原口vs大迫は原口に軍配! ヘルタがケルンとの上位対決を制して2位浮上《ブンデスリーガ》

▽ブンデスリーガ第8節ヘルタ・ベルリンvsケルンが22日に行われ、2-1でヘルタが勝利した。ヘルタの原口はフル出場し、ケルンの大迫は前半のみの出場となった。

▽前節ドルトムント戦を1-1で引き分けた4位ヘルタ(勝ち点14)は、退場したシュトッカーに代わってケガ明けのカルーが今季初スタメンを飾り、開幕からフル出場を続けている原口が[4-2-3-1]の左MFで引き続き先発となった。

▽一方、前節インゴルシュタット戦を大迫のアシストとPK獲得で2-1と勝利した2位ケルン(勝ち点15)は、インゴルシュタット戦同様のスタメンを送り出し、大迫が[4-4-2]のFWで7試合連続スタメンとなった。
▽まずは6分、大迫がリッセの右クロスにペナルティアーク右からダイレクトで合わせたシュートが枠の右に外れる。対する原口は9分、左サイドから仕掛けてクロスを送り、イビセビッチの反転シュートを演出。しかし、GKホルンの好守に阻まれた。

▽互いに見せ場を作って迎えた13分、ヘルタが先制する。右サイドを持ち上がったヴァイザーのクロスに、ボックス中央のイビセビッチがダイレクトで合わせたシュートがゴール左に決まった。▽さらに17分、カルーがコントロールシュートを放つもGKホルンのセーブに阻まれる。その後は一進一退の攻防が続いて互いにシュートに持ち込めない状況が続き、前半はヘルタが1点をリードしたまま終了した。

▽迎えた後半頭からケルンは脇腹を負傷した影響か大迫に代えてビッテンコートを投入。そのケルンに対し、ヘルタは49分に原口の仕掛けからボックス左のプラッテンハールトが決定的なシュートを浴びせるもGKホルンの好守に阻止される。

▽それでもケルンは後半最初のチャンスをモノにした。65分、ラウシュのクロスをニアで受けたビッテンコートがゴールエリア左から折り返し、最後はゴール前でフリーとなっていたモデストが難なく押し込んだ。

▽同点とされたヘルタは71分、ボックス手前左からのFKにブルックスが合わせたヘディングシュートはGKホルンのファインセーブに阻まれる。それでも74分、右サイドからのヴァイザーのFKをファーサイドのシーバーがヘッドで折り返したところをスタークがヘッドで押し込み、勝ち越しに成功する。

▽そして87分のS・ツォラーのシュートがバーを叩いて助かったヘルタがそのまま逃げ切り。ケルンに今季初黒星を付け、2位浮上を果たしている。