【U-20日本代表プレビュー】エース離脱の逆境を乗り越えられるか、団結力問われるイタリア戦《U-20W杯》
2017.05.27 13:00 Sat
▽U-20日本代表は27日、日本時間20時にキックオフを迎えるU-20ワールドカップ(W杯)のグループD最終節でU-20イタリア代表と対戦する。グループ突破を懸けた一戦だ。
◆負けても突破の可能性
▽仮に引き分けた場合、イタリアの2位通過、日本の3位が確定。しかし、6グループの各3位のうち成績上位4カ国がベスト16進出というレギュレーションにより、日本は引き分け、あるいは敗戦であっても結果次第で突破の可能性がある。
★リスクマネジメントを優先
▽そのため、攻撃面においても守備に片足を置いたカウンター主体になりそうだ。それは、船木よりも攻撃面で劣るものの、守備面に秀でた杉岡の左サイドバック起用や、スピードに長けた田川の前線抜擢にも現れている。チームの団結力が試される一戦だ。
▽最後に、日本が先のウルグアイ戦で露呈した強敵に対する気持ちの部分でのアプローチが気になるところ。気遅れしてか、消極的なプレーに走ってしまう悪癖は、勝負に挑む上で致命傷だ。ウルグアイ戦の反省を生かして、メンタルを整えて試合に入りたい。
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◆ウルグアイに力負けGetty Images
▽U-20南アフリカ代表との初戦を白星で飾った日本はその勢いに乗り、24日に行われた第2節でU-20ウルグアイ代表と激突した。しかし、結果は0-2の完封負け。FW小川航基の負傷交代というエクスキューズもあったが、したたかで隙なしのウルグアイに力負けした。◆ウルグアイに続く強者イタリアGetty Images
▽対するイタリアは、ウルグアイとの初戦を落としたものの、第2節で南アフリカを2-0で撃破。個々の質に加えて、組織力で格の違いを見せつける形の勝利であり、日本との最終節にグループステージ突破の可能性を残した。日本にとって、ウルグアイに続き格上の相手であることは間違いない。Getty Images
▽グループDは、イタリアと日本を連破したウルグアイの決勝トーナメント進出が確定。残る焦点は、日本とイタリアのどちらが自力突破を決めるかだ。無論、1勝1敗同士の対戦となる日本vsイタリアの勝者は無条件で自力突破となる。▽仮に引き分けた場合、イタリアの2位通過、日本の3位が確定。しかし、6グループの各3位のうち成績上位4カ国がベスト16進出というレギュレーションにより、日本は引き分け、あるいは敗戦であっても結果次第で突破の可能性がある。
★予想フォーメーション
(C)CWS Brains,LTD.
▽布陣は初戦から3試合連続の[4-4-2]が濃厚。この試合で最も注目されるのは、ウルグアイ戦で左ヒザ前十字じん帯断裂および半月板損傷の重傷を負った小川の代役だ。前日練習を見る限り、イタリア戦はFW岩崎悠人の相方として、FW田川亨介の出場濃厚。そのほか、左サイドハーフにMF遠藤渓太、両サイドバックにDF初瀬亮、DF杉岡大暉の起用が見込まれている。★リスクマネジメントを優先
Getty Images
▽ここまで1失点しか喫していないイタリアの守備陣を崩すのは容易ではない。最悪、引き分けでも3位突破の可能性もあるだけに、内山監督も「バランスを崩してカウンターを喰らうのは避けたい」と慎重な戦い方を示唆。リスクマネジメントが1つの鍵となる。▽そのため、攻撃面においても守備に片足を置いたカウンター主体になりそうだ。それは、船木よりも攻撃面で劣るものの、守備面に秀でた杉岡の左サイドバック起用や、スピードに長けた田川の前線抜擢にも現れている。チームの団結力が試される一戦だ。
▽最後に、日本が先のウルグアイ戦で露呈した強敵に対する気持ちの部分でのアプローチが気になるところ。気遅れしてか、消極的なプレーに走ってしまう悪癖は、勝負に挑む上で致命傷だ。ウルグアイ戦の反省を生かして、メンタルを整えて試合に入りたい。
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