【ユーロ2016チーム紹介(12)】~北アイルランド~狙うはユーロ本大会初出場での下剋上

2016.06.12 17:03 Sun
Getty Images
▽史上初のユーロ本大会出場。予選の組み分けに恵まれたとの見方もあるが、6勝3分け1敗と上々の成績でグループF突破を決め、初の本大会行きの切符を掴み取った。北アイルランドの持ち味は、カウンターフットボール。また、オニール監督の下、整備されたセットプレーも強みの1つだ。強豪国集いし本大会で、旋風を巻き起こせるか。まずは予選と同様に、ぶれることなくチーム戦術をいかに徹底できるかが下剋上への鍵となるだろう。

◆基本布陣【3-4-1-2】
(C)CWS Brains,LTD.


▽予選突破後は、本大会での厳しい対戦を予想してか、 [4-3-3]から[3-4-1-2]の守備的システムに変更。今年に入っても同布陣を継続しており、守備的MFの一角にセンターバックを本職とするマクネア(マンチェスター・ユナイテッド)を置くなど、より成熟度を高めている。
◆チーム分析
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[GK/DF]★★☆☆☆
▽守備陣に関しては他のポジションに比べてもある程度の厚みこそあるものの、やはり心許ない。他国と比較するとタレント力の部分で見劣りするが、ジョニー・エバンス(WBA)、マッコーリー(WBA)、キャスカート(ワトフォード)といった実力者や、若きホープのマクネアもいる。

[MF]★★☆☆☆
▽中盤においても、守備陣と同様のことが言える。ただ、代表82キャップを数える主将のスティーブン・デイビス(サウサンプトン)などファイタータイプが多く、セットプレーを強みの1つとするチームスタイルに見合う選手を揃えた印象だ。
[FW]★★☆☆☆
▽前線に関しては、ワシントン(QPR)や、ラファーティ(バーミンガム)、ウォード(ノッティンガム・フォレスト)、グリッグ(ウィガン)といった、イングランド2部クラブでプレーする選手中心の構成。圧倒的な存在感を放つ点取り屋こそいないが、個々に異なるタイプのFWを揃えている。

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