「北アイルランドでの1勝はマンチェスター・Uでのどのタイトルよりもうれしい」

北アイルランド代表DFジョニー・エバンズは、同国代表がユーロ2016で挙げた歴史的な1勝には、マンチェスター・ユナイテッドで獲得したどのタイトルをも上回る価値があると感じているようだ。

大会初戦でポーランドに敗れた北アイルランドだが、16日に行われた第2節ウクライナ戦には2-0で勝利。ユーロ初出場の同国にとってはもちろん大会初勝利であり、主要国際大会での白星も実に34年ぶりとなった。

昨年夏にWBAへ移籍するまで在籍したユナイテッドでは、プレミアリーグ優勝3回などを含む10個のタイトルを獲得したエバンズだが、代表での1勝は格別だったようだ。イギリス『ガーディアン』など複数メディアが同選手のコメントを伝えている。

「これを上回るようなものは何もないと思う。サッカーのピッチ上であれほど興奮を覚えたことはなかったよ」

「北アイルランド代表は不利が予想される側のチームだ。これまで勝てない時期を過ごしてきたことを考えれば、すべてのことがさらに甘美になるんだ」

ここ数年は低調だが、かつて常勝軍団であったユナイテッドにおいては、勝利の喜びよりも安堵感の方が強かったとエバンズは語る。

「ユナイテッドでプレーしていたときには、有利だと見なされることが多かった。勝って当たり前だと思われていたんだ。最初にリーグタイトルを獲得したときも、最初は何よりほっとしたという思いだった。喜びが湧いてきたのは後からだった」

「クラブを去って後から振り返るまで、喜びを実感できないような大きな場面もあった。いつも前進しなければならないからだ。常に次のビッグゲームや、次のシーズンのことを考えなければならないんだ」


提供:goal.com