初のベスト4進出を逃すもヴォルフスブルク指揮官「誇りを持ってマドリーを去る」

2016.04.13 11:29 Wed
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ヴォルフスブルクは12日、アウェイで行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグでレアル・マドリーに0-3で敗戦。2戦合計3-2で敗れ、ベスト4進出を逃した。ヴォルフスブルクのディーター・ヘッキング監督が試合を振り返った。『UEFA.com』がコメントを伝えている。

▽ホームでの1stレグで2-0と勝利し、初のベスト4進出に向けて優位に立っていたヴォルフスブルク。しかし、15分にパスミスからのカウンターでクリスティアーノ・ロナウドに先制点を奪われると、再開直後のプレーで与えたCKから再びC・ロナウドにゴールを許す。2戦合計で並ばれたあとは得点を目指したものの、77分にはC・ロナウドにハットトリックとなる直接FKを決められ敗戦を喫した。

▽ヘッキング監督は試合後の会見で対戦相手のレアル・マドリーを賞賛。自分たちの守備が良くなかったと振り返りながらも、再びこの舞台に立てるようにチームを前進させることが重要だと語った。
「レアル・マドリーは勝ち上がりに値する。我々は2試合で良いパフォーマンスを見せることができなかった。完全に何をしなければならなかったかを理解していなかった」

「最初のゴールはボールロストからだった。より良い守備をする必要があったね。我々は1つのゴールが必要だった。私はレアル・マドリーを祝福するよ。なぜなら、彼らは優れていたからね」
「セットプレーから2失点を喫している。上手く守ることができなかった。選手たちは大きな期待を持っていたよ。我々は失望しているが、ブンデスリーガで上を見続ける必要がある」

「CLを通してチームは成長したし、人々は我々の試合を覚えているだろう。我々は前進し続けること、そしてこのような夜をより多く過ごす必要があることを感じなければならない。誇りを持ってマドリーを去るよ」

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text-align:right;">Getty Images</div>▽優勝したバイエルン勢からではなく、全試合に先発し、10ゴール22アシストという圧巻のスタッツを残したデ・ブライネを選出。ヘッキング監督が嗜好するカウンタースタイルに自らのプレースタイルが完全にマッチし、多くの得点機に絡んだ。圧巻だったのは2ゴール1アシストの活躍を見せたシーズン後半戦の開幕となったバイエルン戦。カウンターの起点となり続け、王者を手玉に取った。今季の活躍によってマンチェスター・シティやバイエルン、パリ・サンジェルマンといったメガクラブが獲得に興味を持っているようだが、移籍金はゆうに80億円を超える見込みだ。 ★最優秀監督 ◆ロジャー・シュミット(レバークーゼン) ▽ザルツブルクで旋風を巻き起こしたドイツ人指揮官は、そのスタイルをレバークーゼンに持ち込んだ。圧倒的な運動量を要するハイプレス戦術を見事に機能させ、走力に長けたベララビやソン・フンミンの長所を存分に引き出した。絶好調時のドルトムントを彷彿とさせるショートカウンターは、爽快さを感じる程だった。ブンデスリーガでこそ4位に終わったものの、CLでは昨季王者アトレティコ・マドリーをあと一歩まで追い詰めるなど、欧州でも存在感を示した。 【期待以上】 ★チーム ◆アウグスブルク ▽残留争いが濃厚と見られていたチームが5位でフィニッシュし、来季のEL出場権を手にした。大半の選手が30歳を超えるベテラン揃いのチームを、ヴァインツール監督がまとめあげ、闘う集団に仕立て上げた。その筆頭が今季10ゴールを挙げ、3月にパラグアイ代表に初選出されたボバディージャだ。前線で身体を張り、泥臭くゴールを目指す27歳は技術面でこそ見劣りするものの、屈強な相手センターバックとの競り合いを制し続けた。そのボバディージャに牽引されたチームは突出した個がいない中、組織力を武器に戦力に勝るチームと対抗して見せた。 ★選手 ◆バス・ドスト(ヴォルフスブルク)<div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/get20150527_18_480_000.jpg" width="290px"></div><div style="font-size : x-small; 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30歳で現役引退、ヴォルフスブルクの元スペイン代表MFカマーチョが足首のケガから復帰できず

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