サラー獲得交渉難航のリバプール、FWジェウソン・マルティンスにターゲット変更へ

2017.06.07 21:50 Wed
Getty Images
リバプールが、スポルティング・リスボンに所属するポルトガル代表FWジェウソン・マルティンス(22)の獲得に向けて交渉をスタートしたようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

▽『スカイ・スポーツ』の伝えるところによれば、ローマのエジプト代表FWモハメド・サラー(24)の獲得交渉が暗礁に乗り上げているリバプールは、同選手の獲得失敗に備えて新たなオプションの準備に取り掛かっているという。
▽そして、同メディアはサラーに代わる新たな獲得候補が、マンチェスター・シティやレアル・マドリー、バルセロナなども獲得に興味を示すポルトガルの逸材だという。

▽卓越したスピードとテクニックを武器とする新進気鋭のドリブラーであるマルティンスは、今季のリーグ戦で32試合に出場し、6ゴール14アシストを記録。また、チャンピオンズリーグ(CL)でレアル・マドリーのブラジル代表DFマルセロを翻弄したパフォーマンスが印象的だった。

▽現在、ジェウソン・マルティンスの契約解除金は4650万ポンド(約65億6000万円)に設定されているが、今季の国内リーグを3位で終え、CLプレーオフに回ることになったスポルティングが、クラブ財政を楽にするため、より安価な金額で放出に動く可能性は十分にあるようだ。

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五輪OA枠に遠藤航が内定?/六川亨の日本サッカーの歩み

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パケタ売却による資金調達計画が頓挫、ウェストハムがクドゥスを1年で売却も?

ウェストハムがガーナ代表MFモハメド・クドゥス(23)を1年で売却か。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝える。 22年カタールW杯で一躍脚光を浴び、今季開幕後にアヤックスからウェストハム入りしたクドゥス。プレミアリーグ1年目は33試合8得点6アシスト、公式戦全体で45試合14得点6アシストという数字を残している。 まごうことなきウェストハムの中心選手だが、今夏ブラジル代表MFルーカス・パケタで移籍金を稼ごうとしていたクラブは、同選手の違法賭博疑いでこれが事実上頓挫。フレン・ロペテギ新監督の求める新戦力を確保すべく、資金調達へクドゥスを売る可能性があるという。 元々パケタ売却で見込んでいたのは8500万ポンド(約169億円)前後。クドゥスの評価額は不明瞭だが、プレミア1年目で印象的な活躍を披露していただけに、リバプールらトップクラブからの大きな関心が伝えられる。 2024.06.07 12:40 Fri

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