低調ユナイテッド、ポグバ負傷のアクシデントもありフェネルバフチェに敗れて3位後退…《EL》

2016.11.04 04:58 Fri
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドは3日、ヨーロッパリーグ(EL)・グループA第4節でフェネルバフチェとシュクル・サラジョウルで対戦し1-2で敗れた。

▽首位のフェイエノールトと並んで勝ち点6のユナイテッドが、勝ち点4で3位のフェネルバフチェとアウェイで対戦した。

▽今回の一戦でユナイテッドは、控え選手を中心に送り出し、ゴールマウスはデ・ヘア、バックラインは右からダルミアン、ロホ、ブリント、ショーが並び、中盤はシュナイデルラン、エレーラのダブルボランチにポグバがトップ下。前線はラッシュフォードとマルシャルを両翼に、センターにはルーニーが起用されている。一方のフェネルバフチェは、古巣対戦となるファン・ペルシがベンチスタートとなった。
▽試合は開始早々に動きを見せた。2分にフェネルバフチェは左サイドのアリ・カルディリムがクロスを入れると、ボックス内のソウがバイシクルで狙う。ボールはクロスバーに当たってゴールラインを割り、ホームチームがファーストプレーで得点を奪いきった。

▽いきなり追いかける展開となったユナイテッドは20分にアクシデントが発生する。ポグバのもも裏に相手選手の膝が入り悶絶。ポグバは一度治療でピッチを離れた後、負傷部位を気にしながらもプレーを続行した。しかし29分、自らプレーをやめてベンチへと戻り、イブラヒモビッチが代わりに投入され、ルーニーがトップ下の位置に下りた。
▽その後は、ユナイテッドが相手陣内でプレーする時間が長くなるも決定機までは作れない。39分にはタッチラインを割ったボールを取りに行ったイブラヒモビッチがケアーの執拗なマークに苛立ちのど輪を見舞う。この行為に対してカードは出されなかったものの、42分にはルーニーとも相手選手と一触即発のムードを漂わせるなど異様な雰囲気の中前半が終了した。

▽流れを変えたいユナイテッドは、ハーフタイムでシュナイデルランを下げてマタを投入。エレーラがアンカーに下がり、マタはルーニーとともにインサイドハーフに入った。57分には左サイドから崩し、ラッシュフォードが落としたボールにマタが合わせるが、これは枠を捉えきれない。

▽すると59分にフェネルバフチェが、ボックス手前左の位置でFKを獲得。これをレンスが右足で直接狙うと、鋭いカーブがかかったボールにGKデ・ヘアは一歩も動けずにネットをゆらした。するとユナイテッドは、失点直後にラッシュフォードをムヒタリャンに代えるなど、30分を残して交代カードを切り終える。

▽しかし69分にはレンスのスルーパスが途中出場のエメニケに通り、GKと一対一を作られる。ここはデ・ヘアがなんとかブロックするもユナイテッドは不安定な戦いぶりが続く。対するフェネルバフチェも82分にポトゥクを下げてノイシュテッターを送り出すなど試合をクローズしにかかる。

▽しかしユナイテッドは89分、ルーニーがディフェンスと中盤のギャップでボールを受けると、そこから右足を一閃。やや距離のあるミドルシュートが決まって1点差に詰め寄る。しかしユナイテッドの反撃もここまで。敗れたユナイテッドはフェネルバフチェに抜かれてグループ3位に後退した。

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