前節黒星のPSGが後半AT被弾で勝ち切れず…悪い流れでCLアーセナル戦へ《リーグ・アン》

2016.09.10 10:51 Sat
Getty Images
▽9日に行われたリーグ・アン第4節のパリ・サンジェルマン(PSG)vsサンテチェンヌは、1-1のドローに終わった。

▽前節のモナコ戦を1-3で落とし、早くもシーズン初黒星を喫したPSGは、ホームにサンテチェンヌを迎えた。1トップにレアル・マドリーから獲得したFWヘセを置き、左にも新加入のFWベン・アルファ、右にFWルーカス・モウラを配置。中盤は、MFマテュイディ、MFヴェッラッティ、MFチアゴ・モッタを配置した。

▽試合は序盤からPSGがパスを回し、ポゼッションを高めて攻撃に出る展開が続く。しかし、前線へ決定的なパスが繋がらず、単調な攻撃が続きゴールが生まれない。
▽ゴールレスで前半を終えると、ウナイ・エメリ監督は後半開始からDFクルザワに代えて、セビージャから獲得したMFクリホヴィアクを投入。58分にはヘセに代えてMFディ・マリアを投入し、攻撃の活性化を図る。

▽すると迎えた67分、裏を取ろうとしたマテュイディがボックス内でマルキュイトに倒されPKを獲得。これをルーカス・モウラが冷静に沈めて、PSGが待望の先制点を奪う。
▽前節の敗戦を払拭したいPSGは、得点直後にベン・アルファを下げてFWカバーニを投入。さらに攻勢に出る。しかし、ゴールを奪えないまま試合は終盤に。このまま1-0で勝利かと思われた92分、右サイドを上がったマルキュイトがボックス右からクロスを上げると、ファーで待っていたベリッチに通り、胸トラップからシュート。これが決まり、サンテチェンヌが土壇場で追いついた。

▽結局、試合はそのまま終了。PSGは掴みかけた勝利を逃し、調子を落とした状態でチャンピオンズリーグのアーセナル戦を迎えることとなる。

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