14:25 Mon
ナポリは24日、2019-20シーズンのセリエA開幕節でフィオレンティーナと対戦し、4-3で勝利した。同試合後、カルロ・アンチェロッティ監督と殊勲の2ゴールを決めたFWロベルト・インシーニェがド派手な打ち合いを振り返った。イタリア『スカイ・スポルト』が伝えている。 アンチェロッティ体制2季目の昨季2位ナポリは、今 2019.08.25 17:28 Sun
セリエBのベネヴェントは19日、イタリア人MFロベルト・インシーニェ(25)をナポリから完全移籍で獲得したことを発表した。 アズーリのメンバーでもあるナポリのFWロレンツォ・インシーニェを兄に持つロベルトは今シーズンはベネヴェントにレンタル移籍。セリエBで25試合7ゴール11アシストという成績を残し、ベネヴェント 2019.06.22 15:18 Sat
▽セリエBのベネヴェントは21日、ナポリからMFロベルト・インシーニェ(24)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。 ▽インシーニェは、ナポリの下部組織出身で、ペルージャやレッジーナ、アヴェッリーノ、ラティーナ・カルチョへとレンタル移籍を繰り返し、2017-18シーズんはパルマへとレンタル移籍。セリエBで31試 2018.07.23 12:30 Mon

パルマの関連記事

【セリエA】パルマ 2-1 トリノ(日本時間9月30日/エンニオ・タルディーニ・スタジオ) Benissimo!!安定したフィードとセービング#鈴木彩艶 パルマの今季リーグ戦初勝利に貢献セリエA第5節パルマ×トリノ#DAZN 見逃し配信中#セリエA #だったらDAZN pic.twitter.com/96JtMD 2025.09.30 12:45 Tue
パルマは10日、セリエA第36節でエンポリとのアウェイ戦に臨み、1-2で競り負けた。パルマのGK鈴木彩艶はフル出場している。 前節コモに敗れた16位パルマ(勝ち点32)は勝利すれば残留をほぼ決定付けられる中、彩艶が引き続きスタメンとなった。 19位エンポリ(勝ち点25)との残留争い。序盤の主導権争いを経て1 2025.05.11 05:50 Sun
パルマは3日、セリエA第35節でコモをホームに迎え、0-1で敗れた。パルマのGK鈴木彩艶はフル出場している。 前節ラツィオ戦を2点差を追いつかれてのドローに終わった16位パルマ(勝ち点32)は彩艶が引き続き先発となった。 4連勝中の好調11位コモ(勝ち点42)に対し、ポゼッションを譲る入りとしたパルマはハー 2025.05.04 04:23 Sun
鈴木彩艶の所属するパルマは28日、セリエA第34節でラツィオと対戦し2-2の引き分けに終わった。鈴木彩艶はフル出場している。 前節のユベントス戦で7試合ぶりの白星を飾った15位パルマ(勝ち点31)が、リーグ戦4試合無敗の8位ラツィオ(勝ち点59)をホームに迎えた一戦。 今季初の連勝を目指すパルマは開始早々に 2025.04.29 07:00 Tue
パルマの日本代表GK鈴木彩艶がまずまずの評価を受けている。 23日、パルマはセリエA第33節でユベントスと対戦。鈴木は先発フル出場を果たした。 ローマ教皇フランシスの逝去により、2日間延期された試合。鈴木はこの試合でもゴールマウスを守り、ユベントスにゴールを許さず。チームは前半アディショナルタイムのマテオ・ 2025.04.24 15:05 Thu

パルマの人気記事ランキング

1

日本人が目指すべきCB像、“希少なバロンドーラー“ファビオ・カンナバーロ

サッカー界においてなかなか評価がされないのが守備的な選手。勝利に貢献する派手なゴールを決める攻撃的な選手はわかりやすい活躍の指標が存在するが、なかなかディフェンダーは評価が得にくい。 もちろん、これまでのサッカー界で高く評価されたディフェンダーは多々いるが、世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」では3人のみが受賞。元西ドイツ代表DFのフランツ・ベッケンバウアー氏と、元東ドイツ代表DFマティアス・ザマー氏、そして元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏の3人しかいない。 DFとして最後に受賞したのが2006年のカンナバーロ氏だが、ベッケンバウアー氏やザマー氏はリベロのポジションを務めており、中盤でのプレー機会も多かった選手たち。一方で、カンナバーロ氏は、純粋にセンターバックを務めており、DFとして最初の受賞者と言っても良い存在だ。 イタリア代表のキャプテンとしてドイツ・ワールドカップ(W杯)を優勝した功績が認められたカンナバーロ氏。現役時代のキャリアで多くのタイトルを獲得しているが、縁がなかったのがチャンピオンズリーグ(CL)だ。 <span class="paragraph-title">◆記録よりも記憶に残るプレーヤー</span> 現役時代はナポリでキャリアをスタートさせたカンナバーロだが、クラブの財政難により放出。パルマへと移籍する。 このパルマでは、GKジャンルイジ・ブッフォンやDFリリアン・テュラムらと強固な守備陣を形成。“ミラクル・パルマ“とも呼ばれ、カンナバーロも2度のコッパ・イタリア優勝や、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)での優勝を経験した。 中田英寿ともチームメイトとしてプレーした中、セリエAのスクデット獲得には至らずに2002年8月にインテルへと移籍。しかし、インテルでは監督との確執もあり出番が減り、2004年8月にユベントスへと完全移籍する。 すると、パルマ時代の同僚であったブッフォンとテュラムと再びチームメイトに。2004-05シーズンに見事スクデットを獲得する。しかし、このスクデットは2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルといわれた一連の八百長事件の影響で剥奪に。結果、カンナバーロはスクデットも獲得していないこととなった。 チームはセリエBに降格処分となり、カンナバーロはレアル・マドリーへと完全移籍。そこでも本領を発揮すると、難しい中で行われたドイツW杯で優勝。前述のバロンドールも受賞することとなると、FIFA年間最優秀選手賞も受賞した。 マドリーではラ・リーガ連覇を果たすなどしたが、再びユベントスに復帰。その後は、アジアでプレーし引退した。 ビッグクラブに在籍を続けていたカンナバーロだったが、実はタイトル獲得数は多くない。クラブキャリアではわずか7個。そこにW杯が加わり8つと、イメージよりは少ないのではないだろうか。 <span class="paragraph-title">◆縁がないチャンピオンズリーグ優勝</span> そのカンナバーロだが、ことCLとなるとより縁遠くなる。インテル移籍後は毎シーズン出場はしていたが、チームとしての成績は良くなく、最高がベスト4止まりだった。 今でこそ、マドリーやユベントスはタイトルを多く獲得し、マドリーは近年CLを何度も制しているが、ちょうど“銀河系“を形成していたカンナバーロが在籍していた時代は過渡期。2000年から2010年まではラ・リーガも4度の優勝に留まっており、CLも2001-02シーズンを最後に11年間獲れなかった。 最もビッグイヤーに近づいたのは、インテル在籍時の2002-03シーズン。準決勝に駒を進めると、決勝進出を懸けた相手はライバルのミラン。2試合とも引き分けに終わったが、アウェイゴール差で僅かに敗れて敗退した。 その後は、ユベントス時代に2度ベスト8、マドリー時代に2度ベスト16まで勝ち上がっているが、それ以上は進めず。ビッグイヤーを掲げていないどころか、決勝の舞台にすら立ったことがなく、最も意外な選手の1人と言っても良い。 <span class="paragraph-title">◆タイトルは少なくとも才能は抜群</span> 目に見えたタイトルというものにはあまり恵まれていないキャリアのカンナバーロ。そのため、ワールドカップの優勝とバロンドール受賞が輝いて見える。 ただ、ピッチ上で見せるパフォーマンスの評価、そして持ち合わせた才能は世界屈指と言われている。 なんといっても、センターバックとしては身長175cmと小柄。体格に勝るヨーロッパではもちろんのこと、日本で考えても175cmのセンターバックはあまりいないタイプだ。 しかし、持って生まれた強靭な肉体が身長のハンデを埋めることに。まず一対一の守備力が抜きん出ており、相手との競り合いに負けないほか、身長を補う高いジャンプ力を武器としていた。 どんなストライカー相手でも、空中でも地上でも抜かせないという守備力は一級品だが、カンナバーロの真骨頂は守備をする前のパフォーマンスだ。 最も優れているとされたのがポジショニング。相手との競り合いに負けないフィジカルも素晴らしいが、相手よりも優位なポジションを先読みして取ることで、そもそも勝負の前に勝っているのだ。 一対一の勝負もさることながら、簡単にボールを奪い切る能力は抜きん出ている。 そしてもう1つが抜きん出た統率力。センターバックとして周りの選手にコーチングして相手を追い込んだり、優位なポジションを取ったりすることができる。これは、「カテナチオ」と言われるイタリアの堅い守備には欠かせず、ドイツW杯を制した際にもこの点は非常に評価された。チームのパフォーマンスを引っ張り上げる彼の力は、タイトルの数に関係なく、最後まで高く評価され続けた。 日本人と変わらない体格で世界と渡り合ったカンナバーロ。お手本とすべき選手の1人とも言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> <span class="paragraph-title">【動画】相手を封殺!カンナバーロの闘志溢れるユベントス時代のディフェンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJsdGt2Y1FHSiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div id=“cws_ad”><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> 2022.07.13 21:30 Wed
2

「チームの中心選手としての実力を示した」鈴木彩艶、好守連発で今季初勝利に貢献 伊メディアも大絶賛

【セリエA】パルマ 2-1 トリノ(日本時間9月30日/エンニオ・タルディーニ・スタジオ) <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">Benissimo!!<br><br>安定したフィードとセービング<a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%BD%A9%E8%89%B6?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#鈴木彩艶</a> パルマの今季リーグ戦初勝利に貢献<br><br>セリエA第5節<br>パルマ×トリノ<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 見逃し配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%82%A8A?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#セリエA</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%89DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#だったらDAZN</a> <a href="https://t.co/96JtMDsaan">pic.twitter.com/96JtMDsaan</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1972794142087410137?ref_src=twsrc%5Etfw">September 29, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> パルマの日本代表GK鈴木彩艶が、好パフォーマンスを披露し今季初勝利に貢献した。地元メディアも高く評価している。 日本時間9月30日に行われたセリエA第5節で、パルマはトリノとホームで対戦。鈴木はリーグ戦5試合連続スタメン出場となった。 鈴木は1点リードで迎えた50分に同点ゴールを許したものの、試合を通しては安定したセービングと、得意のフィードで攻守にわたって貢献。データサイト『Fot mob』によると、90分間で3つのピンチを防ぐセーブを見せた。 チームも2ー1で今季初勝利を収めたこともあって、地元メディアの評価は軒並み高め。イタリアメディア『TUTTO mercato WEB』は「7」の評価で、「素晴らしいパフォーマンスを見せ、重要なセーブを連発。チームの中心選手としての実力を示した」と評価。他にもイタリアメディア『calciomercato.com』も「7」をつけて「ヌゴンジュの力強いプレーを止めることはできなかったが、前半のシメオネへのセーブ、後半の2つのセーブなど、重要なセーブをいくつか見せた」と鈴木のセーブを評価した。 この活躍ぶりにファンたちも反応。SNS上では「鈴木が代表選出されたばかりの頃はそのスキルに疑問符がついた事もあったけど、今やセリエAトップクラスのGKになったのは感慨深い」「安定のフィードとセービング」「安定感が増してきたな」「体も大きくなって、相手チームのストライカーもいやだよな」「セリエAでもトップレベルのGKだわ」と喜びの声が見られた。 2025.09.30 12:45 Tue
3

中田英寿氏が波乱万丈のサッカーキャリア回想…『The Atletic』のロングインタビューに答える

元日本代表MFの中田英寿氏が、『The Atletic』のロングインタビューで自身のサッカーキャリアを振り返った。 中田氏はベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)でプロキャリアをスタートし、以降は2006年の現役引退までペルージャ、ローマ、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナのイタリア5クラブ、イングランドのボルトンでプレー。 また、日本代表としては1998年フランス大会、2002年日韓大会、2006年ドイツ大会と3度のワールドカップに出場し、通算77キャップを刻んだ。 そのアジアを代表するレジェンドは『The Atletic』で29歳での現役引退を始め、キャリアにおけるトピックについて語った。 2006年ドイツW杯のグループステージ最終節のブラジル代表戦での1-4の敗戦後、スパイクを脱ぐ決断を下したMFは、その突然の引退から19年を経たなかで改めて決断の理由に言及。 「プロのサッカー選手になる夢は一度もなかったが、どういうわけかそれが実現し、ワールドカップでプレーし、イタリアとイングランドに行った。情熱のためにいつもプレーしていた。私はサッカーのファンではなく、サッカーをプレーするのが好きだった。それが私が引退した理由だ。情熱を失っていたし、情熱がなければ、自分に嘘をついているようなものだった」 「私が好きなのはプレーすることであり、コーチやコメントをすることではない。それが引退後に『別の情熱を見つけなければならない』と言った理由だった」 インタビュー冒頭で、サッカーキャリアの終わりについて語った元日本代表はここからキャリアの最初期に立ち戻り、「当時は、プロサッカー選手になることを夢見る人は誰もいなかった。日本で一番人気のスポーツは野球だった。だけど、結局、私は漫画『キャプテン翼』が大好きだったから、サッカーをやろうと決めた」と、サッカーを始めた理由を明かした。 続けて日本代表が初めてW杯に出場した1998年フランスW杯での奇抜な髪色については「(W杯前でさえ)毎日髪の色を変えていたが、海外でプレーしたかったので世界に知られることが重要だった。だから注目されたいと思っていた」と、振り返る。 その目論見通り、W杯直後にはセリエAのペルージャへ完全移籍。イタリアでのキャリアをスタート。その新天地では加入1年目から鮮烈な輝きを放ったが、プレーすること以外でサッカーに関心がなかったことが良い意味でプラスに働いたという。 「私はサッカーの大ファンではなかったし、サッカーを見たり新聞で読んだりもしなかった。そういう人間ではないんだ。ただサッカーをするのが好きで、毎日もっといい選手になりたいと思っていた」 「イタリアに来たときは、セリエAが世界最高のリーグで、ジネディーヌ・ジダンやアレッサンドロ・デル・ピエロのような選手がいたが、私は選手をあまり知らなかった。リーグのチームの半分も知らなかった」 「でも、そのおかげで自分のプレーに集中できたし、それが私の強みだった。とにかく恐れがなかった」 そのペルージャでの活躍によって2000年にはローマへステップアップ。当時、頭角を現わしていたフランチェスコ・トッティとのポジション争いで苦戦を強いられた一方、2005年1月のユベントス戦ではクラブ史に刻まれた圧巻のロングシュートを突き刺し、ジャッロロッシのスクデット獲得に大きく貢献した。 中田氏はそのローマ時代について「ローマに戻るたびに、ファンのみんなが私のところに来て『ありがとう、ナカタ』と言ってくれる」と、自身の重要な働きに満足感を示した。 その後、1年でイタリアの首都を離れてパルマに活躍の場を移すと、コッパ・イタリア優勝に貢献。2年連続のタイトル獲得を経験。そして、日韓W杯では大会の目玉選手の一人として日本代表史上初の決勝トーナメント進出に貢献した。 「もっといい結果を出せたはず」トルコ代表に敗れてのベスト16に不満を示しながらも、「雰囲気は素晴らしかった」と、自国開催のW杯をポジティブに振り返った。 「日本では誰もが、私たちがグループリーグを突破して決勝トーナメントに進出するだろうと期待していたが、それはとても大変だった」 「私たちはとても若いチームで、ほとんどのメンバーがワールドカップでプレーしたことがなかった。当時、海外でプレーしていたのは数人だけで、プレッシャーは大きかった。しかし同時に、国全体が私たちを応援してくれたので、雰囲気は素晴らしかった」 その後、チェーザレ・プランデッリ監督との衝突を機に、ボローニャ、フィオレンティーナとイタリア国内での移籍を繰り返した後、2005年に7年間過ごしたイタリアを離れ、プレミアリーグのボルトンへレンタル移籍。 自身最後のクラブとなったマンチェスターのクラブではキック&ラッシュでお馴染みのサム・アラダイス監督が率いたチームということもあり、イタリアと大きく異なる環境面を含めて難しい日々を過ごした。 「イタリアから来たので、サッカーはまったく違っていた。多くのチームがロングボールをプレーしていた。それは少しショックだった。そしてイタリアからマンチェスターに来て、食べ物の面でも違ったし、雨も多かった。そういった意味で少し大変だった」 その後、前述のドイツW杯での現役引退で中田氏の波乱万丈のサッカーキャリアは締めくくられた。 そして、自身のサッカーキャリアを通じて「どのように記憶されたいか?」との問いに対して、中田氏は「私は美しいプレー、優雅さが好きだ。ジネディーヌ・ジダンのようなプレーが美しい。スピードやパワーではなく、美しいパス、美しいプレー。ゴールである必要はない。私は優雅さが好きで、サッカーだけでなく人生でもそうだ。優雅で美しいものが好きだ。つまり美しい服、美しい建築物、デザイン、景色…」と返答している。 現役引退後は3年間に渡っておよそ100カ国以上を巡る放浪の旅に出て、以降は魅了された日本酒造りや日本茶のブランド立ち上げなど、日本の文化や食文化の発信者として活躍する48歳。 今回のロングインタビューの最後には改めて自身の生き方について語り、これからも自身の情熱の赴くがままに様々なことにチャレンジしたいと結んだ。 「29歳で引退したとき、たくさんの人から『まだプレーできるよ』とか『サッカー業界で働いてコーチでもしたらどうだ』と言われた」 「でも、できるからやることを選んでいるわけではない。やりたいからやっている」 「私は好きなことをやっている。だからファッションが好きならファッションをやるし、他の文化が好きなら他の文化。日本酒が好きなら日本酒をやる」 「他の人は時々その理由が理解できないことがある。それは私が情熱を持ってやっているからだ」 2025.03.19 00:14 Wed
4

「ザイオンには多くの注目が…」 パルマが「長く複雑な交渉」の末に鈴木彩艶を獲得! SDが経緯語る

日本代表GK鈴木彩艶のパルマ移籍が決定した。 昨夏に浦和レッズからのレンタルで日本を飛び出し、シント=トロイデンで欧州挑戦の鈴木。ベルギーでの1年目から公式戦32試合とまとまった出場機会を掴み、今年2月に浦和からのレンタル契約も完全移籍に切り替わった。 そうして迎えた今夏、15日にパルマ移籍が決まり、2029年6月30日までの5年契約を締結。移籍金額は移籍市場に精通するニコロ・スキラ記者によると、ボーナス込みで総額1000万ユーロ(約17億2000万円)とされる。 日本の若き守護神は「パルマの一員になれて嬉しく思います。素晴らしい歴史を持つクラブで、世界に多くのファンもいます。(今季は)セリエAを戦うので、常にベストを尽くし、チームの成功に貢献したいです」と語った。 また、スポーツディレクター(SD)のマウロ・ペデルツォリ氏もコメントを寄せ、「我々が心から求めるなか、長くて複雑な交渉だった」と獲得に至るまでの舞台裏を振り返った。 「ザイオンの周りには多くの注目があって、彼に対する関心は非常に強かった。最終的には彼と我々の意思が勝り、永続的かつ、実りある関係の礎となる絆を築きたいという互いの思いがあった」 そんなパルマSDは「彼が日本とベルギーですでに多くの経験を積み、このポジションで最も若い才能の持ち主であるのを考えると、喜びは倍増だ」と喜び、歓迎した。 「今日、我々はジャッロブルーの全コミュニティとともに彼を歓迎し、彼がこの地でチームとファンに最も美しく、手厚い形で迎え入れられると確信している」 かつて元日本代表の中田英寿氏が所属し、イタリア代表のレジェンド守護神であるジャンルイジ・ブッフォン氏を輩出したクラブとして知られるパルマで5大リーグ初挑戦となる鈴木。活躍に期待だ。 <span class="paragraph-title">【動画】パルマが鈴木彩艶の入団ムービーを公開</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="eu" dir="ltr"> ZION <a href="https://twitter.com/hashtag/WelcomeToParma?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#WelcomeToParma</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/ForzaParma?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ForzaParma</a> <a href="https://t.co/ZAJUDNf02l">pic.twitter.com/ZAJUDNf02l</a></p>&mdash; Parma Calcio 1913 (@1913parmacalcio) <a href="https://twitter.com/1913parmacalcio/status/1812927316538061296?ref_src=twsrc%5Etfw">July 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.16 12:02 Tue
5

パルマがブッフォン在籍時を彷彿とさせるGKユニフォームを発表!20年ぶりに着用へ

パルマは22日、2021-22シーズンのGKユニフォームを発表した。 20年ぶりに元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン(43)が復帰したパルマ。22日に入団セレモニーが行われ、同時にGKユニフォームも発表となった。 ブッフォンやDFファビオ・カンナバーロ、DFリリアン・テュラム、MFフアン・セバスチャン・ベロン、FWエルナン・クレスポらを擁し、コッパ・イタリアとUEFAカップの2冠を達成した1998-99シーズンから着想を得たユニフォームは、当時同様に赤と青のボーダーでデザインされている。 サプライヤーは、1998-99シーズンはロットであったが、2005-06シーズンからはエレアが務めている。 なお、公式ストア上では、ブッフォンの背番号は「1」になっている。今シーズンは守護神のイタリア人GKルイージ・セペが担っていたが、背番号変更があるかもしれない。 20年ぶりのレジェンドの帰還に沸くパルマ。ブッフォンとともに1年でのセリエA復帰を目指す。 <span class="paragraph-title">【写真】パルマの2021-22シーズンGKユニフォームと1998-99シーズンのブッフォン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="und" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/hashtag/W%E1%B4%80%CA%9F%CA%9F%E1%B4%98%E1%B4%80%E1%B4%98%E1%B4%87%CA%80W%E1%B4%87%E1%B4%85%C9%B4%E1%B4%87s%E1%B4%85%E1%B4%80%CA%8F?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#WᴀʟʟᴘᴀᴘᴇʀWᴇᴅɴᴇsᴅᴀʏ</a> <a href="https://twitter.com/gianluigibuffon?ref_src=twsrc%5Etfw">@gianluigibuffon</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/SupermanReturns?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#SupermanReturns</a> <a href="https://t.co/zFtkMyjnQK">pic.twitter.com/zFtkMyjnQK</a></p>&mdash; Parma Calcio 1913 (@1913parmacalcio) <a href="https://twitter.com/1913parmacalcio/status/1407609426933174272?ref_src=twsrc%5Etfw">June 23, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/GettyImages-1552317.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2021.06.24 07:35 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly