長谷部アシストのフランクフルトが内田欠場シャルケを撃破!《ブンデスリーガ》

▽ブンデスリーガ第18節、シャルケvsフランクフルトが27日に行われ、フランクフルトが1-0で勝利した。シャルケのDF内田篤人はベンチ外。フランクフルトのMF長谷部誠はフル出場した。

▽前節、公式戦6試合ぶりの勝利を手にした10位シャルケと、前節RBライプツィヒに完敗した6位フランクフルトの一戦。連勝を目指すシャルケは、前節貴重なデビュー弾で勝利をもたらしたブルクシュタラーを先発で起用し、アフリカ・ネイションズ帰りのベンタレブも復帰。また、新加入のカリジウリが早速ベンチ入りを果たしたが、コンディションに問題を抱える内田はベンチメンバーを外れた。一方、ライプツィヒ戦の敗戦を払拭したいフランクフルトは、前節退場のフラデツキーに代わってGKリンドナーが起用され、長谷部は3バックの中央でリベロの役目を担った。

▽立ち上がりからボールを保持するシャルケは、開始4分に裏へ抜け出したブルクシュタラーがいきなりゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定で2試合連続ゴールとはならず。
▽ボールを保持するシャルケに対して、堅守速攻で応戦するフランクフルトという構図の下で試合は拮抗した展開が続く。フランクフルトがフルゴタのフィニッシュでゴールに迫れば、シャルケもチュポ=モティング、ブルクシュタラーの2トップのシュートで反撃を試みる。

▽試合の均衡が破れたのは30分過ぎ。33分、相手陣内右サイド深くでFKのチャンスを得たフランクフルトは、この場面でサインプレーから長谷部がグラウンダーのボールをゴール前に入れると、フリーでボックス中央に走り込んだマイヤーが右足のダイレクトシュートでニアサイドを破った。▽長谷部のアシストから敵地で先制に成功したフランクフルトは、前半終盤にかけてホームチームの猛攻に晒されるも、ボックス付近でコラシナクが続け様に放った決定的なシュートを守備陣が身体を張ったブロックで阻み、1点リードで前半を終えた。

▽互いに選手交代なしで迎えた後半、ホームで負けられないシャルケは、53分にガイスを下げてアタッカーのアブディジャジを投入。55分にはベンタレブの個人技からゴール前のブルクシュタラーに決定機も、右足のダイレクトシュートはやや当たりが薄く枠の右に外れた。

▽後半半ばから終盤にかけてもシャルケが押し込む時間が続く。今冬加入のカリジウリ、コノプリャンカと攻撃的なカードを切って攻勢を強めるホームチームに対して、逃げ切りを図るフランクフルトは中盤のバルコクを下げてセンターバックのヘクターを投入するなど、割り切った守備的プランで応戦した。そして、最後まで粘り強い守備でシャルケの猛攻を凌いだフランクフルトが、敵地で1-0の勝利。長谷部のアシストで勝ち切ったフランクフルトは、新年初勝利と共に後半戦を白星で飾った。