鹿島が善戦もC・ロナウドがハット! 延長戦制したレアル・マドリーが2度目の戴冠《クラブW杯》
2016.12.18 22:07 Sun
▽FIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)2016の決勝のレアル・マドリー(欧州代表)vs鹿島アントラーズ(開催国代表)が18日に横浜国際総合競技場で行われ、延長戦の末に4-2で勝利したマドリーが2年ぶり2度目の優勝を決めた。
▽2015-16シーズンのチャンピオンズリーグを制した欧州代表のマドリーと、J1年間3位になり、チャンピオンシップを制した開催国代表の鹿島が激突した。マドリーのジダン監督は、1-0で勝利した準決勝のクラブ・アメリカ戦から、ナチョに代えてセルヒオ・ラモスを起用する1点を変更。一方、鹿島の石井監督は、3-0で勝利した準決勝のアトレティコ・ナシオナル戦から、中村と赤崎に代えて永木と金崎を起用する2カ所を入れ替えた。
▽立ち上がり、鹿島が球際に厳しくいく積極性を見せたが、時間の経過とともにマドリーがポゼッションを高めていく。すると、試合の主導権を掌握し始めたマドリーが、ファーストチャンスをゴールに結びつける。9分、ボックス右手前のモドリッチが放ったミドルシュートをGK曽ヶ端が弾く。正面にこぼれたボールをベンゼマが押し込み、マドリーが先行した。
▽ハーフタイムにかけてもマドリーが試合を支配する。すると、28分に2点目のチャンスを迎える。右サイドからルーカス・バスケスとのワンツーでボックス内に侵入したベンゼマがシュート。これがゴール右隅に飛んだが、GK曽ヶ端のセーブに遭った。
▽その後もなかなか好機を得ることができない鹿島だが、ワンチャンスをモノにする。左サイドで仕掛けた土居がクロス。柴崎はトラップを失敗するも、DFヴァランが処理しきれなかったボールをボレー。これが決まり、鹿島が前半終了間際に同点に追いついた。
▽しかし、この失点でマドリーにスイッチが入る。すると60分、マドリーが追いつく。ボックス右で仕掛けたルーカス・バスケスが山本に倒されてPKを獲得。これをC・ロナウドが冷静に沈めて、2-2とした。
▽68分に小笠原を下げてファブリシオを入れた鹿島に対して圧力を強め続けるマドリーは、72分にも決定機。左からのクロスをC・ロナウドが頭で落とすと、正面のベンゼマが振り向きざまにボレー。これが枠に飛んだが、GK曽ヶ端のビッグセーブを前に3点目とはならない。さらに、ルーカス・バスケスに代えてイスコを入れた直後の81分、ベンゼマのパスに抜け出したC・ロナウドの決定的なシュートもGK曽ヶ端のセーブに阻まれる。
▽逆に終盤には、土居に代えて鈴木を入れた鹿島がファブリシオのミドルシュートや金崎がゴールを狙うも、いずれもGKケイロル・ナバスの好守に阻まれる。そしてそのまま勝負は延長戦へ突入する。
▽迎えた延長戦、スコアを動かしたのは欧州王者だった。延長前半8分、ベンゼマのスルーパスでボックス左に抜け出したC・ロナウドが鋭いシュートでネットを揺らし、マドリーが勝ち越す。
▽それでも鹿島は直後、決定機を演出。セットプレーから鈴木が放ったヘディングシュートは、惜しくもバーに直撃する。すると、今度は逆にマドリーが延長前半14分、クロースのグラウンダーシュートをゴール前で収めたロナウドがシュート。ハットトリックとなるゴールを豪快に決め、マドリーがスコアを4-2とする。
▽その後、延長後半は鹿島が反撃に出たが、マドリーが試合をシャットアウト。そのまま逃げ切ったマドリーがクラブ史上2度目のクラブ・ワールドカップ戴冠を果たした。
▽2015-16シーズンのチャンピオンズリーグを制した欧州代表のマドリーと、J1年間3位になり、チャンピオンシップを制した開催国代表の鹿島が激突した。マドリーのジダン監督は、1-0で勝利した準決勝のクラブ・アメリカ戦から、ナチョに代えてセルヒオ・ラモスを起用する1点を変更。一方、鹿島の石井監督は、3-0で勝利した準決勝のアトレティコ・ナシオナル戦から、中村と赤崎に代えて永木と金崎を起用する2カ所を入れ替えた。
▽立ち上がり、鹿島が球際に厳しくいく積極性を見せたが、時間の経過とともにマドリーがポゼッションを高めていく。すると、試合の主導権を掌握し始めたマドリーが、ファーストチャンスをゴールに結びつける。9分、ボックス右手前のモドリッチが放ったミドルシュートをGK曽ヶ端が弾く。正面にこぼれたボールをベンゼマが押し込み、マドリーが先行した。
▽その後もなかなか好機を得ることができない鹿島だが、ワンチャンスをモノにする。左サイドで仕掛けた土居がクロス。柴崎はトラップを失敗するも、DFヴァランが処理しきれなかったボールをボレー。これが決まり、鹿島が前半終了間際に同点に追いついた。
▽1-1で迎えた後半、マドリーは前半と同様にスイッチが入りきらない状態。すると、鹿島が逆転に成功する。52分、セルヒオ・ラモスのクリアをバイタルエリア手前の柴崎が拾う。ここから単騎で仕掛けた柴崎が左足の強烈なミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、鹿島が勝ち越した。
▽しかし、この失点でマドリーにスイッチが入る。すると60分、マドリーが追いつく。ボックス右で仕掛けたルーカス・バスケスが山本に倒されてPKを獲得。これをC・ロナウドが冷静に沈めて、2-2とした。
▽68分に小笠原を下げてファブリシオを入れた鹿島に対して圧力を強め続けるマドリーは、72分にも決定機。左からのクロスをC・ロナウドが頭で落とすと、正面のベンゼマが振り向きざまにボレー。これが枠に飛んだが、GK曽ヶ端のビッグセーブを前に3点目とはならない。さらに、ルーカス・バスケスに代えてイスコを入れた直後の81分、ベンゼマのパスに抜け出したC・ロナウドの決定的なシュートもGK曽ヶ端のセーブに阻まれる。
▽逆に終盤には、土居に代えて鈴木を入れた鹿島がファブリシオのミドルシュートや金崎がゴールを狙うも、いずれもGKケイロル・ナバスの好守に阻まれる。そしてそのまま勝負は延長戦へ突入する。
▽迎えた延長戦、スコアを動かしたのは欧州王者だった。延長前半8分、ベンゼマのスルーパスでボックス左に抜け出したC・ロナウドが鋭いシュートでネットを揺らし、マドリーが勝ち越す。
▽それでも鹿島は直後、決定機を演出。セットプレーから鈴木が放ったヘディングシュートは、惜しくもバーに直撃する。すると、今度は逆にマドリーが延長前半14分、クロースのグラウンダーシュートをゴール前で収めたロナウドがシュート。ハットトリックとなるゴールを豪快に決め、マドリーがスコアを4-2とする。
▽その後、延長後半は鹿島が反撃に出たが、マドリーが試合をシャットアウト。そのまま逃げ切ったマドリーがクラブ史上2度目のクラブ・ワールドカップ戴冠を果たした。
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