【ブンデスリーガ第10節プレビュー】バイエルンvsホッフェンハイムの上位対決や日本人対決2試合開催

2016.11.04 18:00 Fri
Getty Images
▽前節行われたドルトムントvsシャルケのレヴィア・ダービーは、膠着した展開の中で0-0と引き分けた。そして、バイエルンがアウグスブルクに快勝して首位をキープ。バイエルンと同じく無敗を維持するライプツィヒ、ホッフェンハイムも勝利を収めている。迎える第10節はバイエルンvsホッフェンハイムの上位対決や、フランクフルトvsケルン、ハンブルガーSVvsドルトムントの日本人対決が開催される。
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▽まずは首位バイエルン(勝ち点23)と3位ホッフェンハイム(勝ち点19)の上位対決から。前節アウグスブルク戦をレヴァンドフスキの2発で快勝したバイエルンは、火曜日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のPSV戦もレヴァンドフスキの2ゴールで逆転勝利を収めた。公式戦5連勝中と好調な中、ホッフェンハイムとの無敗対決を制し、首位の座を磐石なものとできるか。
▽一方、3位ホッフェンハイム(勝ち点19)は前節ヘルタ・ベルリンとの上位対決を1-0以上の内容の差で勝利し、リーグ戦5連勝を飾った。王者バイエルン相手にも攻守の切り替えの早いサッカーで応戦できるか。29歳のナーゲルスマン監督がどのようなゲームプランで臨むのかに注目だ。

▽長谷部フランクフルトと大迫ケルンによる日本人対決も注目だ。公式戦ここ2試合センターバックで起用されている長谷部は、3バックの中央で守備を統率し、チームのクリーンシートに貢献。ホッフェンハイム戦ではフィジカルに優れるモデスト、そして巧みなポストプレーを兼備する大迫が相手となるが、ここ2試合同様に安定したプレーを見せられるか。

▽対するケルンはモデストが絶好調を維持。公式戦ここ5試合で8ゴールを荒稼ぎしている。大迫との関係性も良好でケルン好調の要因となっている。前節PKを獲得した大迫としては公式戦6試合ぶりのゴールで長谷部との日本人対決を制したい。
▽今節もう一つの日本人対決では、ハンブルガーSVvsドルトムントが開催される。ここ2試合ボランチでの起用が続いている酒井高は、守備の安定をチームにもたらしているものの、前節はウッドの退場もあってケルンに屈した。ギズドル監督就任後もなかなかチーム状態が上がらない中、今季初勝利を飾れるか。

▽対するドルトムントは前節シャルケとのダービーを低調な内容の末に0-0で引き分け、リーグ戦4試合勝利から見放されることとなった。それでも水曜日に行われたCLのスポルティング戦ではラファエウ・ゲレイロとカストロが先発復帰した中、難敵相手に勝利し、グループステージ突破を果たした。ケガ人が戻ってきた中、足首の負傷でスポルティング戦を欠場した香川としては厳しい状況が続くが、戦列復帰となるか。

▽最後にホッフェンハイムに屈して5試合ぶりに黒星を喫した5位ヘルタ・ベルリン(勝ち点17)の原口は、リーグ戦4試合勝利のない11位ボルシアMG(勝ち点12)とのホーム戦で勝利を取り戻しにかかる。

◆ブンデスリーガ第10節
▽11/4(金)
《28:30》
ヘルタ・ベルリン vs ボルシアMG

▽11/5(土)
《23:30》
フライブルク vs ヴォルフスブルク
インゴルシュタット vs アウグスブルク
ハンブルガーSV vs ドルトムント
バイエルン vs ホッフェンハイム
レバークーゼン vs ダルムシュタット
《26:30》
フランクフルト vs ケルン

▽11/6(日)
《23:30》
ライプツィヒ vs マインツ
《25:30》
シャルケ vs ブレーメン


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