【CLプレビュー】メガクラック候補を擁す両チームの初対決!《ドルトムントvsモナコ》
2017.04.11 07:40 Tue
▽チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝1stレグ、ドルトムントvsモナコが、日本時間11日27:45からヴェストファーレン・シュタディオンで開催される。共に育成力に長けた若手指揮官の下、メガクラック候補を擁する伸び盛りのチーム同士による、注目の初対決だ。
▽得意とするポルトガル勢のベンフィカとのラウンド16を2戦合計4-1で逆転突破したドルトムントだが、多くのケガ人に悩まされるチームは、直近のリーグ戦5試合を2勝2敗1分けで終えるなど、相変わらず調子の波が大きい。とりわけ、直近のバイエルンとの“デア・クラシカー”では、ほぼ何もできない内容で1-4の完敗を喫し、トップ4圏内を何とか死守している状況だ。CL準々決勝の組み合わせ抽選会では、そのバイエルンやレアル・マドリー、バルセロナというメガクラブを避けられたものの、攻守にハードワークでき、クオリティの高い前線の繰り出す鋭いカウンターを得意とするモナコは、決して相性が良い相手ではない。ビッグマッチでややイジり過ぎてしまう嫌いがあるトゥヘル監督の采配を含め、最大限の集中を持ってホームでの初戦に臨みたい。
▽一方、圧倒的不利という下馬評を覆し、2戦合計6-6という僅差の末にアウェイゴールの差で優勝候補マンチェスター・シティを退けたモナコは、今回の準々決勝で準優勝した2003-04シーズン以来のベスト4進出を目指す。先日のクープ・ドゥ・ラ・リーグ決勝では宿敵パリ・サンジェルマンに大敗し、今季最初のタイトル獲得を逃すも、国内リーグでは5連勝で首位の座をきっちりキープしている。出場停止のMFバカヨコ、虫垂炎のDFシディベと重要な主力を欠くものの、停滞感漂うドルトムントに対して、チームとしての勢いで圧倒したいところだ。
GK;ビュルキ
DF:ピシュチェク、パパスタソプーロス、バルトラ、シュメルツァー
MF:ヴァイグル
MF:プリシッチ、香川、ラファエウ・ゲレイロ、デンベレ
FW:オーバメヤン
負傷者:DFドゥルム、MFゲッツェ、FWシュールレ
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関しては代謝異常で今季絶望のゲッツェに加え、それぞれ筋肉系とアキレス腱に問題を抱えるドゥルムとシュールレの欠場が決定。練習復帰したばかりのMFロイスに関しても、先発でのプレーは難しい。
▽モナコ予想スタメン
DF:ラッジ、ジェメルソン、グリク、メンディ
MF:ベルナルド・シウバ、ファビーニョ、モウティーニョ、ルマール
FW:ファルカオ、ムバッペ
負傷者:DFシディベ、MFボスキリア
出場停止者:MFバカヨコ
▽累積警告でバカヨコが出場停止となる。負傷者に関しては今季絶望のボスキリアに加えて、虫垂炎で入院中のシディベが欠場する。右サイドバックとセントラルMFの主力2選手の欠場を受けてジャルディム監督には、幾つかの選択肢が考えられる。だが、敵地での戦いを考慮し、右サイドバックに守備的なラッジ、ファビーニョの相棒に経験豊富なモウティーニョを起用すると予想した。
★注目選手
◆ドルトムント:MFウスマーヌ・デンベレ
▽しかし、トゥヘルの薫陶を受けて急成長した19歳は、本職である左右のウイングに加え、トップ下にインサイドMFと優れた適応能力でドイツ人指揮官の難解な戦術に順応。ここまで公式戦39試合に出場し、7ゴール16アシストと、加入1年目とは思えない大暴れを見せている。レンヌ時代に鎬を削ったモナコとの対戦では、同じくロリアン時代にモナコとの対戦経験があるMFラファエウ・ゲレイロと共に、攻撃の起点としてチームを勝利に導く働きが期待される。
◆モナコ:FWキリアン・ムバッペ・ロタン
▽この活躍で一躍メガクラブの関心を集めた逸材は、今回のドルトムント戦で最も注目を集めるプレーヤーだ。卓越したアジリティとテクニック、強靭なメンタリティを併せ持つムバッペの積極果敢な仕掛けは、カウンターへの対応に難があるドルトムントに最も脅威を与える存在となるはずだ。
▽得意とするポルトガル勢のベンフィカとのラウンド16を2戦合計4-1で逆転突破したドルトムントだが、多くのケガ人に悩まされるチームは、直近のリーグ戦5試合を2勝2敗1分けで終えるなど、相変わらず調子の波が大きい。とりわけ、直近のバイエルンとの“デア・クラシカー”では、ほぼ何もできない内容で1-4の完敗を喫し、トップ4圏内を何とか死守している状況だ。CL準々決勝の組み合わせ抽選会では、そのバイエルンやレアル・マドリー、バルセロナというメガクラブを避けられたものの、攻守にハードワークでき、クオリティの高い前線の繰り出す鋭いカウンターを得意とするモナコは、決して相性が良い相手ではない。ビッグマッチでややイジり過ぎてしまう嫌いがあるトゥヘル監督の采配を含め、最大限の集中を持ってホームでの初戦に臨みたい。
▽一方、圧倒的不利という下馬評を覆し、2戦合計6-6という僅差の末にアウェイゴールの差で優勝候補マンチェスター・シティを退けたモナコは、今回の準々決勝で準優勝した2003-04シーズン以来のベスト4進出を目指す。先日のクープ・ドゥ・ラ・リーグ決勝では宿敵パリ・サンジェルマンに大敗し、今季最初のタイトル獲得を逃すも、国内リーグでは5連勝で首位の座をきっちりキープしている。出場停止のMFバカヨコ、虫垂炎のDFシディベと重要な主力を欠くものの、停滞感漂うドルトムントに対して、チームとしての勢いで圧倒したいところだ。
◆ドルトムント◆
【4-1-4-1】
▽ドルトムント予想スタメン【4-1-4-1】
(C)CWS Brains,LTD.
GK;ビュルキ
DF:ピシュチェク、パパスタソプーロス、バルトラ、シュメルツァー
MF:ヴァイグル
MF:プリシッチ、香川、ラファエウ・ゲレイロ、デンベレ
FW:オーバメヤン
負傷者:DFドゥルム、MFゲッツェ、FWシュールレ
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関しては代謝異常で今季絶望のゲッツェに加え、それぞれ筋肉系とアキレス腱に問題を抱えるドゥルムとシュールレの欠場が決定。練習復帰したばかりのMFロイスに関しても、先発でのプレーは難しい。
▽その一方で、直近のバイエルン戦を欠場したピシュチェク、ヴァイグル、香川の3選手に関しては復帰できる見込みだ。システムに関しては、今季3バックと4バックを併用しているが、前述した主力の復帰によって最も安定感がある[4-1-4-1]を採用すると予想した。
◆モナコ◆
【4-4-2】
【4-4-2】
▽モナコ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:スバシッチDF:ラッジ、ジェメルソン、グリク、メンディ
MF:ベルナルド・シウバ、ファビーニョ、モウティーニョ、ルマール
FW:ファルカオ、ムバッペ
負傷者:DFシディベ、MFボスキリア
出場停止者:MFバカヨコ
▽累積警告でバカヨコが出場停止となる。負傷者に関しては今季絶望のボスキリアに加えて、虫垂炎で入院中のシディベが欠場する。右サイドバックとセントラルMFの主力2選手の欠場を受けてジャルディム監督には、幾つかの選択肢が考えられる。だが、敵地での戦いを考慮し、右サイドバックに守備的なラッジ、ファビーニョの相棒に経験豊富なモウティーニョを起用すると予想した。
★注目選手
◆ドルトムント:MFウスマーヌ・デンベレ
Getty Images
▽今回の一戦では、フランス代表の次代を担う2人の若手アタッカーを注目プレーヤーに推したい。そして、ドルトムントの注目プレーヤーは、智将トゥヘルの下で万能アタッカーに進化しつつあるデンベレだ。昨夏、母国のレンヌからドルトムントに加入したデンベレは、加入当初打開力はあるものの、判断力に難があるドリブラーという評価だった。▽しかし、トゥヘルの薫陶を受けて急成長した19歳は、本職である左右のウイングに加え、トップ下にインサイドMFと優れた適応能力でドイツ人指揮官の難解な戦術に順応。ここまで公式戦39試合に出場し、7ゴール16アシストと、加入1年目とは思えない大暴れを見せている。レンヌ時代に鎬を削ったモナコとの対戦では、同じくロリアン時代にモナコとの対戦経験があるMFラファエウ・ゲレイロと共に、攻撃の起点としてチームを勝利に導く働きが期待される。
◆モナコ:FWキリアン・ムバッペ・ロタン
Getty Images
▽一方、モナコの注目プレーヤーは、フランス国内でデンベレを上回る評価を受けるムバッペだ。国内リーグで12ゴール8アシストと驚異的な数字を残している18歳の超新星だが、世界的な名声を得たのはCLラウンド16のマンチェスター・シティ戦だった。世界屈指の守備陣を擁する強豪に対して、縦横無尽の仕掛けを見せたムバッペは、ホームとアウェイで1ゴールずつを記録し、チームをベスト8に導くエース級の働きを見せた。▽この活躍で一躍メガクラブの関心を集めた逸材は、今回のドルトムント戦で最も注目を集めるプレーヤーだ。卓越したアジリティとテクニック、強靭なメンタリティを併せ持つムバッペの積極果敢な仕掛けは、カウンターへの対応に難があるドルトムントに最も脅威を与える存在となるはずだ。
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