武藤に今季初先発のチャンス? EL初戦前にマインツ指揮官がローテーションの可能性を示唆

2016.09.15 22:27 Thu
マインツFW武藤嘉紀は欧州の舞台で今シーズン初の先発出場を果たせるだろうか。15日に行われるヨーロッパリーグ(EL)・グループC開幕節マインツ対サンテチェンヌに向けた前日会見で、マルティン・シュミット監督がローテーションの可能性を示唆している。

昨シーズンを6位で終えたマインツは、クラブ史上初めてEL本選出場に臨むことになった。これまではブンデスリーガで好成績を残して翌シーズンのEL予選3回戦への出場権を得ても、本選出場を逃していた。その教訓としてか、クラブがこの夏に補強に投じた費用が売却による移籍金収入を大きく上回り、選手層に厚みを加えたようだ。

シュミット監督は、サンテチェンヌ戦に向けた会見で、今後数週間と続く過密日程に向けた戦い方を説明。具体的な選手名は明かさなかったもののローテーションの可能性について話している。

「(今シーズンに向けて)実際に選手層を厚くし、このように多くの試合をこなす状況に対応できるためにクオリティーも多少高めた。もっとも”イングリッシュ・ウィーク”(2試合以上プレーする週)が始まってからまだ間もない時期には、3~4週目に比べてそれほど大きな影響を及ぼすものではないかもしれないけどね」

「ただ、我々は週末の試合(4-4で終わったホッフェンハイム戦)では40分間近く10人で戦い、普段よりフィールドプレーヤーへの負担が大きかった。なので、この試合で早速、何人か入れ替えることになるよ。もちろん、判断は相手にもより、サンテチェンヌとの対戦が日曜日のアウグスブルク戦により適した選手もいるし、それも配慮するべきだ」

毎年のように欧州舞台を戦う”常連チーム”とは一味違うようだ。

「各選手に十分なプレー時間を与えつつ、負担をかけ過ぎないために、我々スタッフは選手の疲労度に関するデータを収集している。だが、うちの選手たちはこのような状況にまだ慣れていないんだ。『良いプレーをしたのに、なぜ外されるんだ?』と疑問の声をあげることもあるだろう。そのあたりはやはり説明していかなければいけないね」

なお昨季後半戦に長期離脱を強いられ、レギュラーの座を失った武藤は、今シーズンはドルトムント戦での途中出場1試合にとどまっている。ドイツ『キッカー』の予想によれば、サンテチェンヌ戦では先発出場が濃厚のようだ。


提供:goal.com

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