オーウェン氏、ジエゴ・コスタのEURO落選に納得「チームの調和を乱す恐れが…」

2016.05.30 19:35 Mon
元イングランド代表のマイケル・オーウェン氏は、スペイン代表がチェルシーFWジエゴ・コスタをユーロ2016に招集しなかったのは理解できることだと見解を述べている。

スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は、D・コスタを招集しなかった理由について、「フィジカルの状態が不確かな選手を連れて行くことはできない」とコメント。コンディション面に不安があったと説明している。

安定した出場機会を与えられないようであれば、D・コスタはチームの和を乱す可能性のある選手だったとオーウェン氏は考えているようだ。自身の出場した1998年ワールドカップ(W杯)のイングランド代表にMFポール・ガスコインが招集されなかったのと同様の例だとして、イギリス『ミラー』に次のように語った。

「先発で起用するわけじゃないと分かっているのなら、チーム内の調和を乱す可能性があるような選手たちをメンバーに入れたいと思うだろうか? 98年のガッザと同じようなものだよ」

「(グレン・)ホドル(監督)は(ポール・)スコールズを先発させたいと思っていて、ポール(・ガスコイン)がプレーしないのであればメンバーに入れておくべきなのかどうか確信が持てなかった。だから呼ばないことにしたんだ。フランス代表でも不満を抱えた選手が成功のチャンスを損なわせたことがあったし、そういう考えは理解できるよ」

ブラジルW杯では早期敗退に終わり、主要国際大会の連覇が途切れたスペインだが、若い力を加えて復活が期待できるとオーウェン氏は大会への見通しを語った。

「スペインはグループを首位通過すると考えるべきだが、ほかのどのチームがどういう順位になってもおかしくはない。このグループは引き分けが多くなって、クロアチア、チェコ、トルコのうちどこが突破してもおかしくないという最終戦になるかもしれないね」

「2年前のスペインは少しチームの年齢が高くなっていて、優位を維持することができなかった。今のメンバーはよりフレッシュに思える。サウール・ニゲスやチアゴ、コケが若さをもたらしているんだ」



提供:goal.com

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