バイエルンの猛攻に遭うもアトレティコがAG差で決勝へ《CL》
2016.05.04 05:50 Wed
▽チャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ、バイエルンvsアトレティコ・マドリーが3日にアリアンツ・アレーナで開催され、アトレティコが1-2で敗れるもトータルスコア2-2、アウェイゴール差で決勝進出を決めた。
▽ビセンテ・カルデロンで1週間前に行われた1stレグは、堅守のアトレティコが1-0で勝利した。ホームで巻き返し、優勝した2012-13シーズン以来のファイナルを目指すバイエルンは、1stレグから3点を変更。グアルディオラ監督はベルナト、チアゴ、コマンに代えてミュラー、そして負傷明けのボアテングとリベリを起用した。一方、準優勝だった2013-14シーズン以来の決勝を見据えるアトレティコは、1stレグからサビッチに代えて負傷明けのゴディンを先発に戻す1カ所を変更した。
▽[4-4-2]で試合に入ったアトレティコだが、立ち上がりからバイエルンの攻勢に遭うと、シメオネ監督は10分過ぎに布陣変更。2トップの一角だったグリーズマンを右サイドに出し、サウールを中央に回す[4-1-4-1]に移行する。
▽この試合、最初の決定機はバイエルンが創出。20分、ボアテングのフィードから最終ラインを破って裏に出たミュラーが落とす。このボールをゴール至近距離のレヴァンドフスキがプッシュしたが、素早く飛び出してきたGKオブラクの好ブロックを前に先制とはならない。
▽23分にリベリのミドルシュートがGKオブラクの処理ミスを誘ってレヴァンドフスキが際どいシュートを放つなど、ハーフタイムにかけてもバイエルンが猛攻に出る。すると、30分にセットプレーから均衡を破った。ペナルティアーク付近でアラバがFKを獲得すると、シャビ・アロンソが直接狙う。これが壁のDFヒメネスにディフレクトし、ネットを揺らした。
▽前半途中に [4-4-2]に戻していたシメオネ監督はハーフタイム明け、アウグスト・フェルナンデスに代えてカラスコを投入。サウールをアンカーとし、2列目に右からグリーズマン、ガビ、コケ、カラスコと並べる[4-1-4-1]に再び布陣を変更する。
▽すると、後半も押し込まれていたアトレティコがワンチャンスを生かす。54分、カウンターからトーレスのスルーパスでグリーズマンが最終ラインを破る。GKノイアーとの一対一を冷静なフィニッシュで制したグリーズマンの得点により、アトレティコが値千金のアウェイゴールを手にした。
▽勝ち抜くために2点が必要になったバイエルンだが、よりフラストレーションなく守備に回ったアトレティコをなかなか崩すことができない。グアルディオラ監督は、73分にドグラス・コスタを下げてコマンを投入。すると、直後にスコアを動かす。左サイドからアラバが上げたクロスをファーのビダルが折り返すと、これをレヴァンドフスキが押し込んで、2-1とした。
▽勝ち抜けまで残り1ゴールとしたバイエルンだが、次にゴールチャンスを得たのはアトレティコだった。84分、ボックス左付近で仕掛けたトーレスがハビ・マルティネスに倒されると、チャキル主審がPKスポットを指す。リプレイで見るとトーレスが倒されたのはボックス外だったが、判定は覆らない。しかし、このPKでキッカーを務めたトーレスのシュートはGKノイアーにストップされ、スコアは動かない。
▽その後、アラバに際どいミドルシュートを放たれるもGKオブラクがファインセーブで失点を阻止したアトレティコは、バイエルンの猛攻に耐えて逃げ切り。1-2で敗れながらもトータルスコア2-2、アウェイゴール差で2013-14シーズン以来の決勝進出を決めた。一方、バイエルンのグアルディオラ監督はクラブに期待されていたCL制覇ができないまま、来季からマンチェスター・シティに加入することになった。
▽ビセンテ・カルデロンで1週間前に行われた1stレグは、堅守のアトレティコが1-0で勝利した。ホームで巻き返し、優勝した2012-13シーズン以来のファイナルを目指すバイエルンは、1stレグから3点を変更。グアルディオラ監督はベルナト、チアゴ、コマンに代えてミュラー、そして負傷明けのボアテングとリベリを起用した。一方、準優勝だった2013-14シーズン以来の決勝を見据えるアトレティコは、1stレグからサビッチに代えて負傷明けのゴディンを先発に戻す1カ所を変更した。
▽[4-4-2]で試合に入ったアトレティコだが、立ち上がりからバイエルンの攻勢に遭うと、シメオネ監督は10分過ぎに布陣変更。2トップの一角だったグリーズマンを右サイドに出し、サウールを中央に回す[4-1-4-1]に移行する。
▽23分にリベリのミドルシュートがGKオブラクの処理ミスを誘ってレヴァンドフスキが際どいシュートを放つなど、ハーフタイムにかけてもバイエルンが猛攻に出る。すると、30分にセットプレーから均衡を破った。ペナルティアーク付近でアラバがFKを獲得すると、シャビ・アロンソが直接狙う。これが壁のDFヒメネスにディフレクトし、ネットを揺らした。
▽トータルスコアでイーブンに持ち込んで完全にペースを掌握するバイエルンは、34分に追加点の絶好機を迎える。CK時にハビ・マルティネスがヒメネスに引っ張られると、ジュネイト・チャキル主審がPKを宣告。しかし、PK職人のミュラーがゴール左を狙って蹴ったシュートは、完璧に読んだGKオブラクにセーブされる。さらに、こぼれ弾に詰めたシャビ・アロンソのボールもGKオブラクのブロックに遭った。
▽前半途中に [4-4-2]に戻していたシメオネ監督はハーフタイム明け、アウグスト・フェルナンデスに代えてカラスコを投入。サウールをアンカーとし、2列目に右からグリーズマン、ガビ、コケ、カラスコと並べる[4-1-4-1]に再び布陣を変更する。
▽すると、後半も押し込まれていたアトレティコがワンチャンスを生かす。54分、カウンターからトーレスのスルーパスでグリーズマンが最終ラインを破る。GKノイアーとの一対一を冷静なフィニッシュで制したグリーズマンの得点により、アトレティコが値千金のアウェイゴールを手にした。
▽勝ち抜くために2点が必要になったバイエルンだが、よりフラストレーションなく守備に回ったアトレティコをなかなか崩すことができない。グアルディオラ監督は、73分にドグラス・コスタを下げてコマンを投入。すると、直後にスコアを動かす。左サイドからアラバが上げたクロスをファーのビダルが折り返すと、これをレヴァンドフスキが押し込んで、2-1とした。
▽勝ち抜けまで残り1ゴールとしたバイエルンだが、次にゴールチャンスを得たのはアトレティコだった。84分、ボックス左付近で仕掛けたトーレスがハビ・マルティネスに倒されると、チャキル主審がPKスポットを指す。リプレイで見るとトーレスが倒されたのはボックス外だったが、判定は覆らない。しかし、このPKでキッカーを務めたトーレスのシュートはGKノイアーにストップされ、スコアは動かない。
▽その後、アラバに際どいミドルシュートを放たれるもGKオブラクがファインセーブで失点を阻止したアトレティコは、バイエルンの猛攻に耐えて逃げ切り。1-2で敗れながらもトータルスコア2-2、アウェイゴール差で2013-14シーズン以来の決勝進出を決めた。一方、バイエルンのグアルディオラ監督はクラブに期待されていたCL制覇ができないまま、来季からマンチェスター・シティに加入することになった。
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