【コラム】G大阪の怪物が怪物と呼ばれる所以を形で示した日
2016.09.20 12:00 Tue
▽怪物が怪物と呼ばれる所以を形で示した。ガンバ大阪に所属するMF井手口陽介は、18日に行われた明治安田生命J1リーグ・2ndステージ第12節の名古屋グランパス戦で1ゴール1アシストと活躍。2ndステージ優勝争いの真っ只中にいるチームを今シーズン2度目の3連勝に導いた。
◆「至宝」から評される「怪物」
▽福岡県出身の井手口は、G大阪ユース出身の生え抜き選手。当時高校2年生だった2013年に2種登録選手としてトップチーム登録されると、翌年に現アウグスブルクのFW宇佐美貴史以来、クラブ史上5人目の飛び級昇格を果たした逸材だ。さらに、「至宝」と呼ばれてきた宇佐美をして「怪物」と言わしめるなど、才能を高く評価する者も少なくない。
▽その井手口が長谷川健太監督に戦力としての手応えを感じさせ始めたのは、2015シーズン。サンフレッチェ広島と対峙したチャンピオンシップの2試合や、浦和レッズとの天皇杯決勝といった、タイトルが懸かった大一番でも起用されるなど、当時19歳ながらも指揮官の心を徐々に引き寄せ始めていた。
▽来る今シーズン、井手口はここまで公式戦24試合に出場。長谷川監督の口から「ボランチの選択肢が増えた」との言葉が出るなど、MF遠藤保仁、MF今野泰幸に続く3番手のセントラルMFとしての地位を完全に確立。それは、長谷川監督がケガから復帰した今野をすぐに先発復帰させず、遠藤の相方として、井手口を起用し続けたことからもうかがえる。
▽そんな中、井手口にこれまでの成長か試される場が突然訪れる。それが、18日の名古屋戦だ。この試合に遠藤とともにボランチの一角で先発した井手口は、持ち前のボール奪取能力と、豊富な運動量で広範囲を監視。ときおり、売りとする激しさが仇となり、相手にFKのチャンスを与える場面もあったが、随所で持ち味を発揮していた。
▽しかし42分、遠藤が右足太ももを打撲してプレー続行が不可能となり、ベンチに控えていた今野と途中交代。絶対的な組み立て役を担う遠藤がベンチに下がったことにより、中盤には井手口、今野という守備的MFが並ぶことになった。しかし、この逆境下で、井手口がこれまでアピールしきれずにいた課題の攻撃面で才能の片りんを見せつけた。
▽1-1で迎えた65分、敵陣でボールを刈り取った井手口が自ら左サイドにボールを持ち込むと、ファーサイドに走り込んだMFアデミウソンの侵攻スピードに合わせて、利き足ではない左足でクロス。これがアデミウソンのヘディングシュートへのアシストとなり、G大阪が勝ち越しに成功した。
▽さらに、後半アディショナルタイム1分には、敵陣のやや左サイド寄りでボールを受けた井手口がFW川又堅碁のチャージを背中に受けても重心がぶれることなくバイタルエリアのスペースに侵攻。鋭く右足を振り抜くと、GK楢崎正剛もノーチャンスのゴール右上にドライブシュートを突き刺した。
▽これは井手口にとって、記念すべきトップチーム初ゴール。さらに、遠藤という攻撃の軸を失った中で残した結果であることを踏まえると、このゴールが持つ意味、価値はより高まる。しかし、「優勝争いの中に、自分がもっともっと中心となってやっていけるようになりたい」と語る本人に慢心はない。怪物が怪物と呼ばれる所以を形で示した日――。今後の長いキャリアを考えても、大きな分岐点となる1試合だったに違いない。
《超ワールドサッカー編集部・玉田裕太》
◆「至宝」から評される「怪物」
▽福岡県出身の井手口は、G大阪ユース出身の生え抜き選手。当時高校2年生だった2013年に2種登録選手としてトップチーム登録されると、翌年に現アウグスブルクのFW宇佐美貴史以来、クラブ史上5人目の飛び級昇格を果たした逸材だ。さらに、「至宝」と呼ばれてきた宇佐美をして「怪物」と言わしめるなど、才能を高く評価する者も少なくない。

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◆監督の心を着実に引き寄せる▽その井手口が長谷川健太監督に戦力としての手応えを感じさせ始めたのは、2015シーズン。サンフレッチェ広島と対峙したチャンピオンシップの2試合や、浦和レッズとの天皇杯決勝といった、タイトルが懸かった大一番でも起用されるなど、当時19歳ながらも指揮官の心を徐々に引き寄せ始めていた。
▽来る今シーズン、井手口はここまで公式戦24試合に出場。長谷川監督の口から「ボランチの選択肢が増えた」との言葉が出るなど、MF遠藤保仁、MF今野泰幸に続く3番手のセントラルMFとしての地位を完全に確立。それは、長谷川監督がケガから復帰した今野をすぐに先発復帰させず、遠藤の相方として、井手口を起用し続けたことからもうかがえる。

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◆突然訪れたテストの場▽そんな中、井手口にこれまでの成長か試される場が突然訪れる。それが、18日の名古屋戦だ。この試合に遠藤とともにボランチの一角で先発した井手口は、持ち前のボール奪取能力と、豊富な運動量で広範囲を監視。ときおり、売りとする激しさが仇となり、相手にFKのチャンスを与える場面もあったが、随所で持ち味を発揮していた。

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◆遠藤不在下で残した1G1Aという数字▽1-1で迎えた65分、敵陣でボールを刈り取った井手口が自ら左サイドにボールを持ち込むと、ファーサイドに走り込んだMFアデミウソンの侵攻スピードに合わせて、利き足ではない左足でクロス。これがアデミウソンのヘディングシュートへのアシストとなり、G大阪が勝ち越しに成功した。
▽さらに、後半アディショナルタイム1分には、敵陣のやや左サイド寄りでボールを受けた井手口がFW川又堅碁のチャージを背中に受けても重心がぶれることなくバイタルエリアのスペースに侵攻。鋭く右足を振り抜くと、GK楢崎正剛もノーチャンスのゴール右上にドライブシュートを突き刺した。
◆大きな意味と価値を持つ初ゴール
▽これは井手口にとって、記念すべきトップチーム初ゴール。さらに、遠藤という攻撃の軸を失った中で残した結果であることを踏まえると、このゴールが持つ意味、価値はより高まる。しかし、「優勝争いの中に、自分がもっともっと中心となってやっていけるようになりたい」と語る本人に慢心はない。怪物が怪物と呼ばれる所以を形で示した日――。今後の長いキャリアを考えても、大きな分岐点となる1試合だったに違いない。
《超ワールドサッカー編集部・玉田裕太》
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Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue4
G大阪戦後に怒り爆発の京都FWマルティノスが謝罪「そんなつもりはなかった」
京都サンガF.C.のFWマルティノスが、騒動について謝罪した。 今季から京都に加わったマルティノス。ここまでリーグ戦でわずか3試合の出場と苦しんでいる状況だ。 そのマルティノスだが、7月30日に行われた明治安田生命J1リーグ第23節のガンバ大阪戦でリーグ戦15試合ぶりに出場。しかし、試合中の態度が大きな話題となってしまった。 75分から途中出場したマルティノスだったが、G大阪の昌子源とのマッチアップでフラストレーションが溜まると、試合中から何度も不満をあらわに。主審にも抗議を繰り返し、83分にはイエローカードをもらっていた。 試合終了間際のPKで追いついた京都だったが、マルティノスは試合終了と同時に激昂。同点に追いつき引き分けに終わったことを喜ぶチームメイトとは全く違う反応を見せ、スタッフに制止される事態に。この様子がSNSなどを通じて、大きく話題となっていた。 また、試合後の選手インタビューの際には、引き上げたマルティノスが怒りを露わにする様子も音声ながら入り込む事態に。SNSでは更なる物議を醸していた。 そんな中、マルティノスは7月31日に自身のツイッターで「何が起きたか全て知っているのであれば、それについて意見を持てるのか?真実の半分しか見ていないなら、意見はない方が良い」とこの件についてツイートしていた。 しかし1日、引用リツイート(元ツイートは既に削除)をする形で英語と日本語で謝罪文を掲載。自身の行いについて陳謝した。 「これは試合の中で起こった出来事の一つです。チームのために感情的になりました」 「これが気分を害してしまったのならごめんなさい。そんなつもりはなかったです」 マルティノスは、横浜F・マリノス、浦和レッズ時代にもSNS上での差別的行為を受けたとして訴えている状況に。一方で、ベガルタ仙台ではクラブ批判を海外メディアに行ったことで契約解除。また、同様にSNSで差別を受けているなど、SNS上での被害に何度も遭っていた。 <span class="paragraph-title">【写真】マルティノスの謝罪文</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="zxx" dir="ltr"><a href="https://t.co/pslnF1mhDt">https://t.co/pslnF1mhDt</a> <a href="https://t.co/qgiSdA0mwn">pic.twitter.com/qgiSdA0mwn</a></p>— Quentin Martinus (@QMartinus11) <a href="https://twitter.com/QMartinus11/status/1554078240834215936?ref_src=twsrc%5Etfw">August 1, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.08.03 09:37 Wed5
