ヘルタ・ベルリンがホッフェンハイムとの上位対決で惜敗… 原口はフル出場《ブンデスリーガ》

▽ヘルタ・ベルリンは30日、ブンデスリーガ第9節でホッフェンハイムとのアウェイ戦に臨み、0-1で敗戦した。ヘルタ・ベルリンの原口はフル出場した。

▽ミッドウィークに行われたDFBポカール2回戦のザンクト・パウリ戦を勝利(2-0)したヘルタ・ベルリンは、その試合からスタメンを4人変更。カルーやシュトッカー、ラングカンプらに代えて原口やエスヴァイン、ルステンベルガーらを先発で起用した。

▽3位のヘルタ・ベルリンと、4位につけるホッフェンハイムの勝ち点1差による上位対決は、ヘルタ・ベルリンが14分に最初の決定機を迎える。左サイドを持ち上がった原口の折り返しを中央でアランが左足で合わせたが、これはGKバウマンの好セーブに防がれた。
▽ピンチを凌いだホッフェンハイムはボールを動かしながら徐々に攻勢を強めると27分、ロングスルーパスに抜け出したルップがチップシュートでゴールを狙ったが、これは飛び出したGKヤルシュテインに体を張ったブロックで阻まれる。さらに29分にも、右クロスのこぼれ球に反応したカデラベクがダイビングヘッドで合わせたが、これはクロスバーを叩いた。

▽すると31分、ホッフェンハイムが待望の先制点を奪う。バイタルエリア左でFKを獲得すると、キッカーを務めたデミルバイが好クロスを供給。このボールをファーサイドから走り込んだジューレが頭でゴールネットを揺らした。▽迎えた後半、最初のチャンスはヘルタ・ベルリンに生まれる。51分、ボックス右でボールを受けたイビセビッチが右足を振り抜いたが、このシュートはGKバウマンがセーブ。

▽対するホッフェンハイムは71分、ボックス左から侵入したルップのラストパスをゴール左のワグナーが合わせたが、これは飛び出したGKヤルシュテインにブロックされる。さらに77分にも、ゴール左から仕掛けたクラマリッチが決定機を迎えたが、このシュートもGKヤルシュテインの顔面ブロックに防がれた。

▽その後も一進一退の攻防が続く中、ホッフェンハイムは88分、中盤からのフィードに抜け出したアミリがボックス左まで持ち上がりラストパス。これを中央で受けたクラマリッチがフリーでシュートを放ったが、再びGKヤルシュテインのファインセーブに阻まれた。

▽結局、試合はそのまま0-1で終了。公式戦6試合ぶりの敗戦となったヘルタ・ベルリンは、勝利したホッフェンハイムに抜かれ4位に後退した。