ユーロのGSベストイレブン! ベイルやパイエら選出《ユーロ2016》

2016.06.23 07:30 Thu
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▽ユーロ2016のグループステージ全日程が22日に終了し、ベスト16が出揃った。超WSでは、グループステージのベストイレブンを以下のように選定した。
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◆ゴールキーパー
GKヤン・ゾンマー(スイス)
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▽今大会では小国の選手も含めてGKの活躍が目立っているが、中でもボルシアMGの守護神でもあるゾンマーを選出した。グループステージでの失点数はルーマニアのPKによる1ゴールのみ。初戦のアルバニア戦では2つのビッグセーブ、そして最終節のフランス戦では計3本のファインセーブを披露した。◆右サイドバック
DFダリヨ・スルナ(クロアチア)
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▽ビッグマッチプレーヤーとして知られるスルナが今大会でも輝いている。バー直撃の直接FKを放つなど攻守に躍動した初戦のトルコ戦後には、他界した父親の葬儀で離脱。すぐさま復帰して第2節のチェコ戦と最終節のスペイン戦でも先発し、気迫のこもった好パフォーマンスを継続した。
◆センターバック
DFジェローム・ボアテング(ドイツ)
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▽バイエルンで世界屈指のCBとの評価を確立したボアテングが好調だ。圧巻だったのは初戦のウクライナ戦。驚異の身体能力を見せてゴールライン上でボールをクリアした場面は、ハイライトのひとつとなった。続くポーランド戦では同僚のレヴァンドフスキを抑え込み、最終節の北アイルランド戦でも正確なフィードと統率力を発揮した。

◆センターバック
DFジョルジョ・キエッリーニ(イタリア)
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▽ユベントスでのプレー時と同様に鬼気迫る守備でカテナチオを体現するキエッリーニも選出した。初戦でベルギーの多彩な攻撃陣をソリッドな守備で封じると、第2戦のスウェーデン戦ではイブラヒモビッチを完封。第3戦は休養を与えられており、決勝T1回戦のスペイン戦へ準備万端だ。
◆左サイドバック
DFヨナス・ヘクター(ドイツ)
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▽首位通過したドイツの左サイドバックで定位置を確保したケルン所属のヘクターも良い大会を過ごしている。グループステージを通して安定感のある守備を披露。タイミングの良い攻撃参加からのクロス精度も高く、決勝トーナメントでのパフォーマンスにも注目だ。

◆セントラルMF
MFエリック・ダイアー(イングランド)
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▽2015-16シーズンにトッテナムでセントラルMFとして飛躍したダイアーが、スリーライオンズにとって最も欠かすことができない存在となっている。アンカーポジションで持ち前の危険察知能力、カバーリング力、対人プレーの強さなどを遺憾なく発揮。初戦での直接FKでのゴールや好フィードなど、キック精度の高さも存分にアピールしている。

◆セントラルMF
MFゾルタン・ゲラ(ハンガリー)
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▽背番号10を背負う37歳のベテランが健在ぶりをアピールしている。セントラルMFとして攻守に気の利いたプレーを見せ、周囲との距離感を絶妙なバランスで整えている。最終節には値千金の見事なミドル弾を決めて、ハンガリーのグループ首位突破に大きく貢献した。

◆トップ下
MFディミトリ・パイエ(フランス)
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▽2015-16シーズンにプレミアリーグでサプライズを提供したパイエが、この大舞台でも輝いている。圧巻だったのは開幕節。終盤の決勝弾を含む1ゴール1アシストの躍動ぶりで、開催国のプレッシャーを軽減させる大きな勝ち点3をもたらした。第2節のアルバニア戦でもゴールを記録しており、卓越したテクニックとプレースキックは、フランスのレジェンドであるジダンに匹敵するレベルに到達している。

◆右サイドハーフ
MFバラシュ・ジュジャーク(ハンガリー)
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▽ゲラと共にハンガリーの首位通過に貢献したジュジャークもはずせない。推進力抜群の力強い仕掛けは、苦しい時間帯でもチームに活気を与える。とりわけ、最終節のポルトガル戦では相手のディフレクトがあったとはいえ2ゴールを記録する活躍で母国の決勝T進出の立役者となった。

◆左サイドハーフ
MFイバン・ペリシッチ(クロアチア)
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▽ベイルと並んでグループステージ最優秀選手と言っても過言ではないだろう。左サイドからの果敢な仕掛けとゴール前に侵入する動きは相手守備陣にとって脅威。特に、1ゴール1アシストの活躍を見せた最終節のスペイン戦は圧巻のパフォーマンスだった。豊富な運動量を生かして守備にも貢献している。

◆センターフォワード
FWガレス・ベイル(ウェールズ)
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▽グループステージで3戦連発を決めたベイルははずせない。初戦のスロバキア戦と2戦目のイングランド戦で直接FK弾を沈めると、最終節のロシア戦でもゴールを奪取。決勝T1回戦では北アイルランドと相手にも恵まれただけに、4戦連発で母国を8強の高みに導くことが期待される。

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