【J1クラブ中間評価】堅守崩壊に平山の誤算…積極補強も実らず残留争いへ《ベガルタ仙台》
2017.07.16 16:30 Sun
▽2017シーズンの明治安田生命J1リーグは早くも折り返し地点に。DAZNマネーで増加した分配金などを巡る争いも背景に存在していることから、優勝争いのみならず、例年以上に戦いが激化している。超ワールドサッカー編集部は、このタイミングでJ1全18クラブを中間評価。今回はベガルタ仙台編をお届けする。
◆クリスランが躍動も堅守崩壊で苦しい前半戦
勝ち点21/6勝3分8敗
▽その後は、新加入のFWクリスランがチームにフィットし、チーム最多の7ゴールをマーク。徐々に白星も積み重ねていったが、最後まで守備の再構築はできず。第16節のセレッソ大阪戦、第17節のガンバ大阪戦に連敗して前半戦を終えた。さらに、そのG大阪戦ではルーキーながらも全試合に出場し、キーマンとなっていたDF永戸勝也が負傷し、今シーズン絶望。後半戦も苦しい戦いが続きそうな気配が漂っている。
◆ポジション別採点
【GK&DF】10点/100点満点
▽開幕から2戦連続でクリーンシートを達成するも、上記にあるように浦和戦の大敗を境に守備が崩壊。17試合で32失点は、最下位のアルビレックス新潟(37失点)に次いでワースト2の記録となった。今シーズンから取り組む3バックは安定感を欠き、両サイドや裏のスペースを簡単に使われた結果、ラインを下げる場面が多く見られた。良い形で進んでいた戦術変更が、結果に繋がらず裏目に出た形となった。
▽永戸勝也や中野嘉大といった新戦力が台頭してきた中盤だが、全体的なパフォーマンスは低かった。特に球際での弱さが目立ち、相手にポゼッションを奪われてからシンプルに3バックの裏を狙われる攻撃から失点を重ねた。守備改善には、中盤のアプローチから変える必要がある。またボランチで不動のコンビを組む富田晋伍、三田啓貴も守備に追われることが多く、攻撃に力を使えていない。一方でオフェンシブハーフは新加入の石原直樹が4ゴール。梁勇基、奥埜博亮、西村拓真らが揃って2ゴールを奪うなど最低限の仕事はした。
【FW】50/100点満点
▽期待された平山の負傷はあったものの、クリスランが躍動。14試合の出場でチームトップとなる7得点をマークする活躍で攻撃陣をけん引した。また平山の負傷でセンターフォワードを務めていた石原も、本来のポジションで起用され存在感が増すなど、クリスラン効果が表れている。
◆超WS的前半戦チーム内GOODプレーヤー
明治安田生命J1リーグ:14試合(先発8回)/7得点
▽仙台のMVPは文句なしのクリスランを選出。太もも肉離れの影響で出遅れるも、第4節の柏レイソル戦でJリーグデビューを果たすと、初のスタメンとなった第7節の鹿島戦で初ゴールをマーク。さらに第13節の新潟戦で決めた「左からのクロスを左足でトラップして左足で合わせる」ワールドクラスのプレーは、J1の月間ベストゴールに選出された。チームトップとなる7ゴールを奪う活躍で、残留圏内での折り返しに大きく貢献している。
◆超WS的前半戦チーム内BADプレーヤー
FW平山相太(32歳/No.9)
明治安田生命J1リーグ:0試合(先発0回)/0得点
▽「無事之名馬」という言葉がある。能力で多少劣っていても、ケガなく走り続ける馬は名馬であるという意味だ。得点力不足を補うために加入した平山だが、開幕前に左腓骨筋腱脱臼により12週間の離脱となった。チームとしては軸に据えていた平山が離脱したことで、戦い方の変更を余儀なくされた。平山自身も新天地でのスタートで躓いてしまい悔しさがあるだろう。前半戦のワーストプレーヤーに選出するが、後半戦の巻き返しに期待したい。
◆地に足を付けて残留を
▽前半戦の戦いから見ても、当面の目標は早期の残留決定だ。そのためにも守備の再整備は必須条件といえる。幸いにもリーグ戦は約1カ月の中断期間に入るため、今シーズンから取り組む3バックシステムにもう一度向き合うことができる。新システムでもかつての堅守を取り戻すことができるかが残留を大きく左右する。また、オフェンス面では速攻の精度が重要だ。ここ数年は遅攻の取り組みをしてきたが、現状をシビアに見て効果的に勝ち点を奪える“堅守速攻”が有効。原点回帰してフィニッシャーのクリスランに繋げるまでのパターンを作り出したい。
◆クリスランが躍動も堅守崩壊で苦しい前半戦
勝ち点21/6勝3分8敗

(C)CWS Brains,LTD.
▽昨シーズンは渡邉晋政権下で最高となる12位でシーズンを終えた仙台は、今シーズン開幕前に大型補強を敢行。1桁順位を目指すべく開幕を迎えた中で、FC東京から加入した期待のFW平山相太が早々に負傷離脱するも開幕2連勝を飾る好調な出だしとなった。ところが4月7日に行われた第6節の浦和レッズ戦で、突如としてストロングポイントであった守備が崩壊。0-7という屈辱的な大敗を喫し、第7節の鹿島アントラーズ戦でも1-4と大敗。第8節のサンフレッチェ広島戦では引き分けに終わるも3失点を喫するなど、わずか3試合で14失点と、前半戦だけで昨季の1stステージ(25失点)を上回る32失点を喫している。▽その後は、新加入のFWクリスランがチームにフィットし、チーム最多の7ゴールをマーク。徐々に白星も積み重ねていったが、最後まで守備の再構築はできず。第16節のセレッソ大阪戦、第17節のガンバ大阪戦に連敗して前半戦を終えた。さらに、そのG大阪戦ではルーキーながらも全試合に出場し、キーマンとなっていたDF永戸勝也が負傷し、今シーズン絶望。後半戦も苦しい戦いが続きそうな気配が漂っている。

(C)CWS Brains,LTD.
【GK&DF】10点/100点満点
▽開幕から2戦連続でクリーンシートを達成するも、上記にあるように浦和戦の大敗を境に守備が崩壊。17試合で32失点は、最下位のアルビレックス新潟(37失点)に次いでワースト2の記録となった。今シーズンから取り組む3バックは安定感を欠き、両サイドや裏のスペースを簡単に使われた結果、ラインを下げる場面が多く見られた。良い形で進んでいた戦術変更が、結果に繋がらず裏目に出た形となった。
【MF】30/100点満点
▽永戸勝也や中野嘉大といった新戦力が台頭してきた中盤だが、全体的なパフォーマンスは低かった。特に球際での弱さが目立ち、相手にポゼッションを奪われてからシンプルに3バックの裏を狙われる攻撃から失点を重ねた。守備改善には、中盤のアプローチから変える必要がある。またボランチで不動のコンビを組む富田晋伍、三田啓貴も守備に追われることが多く、攻撃に力を使えていない。一方でオフェンシブハーフは新加入の石原直樹が4ゴール。梁勇基、奥埜博亮、西村拓真らが揃って2ゴールを奪うなど最低限の仕事はした。
【FW】50/100点満点
▽期待された平山の負傷はあったものの、クリスランが躍動。14試合の出場でチームトップとなる7得点をマークする活躍で攻撃陣をけん引した。また平山の負傷でセンターフォワードを務めていた石原も、本来のポジションで起用され存在感が増すなど、クリスラン効果が表れている。
◆超WS的前半戦チーム内GOODプレーヤー

(c)J.LEAGUE PHOTOS
FWクリスラン(25歳/No.20)明治安田生命J1リーグ:14試合(先発8回)/7得点
▽仙台のMVPは文句なしのクリスランを選出。太もも肉離れの影響で出遅れるも、第4節の柏レイソル戦でJリーグデビューを果たすと、初のスタメンとなった第7節の鹿島戦で初ゴールをマーク。さらに第13節の新潟戦で決めた「左からのクロスを左足でトラップして左足で合わせる」ワールドクラスのプレーは、J1の月間ベストゴールに選出された。チームトップとなる7ゴールを奪う活躍で、残留圏内での折り返しに大きく貢献している。
◆超WS的前半戦チーム内BADプレーヤー
FW平山相太(32歳/No.9)
明治安田生命J1リーグ:0試合(先発0回)/0得点
▽「無事之名馬」という言葉がある。能力で多少劣っていても、ケガなく走り続ける馬は名馬であるという意味だ。得点力不足を補うために加入した平山だが、開幕前に左腓骨筋腱脱臼により12週間の離脱となった。チームとしては軸に据えていた平山が離脱したことで、戦い方の変更を余儀なくされた。平山自身も新天地でのスタートで躓いてしまい悔しさがあるだろう。前半戦のワーストプレーヤーに選出するが、後半戦の巻き返しに期待したい。
◆地に足を付けて残留を
▽前半戦の戦いから見ても、当面の目標は早期の残留決定だ。そのためにも守備の再整備は必須条件といえる。幸いにもリーグ戦は約1カ月の中断期間に入るため、今シーズンから取り組む3バックシステムにもう一度向き合うことができる。新システムでもかつての堅守を取り戻すことができるかが残留を大きく左右する。また、オフェンス面では速攻の精度が重要だ。ここ数年は遅攻の取り組みをしてきたが、現状をシビアに見て効果的に勝ち点を奪える“堅守速攻”が有効。原点回帰してフィニッシャーのクリスランに繋げるまでのパターンを作り出したい。
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