グループB三つ巴の戦いは最終節決着へ《CL》

▽ナポリは23日、チャンピンズリーグ(CL)・グループB第5節でディナモ・キエフを本拠地サン・パオロに迎え、0-0の引き分けに終わった。▽前節ベシクタシュ戦をハムシクのミドル弾で1-1と引き分けた首位ナポリ(勝ち点7)は、直前にベンフィカがベシクタシュに引き分けたため、今節での決勝トーナメント進出はお預けとなった。そのナポリはインシーニェのドッピエッタで2-1と勝利した直近のウディネーゼ戦のスタメンから2選手を変更。アランがベンチスタートとなって負傷明けのアルビオルが先発となった。▽最下位ディナモ・キエフ(勝ち点1)に対し、ナポリが仕掛けていく展開とすると、メルテンスやインシーニェがディフェンスライン背後を取ってディナモ・キエフをけん制していく。そして、敵陣でのプレーを続けるナポリは、25分にハムシクのミドルシュートでGKを脅かした。しかし、守備組織を自陣に形成するディナモ・キエフを崩しきれず、前半をゴールレスで終えた。
▽迎えた後半も押し込むナポリはインシーニェのミドルシュートなどでゴールに迫るもGKを脅かすには至らない。そんな中65分、ボックス手前左からのハムシクの強烈なミドルシュートが枠の左を捉えたが、GKの好守に阻まれた。

▽流れを変えたいナポリはインシーニェに代えてガッビアディーニを最前線に投入。メルテンスを左サイドに張り出させた。すると74分にはガッビアディーニがペナルティアーク右からコントロールシュートで枠の左を狙うも、GKのファインセーブに阻まれる。終盤にかけては膠着状態に陥り、ゴールに迫れずそのまま0-0でタイムアップとなった。▽グループBもう一試合のベシクタシュvsベンフィカは3-3の引き分けに終わり、最終節まで突破チームが決まらない混戦状態となっている。