ハリルホジッチ監督、ユーロについて「サッカー好きなら見なくてはいけない」
2016.04.28 21:40 Thu
▽28日に原宿のクエストホールで、今夏にフランスで開催される「UEFA EURO2016サッカー欧州選手権」を放映するWOWOWの製作発表記者会見が行われた。
──今回のユーロについて、日本人のファンはどこに注目して見たら良いか
「今年は特に最高のユーロになると思うので見てもらいたい。ヨーロッパを代表するサッカー、強豪国もほとんど出場する。もちろん、注目する選手もたくさんいる。ヨーロッパの最新のトレンドが見られると思う。そこから日本のサッカーがどういった方向に進んだほうが良いのか、ヒントもあるかもしれない」
「会場の雰囲気や試合そのものの緊迫感など、全部を楽しんでもらいたい。ヨーロッパとは言え、それぞれの代表のサッカースタイルは異なるので、好きなサッカースタイルを選んで応援したいチームを応援してもらいたいと思う」
──注目選手をあえて1人に絞るなら
「1人、2人は難しい。あえて(クリスティアーノ・)ロナウドや(ウェイン・)ルーニーではなく、皆さんがそこまで知らない選手の話をしたかった。どちらかと言うと、新しいストライカーが出てくるのではないかと思う。ロナウドやルーニー、メッシに続くスターが頭角を表すのではないかと思う。日本で知られていない魅力的な選手がたくさん出てきたら良いなと思う。あまりにも良い選手が多いので1人、2人は選べない」
「そういった質問は非常に難しいが、日本代表の監督として、ロシア(・ワールドカップ)に出れば、日本の相手になるチームのスカウティングにしたいと思う。必ずこのユーロから次の日本のワールドカップの相手が待っているので、しっかりと知りたい。あとは、指導者として最先端のサッカースタイル、戦術、技術も参考になると思う。サッカーは水物なので常に進化している。私も指導者としてユーロを見るべき、そして宿題だと思っている」
──日本代表に取り入れていく戦術などがあるということか
「戦術に関しては、どこかの代表を真似するということはない。私は試合の相手によって戦術を変える。戦術とアイデンティティという話があるが、私は選手に合わせて戦術を考えるので、日本がこういった戦術だというのはない。選手に合わせている」
「今のスペインのサッカーがこうだからといって、取り入れることはしない。その時に、スペインはどんなサッカーをしている、フランスはどんな戦術だという、あくまでも敵になった対策として見る。日本の選手にしかできないサッカー、日本代表にしかできないサッカーがある。他の国を影響を受けなくても良い部分だと思っている」
──日本代表の選手たちにユーロを見るように話をするか
「サッカーが好きであればユーロを見なくてはいけないと思う。世界最高のサッカーが行われているのだから、見ないはずがない。なので、あまり話をする必要はなく、自ら見てもらいたいと思っている。もちろん夜中の3時、4時となれば、プロの選手にとってスケジューリングが難しいとは思う。でも、私は土曜も日曜も夜は寝ずに欧州サッカーを見ている。チャンピオンズリーグは平日の夜中の4時に起きて必ず見る。昨日のアトレティコ(・マドリー)と(バイエルン・)ミュンヘンの試合は見られなかったが、帰ってから見るつもりだ」
「アトレティコがバイエルン相手にどうやって戦うかというところには、ヒントがあると思う。この2試合は、バルセロナ、バイエルンが1点も取っていないのが驚きだ。世界最高峰の攻撃サッカーをやっているバイエルンとバルセロナが点を取っていないというのは、相手チームの守備システムを見てみたくなる。アトレティコのブロックのポジショニングとプレッシングの掛け方にはとても興味がある」
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▽会見後、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督がメディアの囲み取材に応じ、ユーロの見所などについてコメントした。◆ヴァイッド・ハリルホジッチ日本代表監督──今回のユーロについて、日本人のファンはどこに注目して見たら良いか
「今年は特に最高のユーロになると思うので見てもらいたい。ヨーロッパを代表するサッカー、強豪国もほとんど出場する。もちろん、注目する選手もたくさんいる。ヨーロッパの最新のトレンドが見られると思う。そこから日本のサッカーがどういった方向に進んだほうが良いのか、ヒントもあるかもしれない」
──注目選手をあえて1人に絞るなら
「1人、2人は難しい。あえて(クリスティアーノ・)ロナウドや(ウェイン・)ルーニーではなく、皆さんがそこまで知らない選手の話をしたかった。どちらかと言うと、新しいストライカーが出てくるのではないかと思う。ロナウドやルーニー、メッシに続くスターが頭角を表すのではないかと思う。日本で知られていない魅力的な選手がたくさん出てきたら良いなと思う。あまりにも良い選手が多いので1人、2人は選べない」
──日本代表を率いてユーロに出場したらどれほどの成績が残せるか
「そういった質問は非常に難しいが、日本代表の監督として、ロシア(・ワールドカップ)に出れば、日本の相手になるチームのスカウティングにしたいと思う。必ずこのユーロから次の日本のワールドカップの相手が待っているので、しっかりと知りたい。あとは、指導者として最先端のサッカースタイル、戦術、技術も参考になると思う。サッカーは水物なので常に進化している。私も指導者としてユーロを見るべき、そして宿題だと思っている」
──日本代表に取り入れていく戦術などがあるということか
「戦術に関しては、どこかの代表を真似するということはない。私は試合の相手によって戦術を変える。戦術とアイデンティティという話があるが、私は選手に合わせて戦術を考えるので、日本がこういった戦術だというのはない。選手に合わせている」
「今のスペインのサッカーがこうだからといって、取り入れることはしない。その時に、スペインはどんなサッカーをしている、フランスはどんな戦術だという、あくまでも敵になった対策として見る。日本の選手にしかできないサッカー、日本代表にしかできないサッカーがある。他の国を影響を受けなくても良い部分だと思っている」
──日本代表の選手たちにユーロを見るように話をするか
「サッカーが好きであればユーロを見なくてはいけないと思う。世界最高のサッカーが行われているのだから、見ないはずがない。なので、あまり話をする必要はなく、自ら見てもらいたいと思っている。もちろん夜中の3時、4時となれば、プロの選手にとってスケジューリングが難しいとは思う。でも、私は土曜も日曜も夜は寝ずに欧州サッカーを見ている。チャンピオンズリーグは平日の夜中の4時に起きて必ず見る。昨日のアトレティコ(・マドリー)と(バイエルン・)ミュンヘンの試合は見られなかったが、帰ってから見るつもりだ」
「アトレティコがバイエルン相手にどうやって戦うかというところには、ヒントがあると思う。この2試合は、バルセロナ、バイエルンが1点も取っていないのが驚きだ。世界最高峰の攻撃サッカーをやっているバイエルンとバルセロナが点を取っていないというのは、相手チームの守備システムを見てみたくなる。アトレティコのブロックのポジショニングとプレッシングの掛け方にはとても興味がある」
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