開幕迫るユーロ、危機一髪…? 15件のテロを計画したフランス人の男を逮捕
2016.06.06 20:36 Mon
まもなくフランスで開幕するユーロ2016を標的としてテロ行為を計画していたフランス人の男が、ウクライナとポーランドの国境で逮捕されていた。ウクライナ当局が発表を行ったとして各国メディアが伝えている。
逮捕された男はユーロの大会前・大会中に計15件のテロを計画し、ウクライナで大量の武器を購入したとのこと。だが5月21日にポーランドへの国境を越えようとしたところで逮捕され、現在も勾留されているようだ。
男の車からは125kgという大量のTNT火薬や、マシンガン、ロケットランチャーなどの武器が発見され押収された。ウクライナでは経済危機によりブラックマーケットでの武器流通が拡大しており、男は違法組織からの購入を図ったことで昨年12月から当局にマークされていたという。
テロの標的としていたのは橋・鉄道などのインフラや大会関連施設とも、イスラムの宗教施設とも伝えられている。その動機は、極右的思想に基づくフランス政府への不満にあったという。
「そのフランス人の男は政府の活動や大量移民、イスラムの拡大やグローバリゼーションへの不満を述べ、いくつかのテロ攻撃を行う計画についても話した」と、SBU(ウクライナ保安庁)のバシリー・グリツァク氏のコメントが伝えられている。
昨年11月にパリで発生したテロや今年3月のベルギー連続爆破テロ事件などの影響で安全面への懸念が絶えなかったユーロ2016だが、開幕を目前に控えてまたしても不安が高まることになりそうだ。大会は今月10日に開催国フランス対ルーマニアの開幕戦でスタートする。
提供:goal.com
逮捕された男はユーロの大会前・大会中に計15件のテロを計画し、ウクライナで大量の武器を購入したとのこと。だが5月21日にポーランドへの国境を越えようとしたところで逮捕され、現在も勾留されているようだ。
男の車からは125kgという大量のTNT火薬や、マシンガン、ロケットランチャーなどの武器が発見され押収された。ウクライナでは経済危機によりブラックマーケットでの武器流通が拡大しており、男は違法組織からの購入を図ったことで昨年12月から当局にマークされていたという。
テロの標的としていたのは橋・鉄道などのインフラや大会関連施設とも、イスラムの宗教施設とも伝えられている。その動機は、極右的思想に基づくフランス政府への不満にあったという。
「そのフランス人の男は政府の活動や大量移民、イスラムの拡大やグローバリゼーションへの不満を述べ、いくつかのテロ攻撃を行う計画についても話した」と、SBU(ウクライナ保安庁)のバシリー・グリツァク氏のコメントが伝えられている。
昨年11月にパリで発生したテロや今年3月のベルギー連続爆破テロ事件などの影響で安全面への懸念が絶えなかったユーロ2016だが、開幕を目前に控えてまたしても不安が高まることになりそうだ。大会は今月10日に開催国フランス対ルーマニアの開幕戦でスタートする。
提供:goal.com
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