主将コケの2発でリバプールに逆転勝利のセビージャが3連覇《EL》
2016.05.19 05:48 Thu
▽ヨーロッパリーグ(EL)決勝リバプールvsセビージャが18日にスイスのザンクト・ヤコブ・パルクで行われ、1-3でセビージャが勝利し、前人未到の3連覇を達成した。
▽準決勝でビジャレアルを2戦合計スコア3-1で逆転突破したリバプールは、カップトレブルを達成した2001年以来15年ぶりの優勝を目指す。そのリバプールはプレミアリーグを8位で終えており、来季のヨーロッパカップ戦に出場するには優勝するしかない状況だ。スタメンは直近のWBA戦で温存されたコウチーニョやミルナー、スタリッジら主力がスタメンに復帰し、負傷明けのヘンダーソンはベンチスタートとなった。
▽一方、シャフタールを2戦合計スコア5-3で退けて前人未到の3連覇を目前としたセビージャは、リーガエスパニョーラを7位でフィニッシュ。ELプレーオフ出場権は手にしたが、来季のCLに出場するためにも優勝したい。そのセビージャも直近のビルバオ戦で温存されたガメイロやバネガ、クリホヴィアクといった主力がスタメンに復帰した。
▽慎重な立ち上がりとなった中、8分にリバプールはカンがミドルシュートでGKソリアを強襲。そして11分にはクラインの右サイドからのクロスをファーのスタリッジが頭で合わせるも、威力を欠いたシュートはゴールライン前のカリソにカットされる。徐々にリバプールが右サイドを起点に流れを引き寄せていった。
▽20分を過ぎて雨が降り出した中、25分にリバプールに決定機が訪れる。ララナのスルーパスに反応したスタリッジがゴールエリア右へ進入し、右足でシュート。しかし、GKソリアの好セーブに阻まれた。
▽さらに39分、右CKからファーサイドのロブレンがヘッドで合わせると、シュートはゴール左に決まったが、オフサイドポジションのスタリッジが反応していたとしてノーゴールの判定が下される。ハーフタイムにかけてもリバプールが押し込んだ中、1点をリードして前半を終えた。
▽ところが迎えた後半開始30秒、セビージャが同点に追いつく。右サイドでマリアーノが仕掛けてA・モレーノをかわし、ボックス右へ進入。丁寧に折り返すと、ゴール前でフリーとなっていたガメイロが押し込んだ。さらに48分にもガメイロが独走してシュートに持ち込んだが、コロ・トゥーレの懸命の戻りによって逆転とはならない。
▽一進一退の攻防となる中60分、セビージャに決定機が訪れる。左サイドからのスローインをヌゾンジがヘッドで逸らし、ガメイロがゴール至近距離から左足ボレー。しかし、GKミニョレのビッグセーブに阻まれる。それでも64分、セビージャが逆転する。中央へビトロが持ち上がってバネガとワンツー。これが流れたルーズボールを、ペナルティアーク左のコケがダイレクトでゴール右へ蹴り込んだ。
▽逆転されたリバプールはフィルミノに代えてオリジを投入したが、70分にセビージャが突き放す。ショートカウンターに転じて攻め込むと、コウチーニョに当たったルーズボールをボックス右のコケが拾い、右足を一閃。GKミニョレの手を弾いたシュートがゴール左に決まった。後がないリバプールは83分にコロ・トゥーレに代えてベンテケを投入するも、セビージャを崩せずに3-1でタイムアップ。セビージャが前人未到の3連覇を達成し、来季のCL出場権を手にした。
▽準決勝でビジャレアルを2戦合計スコア3-1で逆転突破したリバプールは、カップトレブルを達成した2001年以来15年ぶりの優勝を目指す。そのリバプールはプレミアリーグを8位で終えており、来季のヨーロッパカップ戦に出場するには優勝するしかない状況だ。スタメンは直近のWBA戦で温存されたコウチーニョやミルナー、スタリッジら主力がスタメンに復帰し、負傷明けのヘンダーソンはベンチスタートとなった。
▽一方、シャフタールを2戦合計スコア5-3で退けて前人未到の3連覇を目前としたセビージャは、リーガエスパニョーラを7位でフィニッシュ。ELプレーオフ出場権は手にしたが、来季のCLに出場するためにも優勝したい。そのセビージャも直近のビルバオ戦で温存されたガメイロやバネガ、クリホヴィアクといった主力がスタメンに復帰した。
▽20分を過ぎて雨が降り出した中、25分にリバプールに決定機が訪れる。ララナのスルーパスに反応したスタリッジがゴールエリア右へ進入し、右足でシュート。しかし、GKソリアの好セーブに阻まれた。
▽32分にCKの流れからガメイロの放ったバイシクルシュートでゴールを脅かされたリバプールだったが、35分に先制する。コウチーニョのパスをボックス手前左で受けたスタリッジがボックス内へ進入。左足アウトにかけたシュートがゴール右隅に決まった。
▽さらに39分、右CKからファーサイドのロブレンがヘッドで合わせると、シュートはゴール左に決まったが、オフサイドポジションのスタリッジが反応していたとしてノーゴールの判定が下される。ハーフタイムにかけてもリバプールが押し込んだ中、1点をリードして前半を終えた。
▽ところが迎えた後半開始30秒、セビージャが同点に追いつく。右サイドでマリアーノが仕掛けてA・モレーノをかわし、ボックス右へ進入。丁寧に折り返すと、ゴール前でフリーとなっていたガメイロが押し込んだ。さらに48分にもガメイロが独走してシュートに持ち込んだが、コロ・トゥーレの懸命の戻りによって逆転とはならない。
▽一進一退の攻防となる中60分、セビージャに決定機が訪れる。左サイドからのスローインをヌゾンジがヘッドで逸らし、ガメイロがゴール至近距離から左足ボレー。しかし、GKミニョレのビッグセーブに阻まれる。それでも64分、セビージャが逆転する。中央へビトロが持ち上がってバネガとワンツー。これが流れたルーズボールを、ペナルティアーク左のコケがダイレクトでゴール右へ蹴り込んだ。
▽逆転されたリバプールはフィルミノに代えてオリジを投入したが、70分にセビージャが突き放す。ショートカウンターに転じて攻め込むと、コウチーニョに当たったルーズボールをボックス右のコケが拾い、右足を一閃。GKミニョレの手を弾いたシュートがゴール左に決まった。後がないリバプールは83分にコロ・トゥーレに代えてベンテケを投入するも、セビージャを崩せずに3-1でタイムアップ。セビージャが前人未到の3連覇を達成し、来季のCL出場権を手にした。
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