延長戦で10人のバイエルンを破ったレアル・マドリーが7年連続4強入り! CR7が圧巻ハットでCL通算100点目!《CL》

2017.04.19 06:39 Wed
Getty Images
▽チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝2ndレグ、レアル・マドリーvsバイエルンが18日にサンチャゴ・ベルナベウで行われ、バイエルンが2-1で90分間の戦いを終えた。その後、延長戦を4-2で制したマドリーが2戦合計6-3で準決勝進出を決めた。

▽12日にアリアンツ・アレーナで行われた1stレグでは、ホームのバイエルンが前半に先制もPK失敗と退場が響き、流れを引き寄せたアウェイのマドリーがエースFWクリスティアーノ・ロナウドの2ゴールで逆転し、2-1で先勝していた。

▽16戦無敗を継続していたホームでまさかの逆転負けを喫したバイエルンは、主力を温存した直近のレバークーゼン戦で残り30分で10人となった相手を崩し切れず、ゴールレスドロー。公式戦2試合未勝利で敵地での2ndレグに臨むことになった。ベルナベウ凱旋となったアンチェロッティ監督は、1stレグから先発2人を変更。出場停止のハビ・マルティネスに代わって、負傷明けのフンメルスが内転筋の問題でリーグ戦を回避したジェローム・ボアテングと共にセンタバックに入り、肩のケガから回復したエースFWレヴァンドフスキがミュラーに代わって1トップに入った。
▽一方、悲願のCL連覇に向けて好位置に付けるマドリーは、C・ロナウドやベンゼマら多数の主力を温存して臨んだ直近のスポルティング・ヒホン戦を代役イスコの2ゴールなどで劇的な逆転勝利で飾り、最高の形で今回の一戦を迎えた。ジダン監督はこの一戦に向けてヒホン戦で温存した主力を揃って先発復帰させ、1stレグからの変更はふくらはぎのケガで招集外となったベイルに代わって、イスコを起用した1点のみとなった。

▽戦前の予想通り、逆転突破に向けて最低2点が必要なバイエルンがハイプレスを仕掛けていく。だが、イスコをトップ下に配した[4-3-1-2]の布陣で中盤を厚くしたマドリーが質の高いパス回しで簡単にボールを渡さない。それでも、10分にはボックス左でパスを受けたリベリのグラウンダーの折り返しをゴール前に飛び込んだチアゴがダイレクトで合わすが、これはDFマルセロの決死のブロックに遭う。さらに、こぼれ球をロッベンが蹴り込むが、枠の右に外してしまう。
▽ボールを保持して攻めるバイエルン、粘り強い守備から高速カウンターを狙うマドリーという構図の下、ビッグマッチにふさわしい緊迫感のある攻防が続く。26分にはカウンターからボックス手前右でC・ロナウドのパスを受けたカルバハルが強烈なミドルシュートを放つが、枠の左隅を捉えたシュートはGKノイアーがわずかに触り、ゴールとはならない。さらに28分にはカルバハルのグラウンダーのクロスをノイアーが前に弾いたボールをボックス中央に走り込んだセルヒオ・ラモスがシュートするが、枠の左隅を捉えたボールはDFボアテングの見事なゴールカバーに阻まれる。

▽その後、中央を固める相手に対してサイドを起点に攻めるバイエルンだが、カゼミロを中心に高い集中力を保つマドリーの堅守を前に攻めあぐねる。カウンター返しから幾つか惜しい場面を作ったものの、前半は枠内シュート0に終わった。一方、堅守速攻という得意の形で主導権を掴んだマドリーは、前半終盤にかけてカウンターからC・ロナウドやクロースらに決定機が訪れるが、こちらもGKノイアーの牙城を破ることができなかった。

▽迎えた後半、開始5分にセットプレーの流れからボックス手前のイスコが左ポストを掠める際どいシュートを放つと、直後にはバイエルンにこの試合最初の枠内シュートが生まれる。ボックス左でアラバが折り返したボールをロッベンがループシュートで狙うが、これはDFマルセロにゴールライン手前でかき出される。

▽だが、最初の枠内シュートが生まれて勢いが出てきたバイエルンは、直後の53分にボックス左で縦に仕掛けたロッベンがカゼミロに倒されてPKを獲得。これをキッカーのレヴァンドフスキが冷静に決めてバイエルンが先制に成功した。

▽この得点によって2戦合計2-2で並ぶもアウェイゴールの差で依然としてビハインドの立場にいるバイエルンは、攻勢を続ける。54分には右サイドでボールを持ったロッベンから斜めの浮き球スルーパスがゴール前のビダルに通るが、このボレーシュートは枠に飛ばず。

▽バイエルンの先制点でより緊迫感が増す中、流れを変えたい両ベンチが動く。守勢が続くマドリーは、64分にベンゼマを下げてアセンシオ、71分にイスコを下げてルーカス・バスケスを投入。この交代でC・ロナウドを最前線に配した[4-3-3]の布陣に変更した。対するバイエルンは70分過ぎにリベリ、シャビ・アロンソのベテラン2選手を下げて、ドグラス・コスタ、ミュラーをピッチに送り込んだ。

▽すると、この選手交代を機に試合が動く。76分、相手陣内中央でミュラーとの球際の勝負を制したカゼミロが前線に浮き球のフィードを入れると、ゴール前に飛び込んだC・ロナウドが頭で右隅に流し込み、2試合連続ゴールを記録した。

▽痛恨の失点も1点を奪えば、2戦合計スコアで完全にタイとなるバイエルンは、失点からわずか2分後にフンメルスのロングフィードをボックス中央のミュラーが胸で落とすと、これがDFナチョとDFセルヒオ・ラモスの連係ミスを誘い、この試合でCL通算100試合出場を達成したセルヒオ・ラモスが痛恨のオウンゴールを献上した。

▽これで形勢逆転と思われたが、バイエルンにアクシデントが発生。84分、タッチライン際でアセンシオの突破を止めたビダルにやや厳しい判定ながら2枚目の警告が与えられ、1stレグに続いて退場者を出してしまう。これを受けて、アンチェロッティ監督はレヴァンドフスキを下げてキミッヒを投入。その後は数的優位を手にしたマドリーが押し込む展開となるが、バイエルンが何とか耐えて試合は延長戦へと突入した。

▽追いつかれて延長戦に入ったものの、数的優位を生かして押し込むマドリーは、97分にC・ロナウド、99分にアセンシオが決定的なシュートを放つが、いずれもGKノイアーの好守に遭う。だが、延長前半終了間際の105分、頼れるエースが再び魅せる。セルヒオ・ラモスの浮き球パスをボックス中央で胸トラップしたC・ロナウドが冷静に左足で流し込んだ。ポルトガル代表FWはボールを受けた時点でオフサイドラインにいたものの、主審はゴールを認めた。

▽この失点で逆転にはゴールが必要となったバイエルンは、気迫のこもったプレーで数的不利を跳ね返そうとするが、マドリーの勢いを止められない。すると、延長後半の110分にはマルセロの鮮やかな中央突破からボックス右でドフリーのC・ロナウドにCL通算100点目となるハットトリックを許すと、直後の107分にはアセンシオに個人技からとどめの4点目を奪われ、万事休す。

▽1stレグに続き頼れるエースの大活躍でバイエルンとの120分の死闘を制したマドリーが、7年連続のCLベスト4進出を果たした。一方、1stレグに続き退場者が響いたバイエルンは無念の準々決勝敗退となった。

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