メッシが2戦連発の圧巻直接FK弾もビジャレアルとの上位対決はドロー《リーガエスパニョーラ》
2017.01.09 06:58 Mon
▽リーガエスパニョーラ第17節、ビジャレアルvsバルセロナが8日にエル・マドリガルで行われ、1-1のドローに終わった。
▽首位レアル・マドリーを暫定3ポイント差で追う2位のバルセロナは、4位のビジャレアルとの上位対決で新年のリーガをスタート。5日に行われたコパ・デル・レイ5回戦1stレグで試合終盤に9人となったビルバオ相手にまさかの黒星を喫したバルセロナは、その一戦から先発3人を変更。マスチェラーノとディーニュが最終ラインに入り、ラキティッチに代わってアンドレ・ゴメスがブスケッツ、イニエスタと共に中盤で起用された。
▽リーガ最多の41ゴールを誇るバルセロナに対して、リーガ最少の11失点を誇るビジャレアルという、リーガ最強の矛と最強の盾が激突した注目の一戦。前から積極的に圧力をかけるホームチームのプレスを、イニエスタやメッシを起点にいなしていくアウェイチームは、開始3分にイニエスタがファーストシュートを放つなど、攻勢を見せる。続く9分にはメッシの浮き球パスに抜け出したネイマールがボックス右でシュートを狙うが、これは飛び出したGKアセンホに阻まれる。
▽一方、ハイプレスとコンパクトな陣形を保ったリトリート守備の二段構えで相手の強力な攻撃を迎え撃つビジャレアルは、持ち味の素早い攻守の切り替えから鋭いカウンターを仕掛ける。9分に古巣対戦のドス・サントスが惜しいボレーシュートを放つと、その後は快速FWサンソーネが続けてボックス内まで持ち込んでGKテア・シュテーゲンを脅かした。
▽その後も戦術的な要素と、個々のスキルが混ざり合う緊迫感のある攻防が続く。前半終盤にかけては中盤で潰し合う場面が目立ち、互いにフィニッシュまで持ち込めない。それでも、ネイマールの左CKからニアに走り込んだメッシが枠を捉えたヘディングシュート、45分にはボックス手前で左サイドのディーニュから折り返しを受けたスアレスが狙い澄ましたダイレクトシュートを放つが、いずれもGKアセンホに防がれ、前半はゴールレスで終了した。
▽敵地で先制を許したバルセロナは、すぐさま反撃を開始。55分過ぎには“MSN”の高速カウンターからゴール前のメッシに絶好機も、ここは相手に囲まれてフィニッシュまで持ち込めない。
▽流れを変えたいルイス・エンリケ監督は、68分にアンドレ・ゴメスを下げて古巣対戦のデニス・スアレス、71分にはディーニュを下げてアルダを投入。この交代でブスケッツがセンターバック、マスチェラーノが左サイドバックに移り、[4-2-3-1]の攻撃的な布陣に変更した。
▽ここから猛攻を見せるバルセロナは、73分にボックス手前でイニエスタのパスを受けたメッシが密集地帯で左足を振り抜くが、このシュートは左ポストを叩く。さらに75分にはカウンターからメッシのパスに抜け出したスアレスが深い切り返しでDFを外し、左足のシュートを放つが、今度はGKアセンホのファインセーブに遭う。
▽その後、守備的な交代カードを切って逃げ切りを図るビジャレアルをバルセロナが押し込んでいく。だが、最後の場面で圧巻の集中力を発揮するホームチームが、再三のピンチを防ぐ。だが、敗色濃厚のバルセロナを救ったのは、頼れるエースの左足だった。90分、ペナルティアーク付近の絶好の位置でFKを得たメッシは、集中した表情で左足を振り抜くと、このシュートがゴール左上隅を寸分違わず射抜き、劇的な同点ゴールが生まれた。
▽メッシの公式戦2試合連続直接FK弾で土壇場で振り出しに戻った試合は、試合終了間際にジャウメが2枚目の警告を受けて退場となるアクシデントもあったが、1-1のままタイムアップ。上位対決に相応しい白熱の攻防を繰り広げた両者だが、首位レアル・マドリーの背中が遠のく痛み分けのドローとなった。
▽首位レアル・マドリーを暫定3ポイント差で追う2位のバルセロナは、4位のビジャレアルとの上位対決で新年のリーガをスタート。5日に行われたコパ・デル・レイ5回戦1stレグで試合終盤に9人となったビルバオ相手にまさかの黒星を喫したバルセロナは、その一戦から先発3人を変更。マスチェラーノとディーニュが最終ラインに入り、ラキティッチに代わってアンドレ・ゴメスがブスケッツ、イニエスタと共に中盤で起用された。
▽リーガ最多の41ゴールを誇るバルセロナに対して、リーガ最少の11失点を誇るビジャレアルという、リーガ最強の矛と最強の盾が激突した注目の一戦。前から積極的に圧力をかけるホームチームのプレスを、イニエスタやメッシを起点にいなしていくアウェイチームは、開始3分にイニエスタがファーストシュートを放つなど、攻勢を見せる。続く9分にはメッシの浮き球パスに抜け出したネイマールがボックス右でシュートを狙うが、これは飛び出したGKアセンホに阻まれる。
▽その後も戦術的な要素と、個々のスキルが混ざり合う緊迫感のある攻防が続く。前半終盤にかけては中盤で潰し合う場面が目立ち、互いにフィニッシュまで持ち込めない。それでも、ネイマールの左CKからニアに走り込んだメッシが枠を捉えたヘディングシュート、45分にはボックス手前で左サイドのディーニュから折り返しを受けたスアレスが狙い澄ましたダイレクトシュートを放つが、いずれもGKアセンホに防がれ、前半はゴールレスで終了した。
▽後半も前半同様にボールを保持するバルセロナに対して、ビジャレアルが堅守速攻で応戦。すると50分、ホームチームの得意の形から先制点が生まれる。左サイドを攻め上がったディーニュの横パスを自陣深くでインターセプトしたソリアーノがすぐさまパトに預ける。相手陣内をドリブルで持ち上がったパトがボックス右に走り込むサンソーネに絶妙なスルーパスを送ると、イタリア代表FWは冷静にゴール左隅へ流し込んだ。
▽敵地で先制を許したバルセロナは、すぐさま反撃を開始。55分過ぎには“MSN”の高速カウンターからゴール前のメッシに絶好機も、ここは相手に囲まれてフィニッシュまで持ち込めない。
▽流れを変えたいルイス・エンリケ監督は、68分にアンドレ・ゴメスを下げて古巣対戦のデニス・スアレス、71分にはディーニュを下げてアルダを投入。この交代でブスケッツがセンターバック、マスチェラーノが左サイドバックに移り、[4-2-3-1]の攻撃的な布陣に変更した。
▽ここから猛攻を見せるバルセロナは、73分にボックス手前でイニエスタのパスを受けたメッシが密集地帯で左足を振り抜くが、このシュートは左ポストを叩く。さらに75分にはカウンターからメッシのパスに抜け出したスアレスが深い切り返しでDFを外し、左足のシュートを放つが、今度はGKアセンホのファインセーブに遭う。
▽その後、守備的な交代カードを切って逃げ切りを図るビジャレアルをバルセロナが押し込んでいく。だが、最後の場面で圧巻の集中力を発揮するホームチームが、再三のピンチを防ぐ。だが、敗色濃厚のバルセロナを救ったのは、頼れるエースの左足だった。90分、ペナルティアーク付近の絶好の位置でFKを得たメッシは、集中した表情で左足を振り抜くと、このシュートがゴール左上隅を寸分違わず射抜き、劇的な同点ゴールが生まれた。
▽メッシの公式戦2試合連続直接FK弾で土壇場で振り出しに戻った試合は、試合終了間際にジャウメが2枚目の警告を受けて退場となるアクシデントもあったが、1-1のままタイムアップ。上位対決に相応しい白熱の攻防を繰り広げた両者だが、首位レアル・マドリーの背中が遠のく痛み分けのドローとなった。
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