みんなで走ることの楽しさを実感したDF太田宏介…元日には離日「ハッピーニューイヤーとともに、僕は…空へ」《NRC JUST DO IT.SUNDAY》

2016.12.25 18:50 Sun
©超ワールドサッカー
▽25日、ナイキは仲間と一緒に日曜日の街をランニングで楽しむNRC セッション「NRC JUST DO IT.SUNDAY」を実施。今回は日本代表MF原口元気(ヘルタ・ベルリン)、DF太田宏介(フィテッセ)が参加した。

▽太田はランニング後に報道陣の囲み取材に応対。今回のイベントを振り返ると共に、ヨーロッパでの生活や2016年を振り返ってコメントした。

太田宏介(フィテッセ)
──今日のランニングはいかがでしたか
「夏も僕はこのイベントを走ったんですが、その時よりは短く感じました。充実していましたね」
──初めて走られた方も多かったようですね
「意外とみんなで話しながら走ったらすぐなんだなと。オランダではオフの日にやることが本当にないので、公園をランニングしたりしています。1人で走るより、みんなで走るほうが何倍も楽しいです。さらに、自分が生活していた東京ですからね。普段はこの辺りは買い物でしかプラプラしないので、そこを楽しく走れたことは良い思い出になりました」

──参加者と話ながら走られていましたが
「間に休憩もあったので、走る上での大事な交通ルールなどを伝えました。信号もそうですし、周りを歩いている方に迷惑をかけないようにとかですね」
──オフのこの時期だからこそやらなくてはいけないことはありますか
「ヨーロッパに行ってちょうど1年が経ちます。夏は長期休暇になりましたが、今回は10日間ぐらいしかいられないので、こういった経験は初めてです。限られた時間で会える人は限られていますし、こういった身体も動かせて朝から気持よく良い意味でリフレッシュできる機会をくれたナイキには感謝しています。本当に良いクリスマスになりました」

──元日は大阪(天皇杯)に行ったりされますか
「元日の便で帰ります。全然ゆっくりする暇がありません。ハッピーニューイヤーの幕開けとともに、僕は…空へ。本当に日本人の感覚としては元日はゆっくりしたいですが、2日からキャンプです。2日の午前中にトレーニングをして、午後からスペインでキャンプに入ります」

──ヨーロッパでの価値観が違う経験などは他にあるか
「この時期で言ったら、クリスマスを本当に大事にしています。日本人でいうところの元日に家族でみんな揃って過ごす感覚はクリスマスにあります。実際にクリスマスは日本に居るので、本当のクリスマスを体感はしていませんが、みんなと話す中ではクリスマスは家族で過ごして家でディナーを楽しむというのを感じています」

「日本はそれが元日であって、本当なら2日か3日に向こうに行きたいですけど、それは何も言えないのでね。しっかり2日から頑張りたいと思います」

──この先、自分がどう成長したいとかはありますか
「29歳にして初めてヨーロッパの舞台にいけて本当に充実していました。夏以降は試合に出られない時期もあったりと、プロ1年目のフレッシュな、試合に出るために頑張ろうという気持ちが、普段の練習から頑張っていますが、出るためにどれだけ自分が努力できるかを改めて気持ち的にも、10年前ぐらいに戻った気がします」

「出られなくても充実していましたし、出られるためにチームメイトよりも人一倍努力していました。結果として1カ月ぐらい試合に出続けてこっちに帰ってこれたので、来年につながるかなと思います。そういったことも行かなくては分からないことですし、言葉も環境も違う中で生活することは簡単なことではないので、充実した1年でした」

──実際に生活面で苦労されたことなどはあるか
「トイレ詰まったりとか、不在届をどこに持っていけばいいとか。本当に何も分かりませんし、聞くのも英語なのでね、そういった意味では生活する上でのコミュニケーションや会話はこの1年で本当に学べました。生活することはもう苦ではありません。語学も学べて良いです。セカンドキャリアに繋げたいと思います(笑)」

──練習で特別なことをしたりなどはあるのか
「出られていても出られていなくても、チームメイトの誰が見ても分かるぐらい努力はしていました。人一倍練習をずっとやっていたので、そういった姿勢は観ているひ人に絶対伝わると思っていました。出られないから特別頑張るとかではなく、継続してきたことがここ5、6試合の出場につながっていると思います。これはこの先も変わらずにやっていかなくてはいけないことなので、とにかく継続することが大事だと思います」

──3月にはロシア・ワールドカップ アジア最終予選がありますが
「まず僕はそこに行くことが保証されている立場でもありません。とにかくチームで結果を残し続けることが大事です。それが結果としてつながればいいと思うので、まずはチームで頑張ることですね」

フィテッセの関連記事

フィテッセが7日、オランダ人DFアレクサンデル・ビュットネル(35)の3度目となる加入を発表。2026年までの2年契約を結んだ。 ビュットネルはフィテッセ下部組織の出身で、トップ昇格後の2012年にマンチェスター・ユナイテッドへステップアップ。同期加入の香川真司と仲が良かった左サイドバックだ。 ユナイテッド 2024.08.08 14:50 Thu
フィテッセがオランダ・プロリーグに命からがら生き残るようだ。 主たる銀行口座がなく、会計士もいないという深刻な経営難により、オランダサッカー連盟・独立ライセンス委員会から「プロリーグライセンス剥奪」を言い渡されていたフィテッセ。 もとより昨季の勝ち点18剥奪でオランダ2部への降格が決まっていたなか、クラブ解 2024.08.04 13:30 Sun
フィテッセの運命は、ほぼ間違いなく「7月22日」に決まる。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 オランダ1部・エールディビジのフィテッセ。優勝経験こそないが、欧州5大リーグに準ずるオランダ1部でかれこれ30年以上、アヤックスやPSVなどに次ぐ第2勢力として君臨してきた。 しか 2024.07.13 15:10 Sat
フィテッセのプロリーグライセンスが剥奪される見通しに。 深刻な経営難により、今季オランダ1部・エールディビジにおける勝ち点18剥奪を喰らい、2部リーグ降格が決定していたフィテッセ。 オランダ『Voetbal International』によると、24日にもオランダサッカー連盟・独立ライセンス委員会が会議を開 2024.06.21 10:50 Fri
フィテッセはオランダ・プロリーグからの撤退を余儀なくされるのか。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 かつて安田理大氏、ハーフナー・マイク氏、太田宏介氏が所属し、短期間ながら本田圭佑もプレーしたフィテッセ。オランダ1部・エールディビジの優勝経験こそないが、長らくトップディビジョンに 2024.06.19 14:10 Wed

J1の関連記事

サンフレッチェ広島のFW中村草太が、ファジアーノ岡山との“中国ダービー”のラストプレーで決勝点を決めた。ゴール後に歓喜を爆発させながら見せたのは、自身が背負う39番をアピールするゴールパフォーマンスだった。 最後の最後にドラマが待っていた。「持ってる漢」中村草太の劇的決勝ゴールゴール動画#中村草太#sanfrec 2025.07.07 06:00 Mon
横浜F・マリノスが、「ファン・サポーターの皆さまへ」として声明を発表した。 今シーズンはスティーブ・ホーランド監督の下でスタートした横浜FM。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)と並行して戦うシーズンとなった中、明治安田J1リーグでは開幕4試合勝利なしとつまづいたスタートとなった。 その後、初白 2025.05.17 22:45 Sat
明治安田J1リーグ第17節の浦和レッズvsFC東京が17日に埼玉スタジアム2002で行われ、3-2でホームの浦和が勝利した。 リーグ戦2試合未勝利となっている4位浦和(勝ち点26)は、ドローで終えた前節のアルビレックス新潟戦からスタメンを4人変更。金子拓郎や松本泰志、長沼洋一、GK牲川歩見に代えて大久保智明、サミ 2025.05.17 18:20 Sat
17日、明治安田J1リーグ第17節の湘南ベルマーレvs横浜FCがレモンガススタジアム平塚で行われた。 連敗を「2」でストップさせた湘南と、ミッドウィークに連勝を逃した横浜FCの一戦。湘南は前節と同じ11名をピッチに送り込むことに。中2日での試合となった横浜FCは4名を変更し、伊藤槙人、駒井善成、室井彗佑、櫻川ソロ 2025.05.17 17:30 Sat
17日、明治安田J1リーグ第17節の鹿島アントラーズvs清水エスパルスが県立カシマサッカースタジアムで行われた。 現在6連勝で首位を快走中の鹿島と、3試合勝利がない清水の対戦。鹿島は前節から3名を変更。荒木遼太郎、三竿健斗、レオ・セアラが外れ、ターレス・ブレーネル、知念慶、田川亨介が入った。 対する清水は2 2025.05.17 17:02 Sat

フィテッセの人気記事ランキング

1

家族の撮影中に起きた悲劇…25mの崖から海に飛び込んだオランダ人FWが死去

オランダの複数クラブでプレー経験のあるオランダ人FWムラド・ランバラテ(31)が死去した。オランダ『テレグラーフ』が伝えている。 ランバラテは、NECやAGOVV、ゴー・アヘッド・イーグルスやフィテッセの下部組織でプレー経験があるストライカー。家族とスペインのマジョルカ島に観光で訪れていたが、約25mの崖から海に飛び込んだ際、海面下の岩にぶつかり意識を失い、その後溺死したという。その様子は家族がスマートフォンで撮影していた。 この訃報を受け、かつて所属したフィテッセは哀悼の意を表している。 「フィテッセはムラド・ランバラテが亡くなったという悲しいニュースを受け取りました。ヨング・フィテッセの元ストライカーは31歳でした」 「ランバラテは2010-11シーズンにフィテッセのシャツを着ており、U-23チームの一員でした。当時のチームはそのシーズンにU-23カップで優勝しました。2010年7月、ストライカーは最初の試合でゴールを決めました。ヨング・フィテッセのシーズンに加えて、アルンヘム・ボーイズといくつかのプロクラブでのキャリアがあります」 「フィテッセはラムラバテの家族や友人が大きな痛みに対処するために多くの力を持つことを願っています」 <span class="paragraph-title">【写真】亡くなったランバラテと現場となった約25mの崖</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Tourist killed doing cliff stunt is ex-footballer Mourad Lamrabatte <a href="https://t.co/QPJzf0estI">https://t.co/QPJzf0estI</a> <a href="https://t.co/18d7YI5Qs5">pic.twitter.com/18d7YI5Qs5</a></p>&mdash; New York Post (@nypost) <a href="https://twitter.com/nypost/status/1526075244590555136?ref_src=twsrc%5Etfw">May 16, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.05.18 06:45 Wed
2

オランダ1部・フィテッセ、プロリーグライセンス剥奪へ

フィテッセのプロリーグライセンスが剥奪される見通しに。 深刻な経営難により、今季オランダ1部・エールディビジにおける勝ち点18剥奪を喰らい、2部リーグ降格が決定していたフィテッセ。 オランダ『Voetbal International』によると、24日にもオランダサッカー連盟・独立ライセンス委員会が会議を開き、この場でフィテッセのプロリーグライセンス剥奪を決定するか否か最終判断を下す見通しだという。 フィテッセは22年2月のロシアによるウクライナ侵攻を発端として経営が悪化。 翌月にロシア人オリガルヒのオーナー、ヴァレリ・オイフ氏が撤退し、同氏就任前から不安定な経営が続いていたなか、財政面と行政面の問題が深刻化…今季に入ってとうとう「オランダプロリーグ史上最大の勝ち点剥奪」という重い処分が下された格好だ。 フィテッセのエドウィン・ラインチェスGMは17日、独立ライセンス委員会に出向き、実質的なクラブ再建案である新たな予算案を提示も、その内容に難色を示され、プロリーグライセンスの維持が困難なものとなっていた。 現在はアメリカ人実業家のコーリー・パリー氏が所有するフィテッセ。パリー氏はここ数カ月、クラブ売却に向けて投資家グループと協議し、一時は交渉成立濃厚とされるも、自ら打ち切り。フィテッセが抱える1400万ユーロ(約23.8億円)の負債が解消されるメドは消えた。 また、クラブには主たる銀行口座がなく、会計士もいない状態とのこと。独立ライセンス委員会による予算案の承認は17日期限だったこともあり、24日に「プロリーグライセンス剥奪」を言い渡される可能性が高いとされる。 この観測はフィテッセ関係者も認めており、24日以降は控訴に踏み切る可能性が大。法的措置などあらゆる手段を講じ、クラブ消滅という最悪の事態を回避する方向へ動くようだ。 2024.06.21 10:50 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly