山口が奇跡の同点劇からPK戦を制し福岡撃破! 神戸、大宮、横浜FMも3回戦進出《天皇杯》

▽7日、第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会の2回戦4試合が行われた。▽JリーグYBCルヴァンカップに出場した4チームが2回戦に登場。アビスパ福岡はレノファ山口とレベルファイブスタジアムで対戦した。▽試合は前半をゴールレスで終えると、後半に山口が先制する。49分、GK一森からのフィードを中山が競ると、こぼれ球を福岡DF中村がバックパス。これに反応した鳥飼がワンタッチで流し込み、ラッキーな展開から山口が先制する。
▽先制を許した福岡だったが51分、右サイドで三島が相手からボールを奪うと、中原秀のグラウンダーのクロスを邦本がダイレクトで合わせて同点に追いつく。

▽試合はその後も互いに攻め込むが、フィニッシュの精度を欠いて得点を奪えず。延長に突入すると前半14分、福岡がFKを獲得。城後がゴール前にクロスを入れると、實藤が合わせて混戦となり、最後は邦本が押し込み福岡が逆転に成功する。▽福岡はそのまま逃げ切りにかかるが延長後半15分、山口は右サイドでボールを奪うと、ゴール前でパスを繋ぎ、最後は安東のグラウンダーのクロスに星が飛び込み、山口が土壇場で同点に追いつく。PK戦に突入した試合は、山口のGK一森が躍動。福岡2人目の實藤、3人目の城後のシュートをセーブ。山口は4人全員が成功し、PK戦の末に2-4で勝利した。

▽その他、ヴィッセル神戸は前半から効率良く得点を重ね、ペドロ・ジュニオールの2得点など大量7得点を奪い、鈴鹿アンリミテッドFCを下した。また、大宮アルディージャはホームにガイナーレ鳥取を迎えた一戦。前半26分にDF山越が一発退場するアクシデントに見舞われた大宮だったが、51分にFKの流れからFWネイツ・ペチュニクがネットを揺らし、1-0で勝利した。

▽ルヴァンカップでベスト4に進出した横浜F・マリノスは、ホームで福島ユナイテッドFCと対戦。しかし、ゴールレスのまま90分を終える。延長に入ってもゴールが生まれなかったが後半2分、途中出場のMF中町がネットを揺らし待望の先制点。さらに10分にはFWカイケもゴールを奪い、2-0で勝利した。


◆天皇杯2回戦
▽9/7(水)
《19:00》
大宮アルディージャ 1-0 ガイナーレ鳥取(鳥取県代表)
ヴィッセル神戸 7-1 鈴鹿アンリミテッドFC(三重県代表)
横浜F・マリノス 2-0 福島ユナイテッドFC(福島県代表)
アビスパ福岡 2-2[2 PK 4] レノファ山口

▽9/3(土)
《13:00》
北海道コンサドーレ札幌 1-2 ファジアーノ岡山

《15:00》
ヴァンフォーレ甲府 0-0[6 PK 7] 大分トリニータ(大分県代表)
カマタマーレ讃岐 0-2 愛媛FC

《16:00》
アルビレックス新潟 5-3[延長] 関西学院大学(全日本大学サッカー選手権大会優勝チーム)
松本山雅FC 1-2 Honda FC(静岡県代表)

《18:00》
ジュビロ磐田 2-0 神奈川大学(神奈川県代表)
徳島ヴォルティス 2-0 ギラヴァンツ北九州
名古屋グランパス 0-1 AC長野パルセイロ
モンテディオ山形 5-0 ザスパクサツ群馬
柏レイソル 5-2 奈良クラブ(奈良県代表)
ジェフユナイテッド千葉 2-0 ツエーゲン金沢

《18:30》
V・ファーレン長崎 1-2[延長] 横浜FC
鹿島アントラーズ 3-0 カターレ富山(富山県代表)

《19:00》
湘南ベルマーレ 6-0 山梨学院大学オリオンズ(山梨県代表)
清水エスパルス 3-0 水戸ホーリーホック
ロアッソ熊本 1-5 東京ヴェルディ
ベガルタ仙台 2-5 グルージャ森岡(岩手県代表)
川崎フロンターレ 3-1 ブラウブリッツ秋田(秋田県代表)
サガン鳥栖 3-1 FC琉球(沖縄県代表)
セレッソ大阪 2-1[延長] 京都サンガF.C.