【リオ五輪プレビュー】運命のスウェーデン戦…“よそ行き”ではなく“普段通り”できるか
2016.08.10 22:00 Wed
▽U-23コロンビア代表戦で2点差を追いつき、首の皮一枚繋がった手倉森ジャパン。11日の7時(現地時間10日19時)にU-23スウェーデン代表戦を迎える。
▽負けたら敗退が決まる一戦。勝った場合でも、コロンビアがナイジェリアに負けるか引き分け、引き分けた場合でもコロンビアが負けなければ、敗退となってしまう。自力では突破を決められない状況であるが、その可能性を高めるためにも、しっかりと勝利を収めたい所だ。
◆スウェーデンも勝利で突破の可能性
▽決戦となる第3戦の相手であるスウェーデンだが、グループ最下位ながら日本に勝利すればグループ突破の可能性がある。ヨーロッパの国らしく、個の力というよりは組織力を生かしたサッカーを展開するだけに、日本は落ち着いて試合に入りたい所だ。
▽日本同様にパスを繋ぐスタイルで攻撃を組み立てるスウェーデンだが、やはり特徴でもある長身を生かしたセットプレーは脅威となる。危険な場所でファウルを犯さないこと、そして相手にやり切らせないことが重要となる。
◆大会初勝利を目指して
▽日本は、引き分けでも可能性が残されるが、やはり勝利を掴みたいところ。ナイジェリア戦、コロンビア戦を比べれば、戦い慣れた[4-4-2]を採用するのが良いだろう。勝利が必要な試合でよそ行きの戦い方は禁物だ。
◆高さと上手さに注意
▽やはり警戒すべきは高さだろう。190cmの長身を誇るFWアストリト・アイダレビッチはコロンビア戦でもゴールを奪っている。起点にもなれ、得点も奪えるため、日本のCBはしっかりと対応したい所。受けに回る守備では崩されるため、収まる前、またはその1つ前のポイントで抑えたいところだ。
▽また、守備面でも高さは脅威となる。オーバーエイジで選出されているDFアレクサンデル・ミロセビッチは191cmの長身。単純なクロスでは、全てクリアされてしまうだろう。日本としては、地上戦に持ち込み、スピードとアジリティを生かした攻撃で翻弄したいところだ。
◆バランスの取れたメンバーを
▽中2日での3連戦となり、絶対に勝たなければいけない試合となれば、やはり重要になるのはコンディション面だ。手倉森誠監督も「コンディションを確認しなければならない」と語っているように、当日までわからないだろう。
▽しかし、重要なポイントは“バランス”だ。攻撃的に行かなくてはいけないが、攻撃的なメンバーで臨んでは守備が崩壊してしまう。初戦のナイジェリア戦の様に、打ち合いにする訳にはいかないだろう。逆に、守備的なメンバーでは攻撃面が生かせない。コロンビア戦では前半の決定機を外し、痛い目に遭った。落ち着いてプレーでき、良さを出し切れる“バランス”のとれるメンバーが好ましい。
▽また、しっかりとこれまで積み上げてきた戦い方を出すことも重要だ。思わぬ失点から崩れ、ミスを連発したナイジェリア戦、数ある決定機を生かせず勝ちきれなかったコロンビア戦。どちらも、これまでの戦い方はできていない。「耐えて勝つ」を体現するためには、やはり落ち着いて、力を発揮する必要がある。
▽「世界での1勝、これが決勝トーナメントに繋がる1勝になるように、組織で攻守ともに連動したサッカーをやっていきたい」と手倉森監督が公式会見で語ったように、このチームの五輪初白星が次に繋がる可能性はある。しかし、その白星を掴まなければ、限りなく可能性は低くなる。決戦となるスウェーデン戦が、ドラマの始まりとなれるよう、しっかりと力を出し切ってもらいたい。
▽負けたら敗退が決まる一戦。勝った場合でも、コロンビアがナイジェリアに負けるか引き分け、引き分けた場合でもコロンビアが負けなければ、敗退となってしまう。自力では突破を決められない状況であるが、その可能性を高めるためにも、しっかりと勝利を収めたい所だ。
▽決戦となる第3戦の相手であるスウェーデンだが、グループ最下位ながら日本に勝利すればグループ突破の可能性がある。ヨーロッパの国らしく、個の力というよりは組織力を生かしたサッカーを展開するだけに、日本は落ち着いて試合に入りたい所だ。
▽日本同様にパスを繋ぐスタイルで攻撃を組み立てるスウェーデンだが、やはり特徴でもある長身を生かしたセットプレーは脅威となる。危険な場所でファウルを犯さないこと、そして相手にやり切らせないことが重要となる。
◆大会初勝利を目指して
▽日本は、引き分けでも可能性が残されるが、やはり勝利を掴みたいところ。ナイジェリア戦、コロンビア戦を比べれば、戦い慣れた[4-4-2]を採用するのが良いだろう。勝利が必要な試合でよそ行きの戦い方は禁物だ。
▽この2試合では攻守のバランスが悪い時間帯で失点を重ねているが、攻撃の形はしっかりと作り、得点も奪えている。ウィークポイントとなっている中盤の守備を改善するためには、とにかくミスを犯さないこと。メンタル面がとても左右するだけに、落ち着いて普段通りのプレーを心掛けることが重要だ。
◆高さと上手さに注意
▽やはり警戒すべきは高さだろう。190cmの長身を誇るFWアストリト・アイダレビッチはコロンビア戦でもゴールを奪っている。起点にもなれ、得点も奪えるため、日本のCBはしっかりと対応したい所。受けに回る守備では崩されるため、収まる前、またはその1つ前のポイントで抑えたいところだ。
▽また、守備面でも高さは脅威となる。オーバーエイジで選出されているDFアレクサンデル・ミロセビッチは191cmの長身。単純なクロスでは、全てクリアされてしまうだろう。日本としては、地上戦に持ち込み、スピードとアジリティを生かした攻撃で翻弄したいところだ。
◆バランスの取れたメンバーを
▽中2日での3連戦となり、絶対に勝たなければいけない試合となれば、やはり重要になるのはコンディション面だ。手倉森誠監督も「コンディションを確認しなければならない」と語っているように、当日までわからないだろう。
▽しかし、重要なポイントは“バランス”だ。攻撃的に行かなくてはいけないが、攻撃的なメンバーで臨んでは守備が崩壊してしまう。初戦のナイジェリア戦の様に、打ち合いにする訳にはいかないだろう。逆に、守備的なメンバーでは攻撃面が生かせない。コロンビア戦では前半の決定機を外し、痛い目に遭った。落ち着いてプレーでき、良さを出し切れる“バランス”のとれるメンバーが好ましい。
▽また、しっかりとこれまで積み上げてきた戦い方を出すことも重要だ。思わぬ失点から崩れ、ミスを連発したナイジェリア戦、数ある決定機を生かせず勝ちきれなかったコロンビア戦。どちらも、これまでの戦い方はできていない。「耐えて勝つ」を体現するためには、やはり落ち着いて、力を発揮する必要がある。
▽「世界での1勝、これが決勝トーナメントに繋がる1勝になるように、組織で攻守ともに連動したサッカーをやっていきたい」と手倉森監督が公式会見で語ったように、このチームの五輪初白星が次に繋がる可能性はある。しかし、その白星を掴まなければ、限りなく可能性は低くなる。決戦となるスウェーデン戦が、ドラマの始まりとなれるよう、しっかりと力を出し切ってもらいたい。
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