【プレビュー】今季のリーグタイトルの行方を左右するエル・クラシコ《バルセロナ vs レアル・マドリー》

2016.12.03 08:00 Sat
Getty Images
▽リーガエスパニョーラ第14節、バルセロナvsレアル・マドリーのエル・クラシコが日本時間3日24:15にカンプ・ノウでキックオフされる。リーガ2連覇中の2位バルセロナ(勝ち点27)と、公式戦32戦無敗の首位レアル・マドリー(勝ち点33)が対峙する今シーズン最初の伝統の一戦だ。

▽前節、鬼門アノエタで大苦戦のバルセロナは、FWネイマールとFWメッシの鮮やかな連係からのゴールと、微妙な判定にも助けられて辛くも勝ち点1を持ち帰った。だが、首位マドリーとの勝ち点差は6ポイントに開き、リーガ3連覇に向けてはクラシコでの必勝が求められる。直近のコパ・デル・レイでは多数の主力を温存し、若手中心のメンバー構成で臨むも3部相手に引き分け止まりとなり、流れに乗れないまま今季最初のクラシコを迎えることになった。今回の一戦に向けては、直近の公式戦7試合で複数得点がわずか2試合と、迫力不足の攻撃陣の活躍がカギを握る。とりわけ、やや調子を落とすFWスアレスの奮起が期待される。

▽一方、リーグ戦6連勝中で公式戦32戦無敗を継続中と圧倒的な勝負強さを見せているマドリーは、1980年代に“キンタ・デル・ブイトレ(ハゲワシ部隊)”が記録したクラブ記録(34戦無敗)更新に向けて邁進中。新記録樹立に向けて最大の試練となる敵地でのクラシコに向けては、クロースやベイル、モラタといった離脱が気がかりなところ。それでも、セルヒオ・ラモスやカゼミロの復帰で守備陣はほぼベストな布陣を組めるだけに、引き分け良しのこの試合では大きな影響はなさそうだ。
▽なお、今回のビッグマッチを裁くのはクロス・ゴメス主審。バルセロナは同主審担当試合の通算戦績は17勝3分けで無敗。一方のマドリーは、18勝4敗5分けと、ホームチームにアドバンテージがある。なお、クラシコではコパ・デル・レイで2試合を捌き、バルセロナの1勝1分けとなっている。

◆バルセロナ◆
【4-3-3】

▽バルセロナ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:テア・シュテーゲン
DF:セルジ・ロベルト、ピケ、マスチェラーノ、ジョルディ・アルバ
MF:ラキティッチ、ブスケッツ、イニエスタ
FW:メッシ、スアレス、ネイマール
負傷者:DFピケ、マテュー
出場停止者:なし
▽書類手続きの問題でリーガの選手登録が認められていない若手DFマルロンが欠場となる。負傷者に関しては前節負傷したピケとジョルディ・アルバに欠場の可能性が指摘されたものの、イニエスタと共にスタメンに入る見込みだ。

◆レアル・マドリー◆
【4-2-3-1】

▽レアル・マドリー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ケイロル・ナバス
DF:カルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:モドリッチ、カゼミロ
MF:ルーカス・バスケス、イスコ、クリスティアーノ・ロナウド
FW:ベンゼマ
負傷者:MFクロース、MFベイル、FWモラタ
出場停止者:なし

▽コンディション不良のクロースが長期離脱中のモラタ、ベイルと共に欠場となる。システムに関してはカゼミロの復帰で[4-3-3]に戻す可能性もあるが、絶好調のイスコをトップ下に置くため、[4-2-3-1]で臨む可能性が高い。メンバー選考に関しては、引き分けをある程度意識しての守備的なスタメンを予想。カゼミロのコンディション次第ではコバチッチが代役に入ることになる。

★注目選手
◆バルセロナ:MFアンドレス・イニエスタ
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▽クラシコの主役は間違いなくエースのメッシだが、バルセロナ勝利のカギを握るのは、ぶっつけ本番で先発復帰が予想されるキャプテンのイニエスタだ。ここ最近、攻撃が機能不全を起こしていた原因は、卓越した戦術眼とテクニックで、中盤と前線を繋げているこの天才MFの不在によるところが大きかった。アンドレ・ゴメスやラフィーニャ、デニス・スアレスといった代役も奮闘していたもののゲームコントロール、3トップの生かし方という部分で見劣りは否めなかった。

▽約5週間ぶりの実戦となるため、試合勘、スタミナという部分で不安を抱えているものの、技術やビジョンという部分は衰えることがない。相手の激しいプレスに晒される中、持ち味のパスセンスとドリブル突破でトリデンテに決定機を供給したい。

◆レアル・マドリー:MFカゼミロ
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▽一方、バルセロナと同様に主役はエースのC・ロナウドだが、こちらも負傷明けのカゼミロを注目選手に挙げたい。コバチッチの台頭でベンチスタートの可能性も考えられるが、世界屈指の攻撃力を誇るバルセロナを相手に守備のスペシャリストの出番は必ず訪れるはずだ。

▽復帰戦となったレオネッサ戦では、試合勘やフィットネスの問題でやや反応が遅れる場面も散見されたが、ボールホルダーへの鋭いチェックや的確なポジショングなど、マドリーの他の中盤の選手にはない、自身の長所をしっかりと表現できていた。敵地で押し込まれる展開が予想される中、気の利いた守備で最終ラインをサポートしつつ、シンプルな捌きで高速カウンターの起点となりたい。

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