富澤の移籍後初ゴールで千葉が3戦ぶりの白星! 金沢は開幕7戦未勝利…《J2》

▽明治安田生命J2リーグ第7節のジェフユナイテッド千葉vsツエーゲン金沢が9日にフクダ電子アリーナで行われ、ホームの千葉が1-0で勝利した。

▽前節、セレッソ大阪に敗れてリーグ2試合勝利のない9位の千葉と、開幕6戦未勝利で21位に低迷する金沢の一戦。立ち上がりから主導権を握った千葉は、14分にビッグチャンスを迎える。富澤が頭で裏に出したパスを相手DFがスリップして処理できずにいると、ボールを拾った船山がボックス内でGKと一対一に。だが、船山のシュートはクロスバーを叩いた。

▽絶好の先制機を逸した千葉は19分にも右サイドの井出のグラウンダーの折り返しから船山にシュートチャンスも、これを枠に飛ばすことができない。再三の決定機をモノにできない千葉は、36分にボックス左で馬渡が折り返したボールを古田に合わせられるが、これはうまくミートせず、GK佐藤が難なく処理した。
▽このままゴールレスでハーフタイム突入と思われた前半終了間際、ホームの千葉がゴールをこじ開ける。45分、ボックス内でキープした長澤が富澤に丁寧なマイナスのパスを出すと、富澤が狙い済ました右足のコントロールシュートをゴール右上隅に突き刺した。

▽昨シーズン途中に加入した富澤の移籍後初ゴールでリードを奪った千葉は、前に出てきた金沢を相手に後半はカウンターを起点に追加点を狙っていく。井出の推進力を生かして幾度も決定機を演出する千葉は、61分に絶好のゴールチャンス。井出の浮き球パスに反応した船山がゴール前フリーでループシュートを狙うも、これはクロスバーの上を越えた。▽星野や玉城、嶺岸を投入して同点を目指す金沢だが、攻撃のアイデアを欠いてなかなかチャンスを作れない。それでも、試合終盤にかけて攻勢を強める。91分には左CKの場面で水永がヘディングシュートもこれを枠に飛ばせない。さらに左サイドの山藤が強引にクロスを入れると、これがゴール方向に向かうもGK佐藤が何とかかき出し、試合はタイムアップ。

▽富澤の移籍後初ゴールを最後まで守り切った千葉が、3試合ぶりの白星を手にした。一方、敗れた金沢は最下位の山形と共に開幕未勝利が続く。