内田が1年9カ月ぶりとなる戦線復帰! 南野フル出場ザルツブルクが2-0でシャルケを下す《EL》
2016.12.09 07:20 Fri
▽8日にヨーロッパリーグ(EL)・グループI最終節のザルツブルクvsシャルケが行われ、2-0でザルツブルクが勝利した。ザルツブルクの南野拓実はフル出場、シャルケの内田篤人は83分から出場している。
▽前節でグループステージ敗退が決定したザルツブルク(勝ち点4)が、GS首位通過を決めているシャルケ(勝ち点15)をホームに迎えた一戦。国内リーグ2連勝中のザルツブルクは直近の試合から5人を変更した。南野は先発メンバーに名を連ねた。
▽一方、直近のライプツィヒ戦に敗れるまで公式戦12試合負けなしだったシャルケはそのライプツィヒ戦から10人を変更。GKフェールマン、コラシナツ、マイヤー、チュポ=モティングなどを代えて、GKギーファー、アオゴ、コノプリャンカなどを起用。長期離脱からの復帰が期待された内田はベンチスタートとなった。
▽互いに消化試合となった一戦は、予想に反して両チームともにプレスをかけあう立ち上がりとなった。ザルツブルクは8分、左サイドを突破したシュラガーがボックス手前にパスを送ると、走りこんだ南野が一人かわして左足シュート。しかし、これはGKギーファーが正面でセーブ。
▽対するシャルケは19分、左サイドでスローインを受けたアブディジャジがボックス手前にカットインして、ミドルシュート。強烈なシュートはGKスタンコビッチがファインセーブで弾き出す。
▽思わぬ形で先制を許したシャルケだが、ターンオーバーを採用した影響でいまひとつ攻撃のクオリティに欠ける。41分、ハーフウェイライ付近でカイサラがボールを奪うと左サイドにスルーパス。これを受けたコノプリャンカがボックス手前左から右足でシュートを放つも、ゴール右へと外れてしまう。ミドルシュートの応酬となった前半は、互いに相手の陣形を崩せぬまま、試合を折り返す。
▽後半に入ってもリズムが良くない両チーム。シャルケは56分、パスカットからフィールド中央のアブディジャジにつなぐと、右サイドにスルーパス。これに抜け出したリーゼが右足でシュートを放つも、GKスタンコビッチがブロック。さらに69分、ボックス左手前からのFK、コノプリャンカのクロスをアブディジャジが頭で合わせる。しかし、またもやGKスタンコビッチのファインセーブに遭い、2度のチャンスを決め切ることができない。
▽するとザルツブルクは76分、ボックス手前でボールを受けた途中出場のヴォルフがディフェンスラインの裏にスルーパス。これに抜け出した南野がキーパーをかわして、ゴールに流し込む。しかし、これはオフサイドをとられてしまう。
▽するとついに83分、待望の瞬間が訪れる。シャルケはリーターに代えて内田を投入。これで内田は2015年3月10日のレアル・マドリー戦以来となる1年9カ月ぶりの復帰となった。すると88分、ヤボがドリブルからボックス内の南野にパスを送ると、キックフェイントで一人かわしてシュート。しかし、これは内田がブロックした。
▽ザルツブルクは後半アディショナルタイム、GKギーファーが上がってのパワープレーを仕掛けたシャルケのCKからカウンター。ボールを奪って冷静に敵陣まで運ぶと、最後はラドシェビッチが流し込む。ザルツブルクが試合を決め、そのまま試合終了。南野はゴールとはならなかったもののゴールに向かう積極的な姿勢を見せた。長期離脱からの復帰を果たした内田は出場時間は短かったものの、南野とのマッチアップなどで回復した姿を見せた。
▽前節でグループステージ敗退が決定したザルツブルク(勝ち点4)が、GS首位通過を決めているシャルケ(勝ち点15)をホームに迎えた一戦。国内リーグ2連勝中のザルツブルクは直近の試合から5人を変更した。南野は先発メンバーに名を連ねた。
▽一方、直近のライプツィヒ戦に敗れるまで公式戦12試合負けなしだったシャルケはそのライプツィヒ戦から10人を変更。GKフェールマン、コラシナツ、マイヤー、チュポ=モティングなどを代えて、GKギーファー、アオゴ、コノプリャンカなどを起用。長期離脱からの復帰が期待された内田はベンチスタートとなった。
▽対するシャルケは19分、左サイドでスローインを受けたアブディジャジがボックス手前にカットインして、ミドルシュート。強烈なシュートはGKスタンコビッチがファインセーブで弾き出す。
▽互いにミドルシュートでけん制するとザルツブルクは22分、ボックス手前右でボールを受けたラザロがシュート。これはヘヴェテスに防がれるも、流れたボールがボックス内のシュラガーの元へ転がると冷静に流し込み、ザルツブルクが先制する。
▽思わぬ形で先制を許したシャルケだが、ターンオーバーを採用した影響でいまひとつ攻撃のクオリティに欠ける。41分、ハーフウェイライ付近でカイサラがボールを奪うと左サイドにスルーパス。これを受けたコノプリャンカがボックス手前左から右足でシュートを放つも、ゴール右へと外れてしまう。ミドルシュートの応酬となった前半は、互いに相手の陣形を崩せぬまま、試合を折り返す。
▽後半に入ってもリズムが良くない両チーム。シャルケは56分、パスカットからフィールド中央のアブディジャジにつなぐと、右サイドにスルーパス。これに抜け出したリーゼが右足でシュートを放つも、GKスタンコビッチがブロック。さらに69分、ボックス左手前からのFK、コノプリャンカのクロスをアブディジャジが頭で合わせる。しかし、またもやGKスタンコビッチのファインセーブに遭い、2度のチャンスを決め切ることができない。
▽するとザルツブルクは76分、ボックス手前でボールを受けた途中出場のヴォルフがディフェンスラインの裏にスルーパス。これに抜け出した南野がキーパーをかわして、ゴールに流し込む。しかし、これはオフサイドをとられてしまう。
▽するとついに83分、待望の瞬間が訪れる。シャルケはリーターに代えて内田を投入。これで内田は2015年3月10日のレアル・マドリー戦以来となる1年9カ月ぶりの復帰となった。すると88分、ヤボがドリブルからボックス内の南野にパスを送ると、キックフェイントで一人かわしてシュート。しかし、これは内田がブロックした。
▽ザルツブルクは後半アディショナルタイム、GKギーファーが上がってのパワープレーを仕掛けたシャルケのCKからカウンター。ボールを奪って冷静に敵陣まで運ぶと、最後はラドシェビッチが流し込む。ザルツブルクが試合を決め、そのまま試合終了。南野はゴールとはならなかったもののゴールに向かう積極的な姿勢を見せた。長期離脱からの復帰を果たした内田は出場時間は短かったものの、南野とのマッチアップなどで回復した姿を見せた。
シャルケの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
|
シャルケの人気記事ランキング
1
シャルケ、シディ・サネと契約延長! 兄はバイエルンのレロイ・サネ
シャルケは12日、ドイツ人FWシディ・サネ(19)と2024年6月30日まで契約を延長したことを発表した。 同選手はドイツ代表FWレロイ・サネの弟。その兄同様、地元のヴァッテンシャイトやレバークーゼンの下部組織を経て、2011年7月にシャルケユースに入団した。 昨シーズンはU-19でリーグ戦16試合に出場し6ゴールをマーク。さらに今年4月にはU-23デビューも果たし、着実にプロへの階段を上っている。 ポジションは右ウイングだが、187cmという長身も武器としており、センターFWやセンターバックでプレーした経験も持つ。 U-23の監督を務めるマティアス・ショバー氏によると、今後はトップチームのトレーニングに参加する回数も増えていく模様だ。<span class="paragraph-title">【写真】シディ・サネ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="de" dir="ltr">Die Knappenschmiede stattet U19-Talent Sidi Sane mit einem Vertrag bis zum 30.6.2024 aus.<br><br>Weitere Informationen: <a href="https://twitter.com/hashtag/schmiede?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#schmiede</a> | | <a href="https://twitter.com/hashtag/S04?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#S04</a></p>— Knappenschmiede (@knappenschmiede) <a href="https://twitter.com/knappenschmiede/status/1535894166290456579?ref_src=twsrc%5Etfw">June 12, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.06.13 14:30 Mon2
最下位に沈むシャルケを支えるサポーターのコレオが圧巻!色が変わる仕様に「鳥肌級」「過去最高の傑作」
シャルケのサポーターたちがクラブを力強くサポートしている。 今季2シーズンぶりにブンデスリーガ1部に復帰したシャルケだったが、ここまでわずか1勝の最下位に沈んでいる。早くもフランク・クラマー監督を更迭すると、トーマス・レイス監督を迎えた。 そのレイス監督の初陣となった10月30日のブンデスリーガ第12節のフライブルク戦、シャルケのゴール裏には圧巻の光景が広がった。 試合前に掲げられたのはシャルケのユニフォームをモチーフにした巨大なコレオ。最初はアウェイユニフォームのような白色だったが、サポーターたちの発煙筒によって煙が当たると徐々に色が変化。最後にはホームユニフォーム同様のブルーに染まった。 このシーンにはファンも驚き。「鳥肌級」、「圧巻」、「どうやってやるんだ?」、「過去最高の傑作」、「信じられない」と声を上げている。 日本代表DF吉田麻也も先発した試合は、立ち上がりこそシャルケが善戦。しかし、前半アディショナルタイムに失点を許し、後半にもPKを与えて0-2で敗れた。 なお、フライブルクの日本代表MF堂安律も先発し、76分までプレーしている。 <span class="paragraph-title">【動画】ユニフォームの色が変わる瞬間は圧巻!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="fr" dir="ltr"> L'incroyable tifo de Schalke ce weekend, dont le maillot change de couleur !<br> Du jamais-vu ! <a href="https://t.co/v2NLBEBD5Z">pic.twitter.com/v2NLBEBD5Z</a></p>— beIN SPORTS (@beinsports_FR) <a href="https://twitter.com/beinsports_FR/status/1587153582830206976?ref_src=twsrc%5Etfw">October 31, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.11.02 20:45 Wed3
復権目指す2部シャルケが足並み揃わず…3バック採用の指揮官に主将がチクリ「昨季の4バックが得点チャンスも多かった」
シャルケほど「前途多難」という単語が似合うクラブはないかもしれない。ドイツ『ビルト』が、監督と主将の意見の相違を伝えている。 長年ブンデスリーガで一定の地位を保ってきたシャルケ。内田篤人氏も所属した2010年ごろはチーム全体が充実のスカッドを誇り、CL4強にDFBボカール優勝も成し遂げている。 しかし、元々不安視されてきた資金繰りが、新型コロナの世界的流行、またロシア企業「ガスプロム」とのスポンサー契約解消で悪化。クラブとしての“体力”を失った結果、2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)への降格に。1年での1部復帰までは良かったが、昨季から再び2部を戦う。 1部昇格ラインより3部降格ラインのほうが近かった昨季を経て今夏、『ビルト』によると、カレル・ゲラルツ監督は新たに「3バック」を推進しており、プレシーズンマッチでほぼ3バックを採用しているという。 しかし、これに公然と異を唱えたのは、指揮官から新キャプテンに指名された元トルコ代表FWケナン・カラマン(30)。 昨季リーグ戦29試合13得点9アシストと孤軍奮闘の新主将は、「4バックのほうがやりやすかったし、そっちのほうが両サイドから多くのチャンスを作れていた」と、指揮官に4バックを要求する。 ゲラルツ監督は昨季途中の就任以降、[4-3-1-2]を基本システムとし、中盤ダイヤモンドの頂点であるトップ下にカラマンを配置。結果、カラマンは得点関与が格段に増えた経緯がある。 しかし、今夏から採用される3バック、[3-1-4-2]にはトップ下がなく、カラマンは2トップの一角がメインに。昨季も何試合か[3-1-4-2]でここを担ったカラマンだが、快適さを一切感じていないとのことだ。 『ビルト』いわく、カラマンの要求を利己的と言い切ることはできず、彼自身のチームに対する責任、現シャルケのゴールへの道筋を考えれば、決して無視できない意見とのこと。 カラマンの主張を耳にしたかどうか不明だが、ゲラルツ監督は24日の取材対応でこう語った。 「4バックシステムのプランBを用意することが、私にとって重要な課題となっていた。昨季途中からでは出来なかったからね。1年を通じて単一のアイデアだけでは戦い抜けないだろう。どちらにせよ、基本的なフィロソフィーは『ボールを前へ速く運ぶ』ことだ」 「ビルト」は、ゲラルツ監督がカラマンの主張を受け入れることはなく、3バックを基軸としていく様子だと伝えている。 2024.07.26 20:15 Fri4
1部昇格も厳しいシャルケ、新監督にOB招へいを夢見る?
2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)を戦うシャルケ。名門復活に向けてまずは昇格を目指す中、新たな指揮官にクラブOBを考えているという。 今シーズンの2.ブンデスリーガではここまで12位に位置。今シーズンもブンデスリーガへの昇格はかなり高いハードルとなっているシャルケ。2020-21シーズンに最下位で降格。2021-22シーズンはDF板倉滉の活躍もあり優勝して1年で復帰した。 しかし、2022-23シーズンは再び低迷し17位で終了し1年で降格。2023-24シーズンは苦戦し、10位でシーズンを終えていた。 低迷期が続くシャルケ。ドイツ『ビルト』によると、チームの復権のために新監督にレアル・マドリー・カスティージャのラウール・ゴンサレス監督(47)を候補にしているという。 シャルケは予てからラウール監督の引き抜きを画策し、プロジェクトの提案も行っていたが、いずれも拒否されたという。古巣マドリーのカスティージャでの指揮に集中しているラウール監督を引き抜くことは簡単ではない状況だ。 ただ、ファーストチームも指揮したい考えがあるラウール監督。マドリーはカルロ・アンチェロッティ監督が指揮を続けており、ブラジル代表の指揮を執るという報道もあった中、マドリーに残ることを強調していた。 フロレンティーノ・ペレス会長が契約を終えると決断しない限りはマドリーの指揮を執り続けるというアンチェロッティ監督。ラウール監督は後任候補に上がることは間違いないが、いつになるのかは不透明。簡単な道のりではないだろう。 とはいえ、ラウール監督はカスティージャでの戦いに集中している状況。シャルケのラウール監督招へいは、夢物語になる可能性も大きそうだ。 2025.03.06 23:30 Thu5