ウディネーゼでも「トッティ問題」? ディ・ナターレの去就に注目

2016.04.04 15:00 Mon
ウディネーゼFWアントニオ・ディ・ナターレの去就が注目されそうだ。3日のナポリ戦で招集外となり、ジジ・デ・カーニオ監督との確執が騒がれている。クラブ幹部は指揮官を支持した。

デ・カーニオ監督は2日の会見で、ディ・ナターレをナポリ戦に招集しないと明かした。「コンディションが良くないと言うこともできるが、事実ではない」と、ウディネーゼのレジェンドであるディ・ナターレの態度が問題だと明かしている。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

「私はしっかり練習する選手を必要としている。以前からディ・ナターレがこのように練習し、ゴールを量産しているからといってみんな黙っていたのだとしても、私には関係ないことだ。私は全員がチームのためになろうとすることを必要とする。彼にもそう言った」

ただし、デ・カーニオ監督はディ・ナターレを今後も外すわけではないとしている。

「フィジカルの問題があるというなら、調子が良くなるのを待つ。私は誰も外さない。これほどのクオリティーの選手を外すと決めたら、私はクレイジーということになってしまう。ディ・ナターレが調子を上げ、監督の要求に応えて、ウディネーゼのことを思うなら、彼はまたピッチに立つ」

クラブも指揮官の選択を尊重した。クリスティアン・ジャレッタSD(スポーツディレクター)がナポリ戦の前に、次のように述べている。

「監督に任せる。自分たちが呼んだ監督を支えることが我々の義務だ。衰えは誰にでも訪れる。監督が決めたことで、尊重しなければいけない。我々には残留という目標がある」

大黒柱不在で臨んだナポリ戦を3-1と制し、金星をあげたデ・カーニオ監督は、試合後に再びディ・ナターレ問題に言及した。

「必要なコンディションにないと考える選手を招集しなかっただけだ。私は誰とも戦争をしていない。セリエAで200得点を挙げた選手のことを尊敬しており、評価している」

『ガゼッタ』によると、ディ・ナターレは指揮官の決定に激怒し、今季いっぱいとなっている契約の解消を求めたという。その後、チームに残ることにしたというが、今後への影響は避けられない。

ローマではFWフランチェスコ・トッティの去就が話題となっているが、トッティより1歳年下の38歳ディ・ナターレは、このままクラブや指揮官との確執から、今季でウディネーゼを去るのだろうか。以前から現役引退の可能性も繰り返し口にしているが…。

提供:goal.com

ウディネーゼの関連記事

ユベントスは2日、セリエA第11節でウディネーゼとのアウェイ戦に臨み、2-0で勝利した。 3日前に行われた前節、パルマに2度追いつく形で引き分けた6位ユベントス(勝ち点18)は負傷明けのコープマイネルスが先発に復帰。ヴラホビッチ、ユルドゥズ、ウェアと前線を形成した。 7位ウディネーゼ(勝ち点16)に対し、立 2024.11.03 04:01 Sun
ユベントスがウディネーゼのイタリア代表FWロレンツォ・ルッカ(24)に関心。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 201cmのセンターフォワードとして知られるルッカ。アヤックスを経てイタリアに帰ってきた昨季がキャリア初のセリエAとなり、初の舞台で37試合8得点4アシストをマークした。 中堅ウディネで定位 2024.10.26 14:20 Sat
ミランは19日、セリエA第8節でウディネーゼをホームに迎え、1-0で勝利した。 代表ウィーク前の前節フィオレンティーナ戦をGKデ・ヘアにPK2本を止められて敗れた6位ミラン(勝ち点11)は、レオンをベンチスタートとした中、最前線にモラタ、2列目に右からチュクウェゼ、プリシック、オカフォーと並べた。 5位ウデ 2024.10.20 03:05 Sun
イタリアサッカー連盟(FIGC)は7日、フィオレンティーナのFWモイゼ・ケアンがイタリア代表から離脱したことを発表した。 FIGCの発表によれば、ケアンは腰痛に悩まされており、その治療を受けるためひと足先にクラブに戻ったとのこと。 なお、FIGCは新たにウディネーゼに所属するFWロレンツォ・ルッカを追加招集 2024.10.08 00:30 Tue
ウディネーゼは1日、レッドブル・ザルツブルクを退団したフランス人DFウマル・ソレ(24)の加入を発表した。 正式加入は2025年1月。2027年6月30日までの2年半契約を結んだ。 ソレはフランスのスタッド・ラヴァルの下部組織で育ち、2018年1月に国内屈指の名門リヨンへステップアップ。2020年7月にレッ 2024.10.02 00:00 Wed

ウディネーゼの人気記事ランキング

1

201cmFWルッカにユベントスが関心か 好調ウディネーゼのエース、今月アッズーリデビュー

ユベントスがウディネーゼのイタリア代表FWロレンツォ・ルッカ(24)に関心。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 201cmのセンターフォワードとして知られるルッカ。アヤックスを経てイタリアに帰ってきた昨季がキャリア初のセリエAとなり、初の舞台で37試合8得点4アシストをマークした。 中堅ウディネで定位置を確固たるものとし、今季は開幕9試合で4得点。今月イタリア代表に初招集され、イスラエル代表戦で初キャップを獲得…いま順調に歩みを進めるルッカである。 ウディネが1月にエースを売却するとは考えにくいなか、来夏に向けては、いくつかのクラブがルッカをリストアップしているとも。 一方でユベントスに関しては、ドゥシャン・ウラホビッチの新たなバックアッパーを探しているといい、1月のルッカ獲得へ動く可能性も。ただし、現在はあくまでリストアップしたことが明らかになった、というだけのようだ。 ルッカ自身は、今後もコンスタントにネットを揺らせるかどうかが重要となるだろう。 <span class="paragraph-title">【動画】201cmルッカ、圧倒的高さからヘディング弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr">Lorenzo Lucca giganteggia in area di rigore! <a href="https://twitter.com/hashtag/ParmaUdinese?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ParmaUdinese</a> | <a href="https://twitter.com/Udinese_1896?ref_src=twsrc%5Etfw">@Udinese_1896</a> <a href="https://t.co/1RUaySAuRM">pic.twitter.com/1RUaySAuRM</a></p>&mdash; Lega Serie A (@SerieA) <a href="https://twitter.com/SerieA/status/1836080173080539325?ref_src=twsrc%5Etfw">September 17, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.26 14:20 Sat
2

ウディネーゼがカンナバーロ監督の後任決定…今年4月までレギア・ワルシャワ率いたランジャイック氏に

ウディネーゼは14日、コスタ・ランジャイック氏(53)の監督就任を発表した。 ランジャイック氏は母国ドイツで指導者キャリアを歩み出し、デュイスブルクやカイザースラウテルン、1860ミュンヘンなどで監督を歴任。2017年11月からはポーランドに渡り、ポゴン・シュチェチンの指揮を挟み、2022年夏からレギア・ワルシャワを率いた。 レギア・ワルシャワでは1年目にポーランドカップを制し、2023年のポーランド・スーパーカップも優勝。今季もレギア・ワルシャワでスタートしたが、今年4月に解任され、フリーだった。 ウディネーゼでは今年4月からファビオ・カンナバーロ監督(50)が指揮。セリエAで降格危機に瀕するチームを見事に残留の15位フィニッシュに導いたが、自身のインスタグラムで退任を表明していた。 2024.06.14 16:35 Fri
3

デウロフェウが引退の危機、「もうプレーできないかもしれない」

ウディネーゼの元スペイン代表FWジェラール・デウロフェウ(29)が引退の危機にあるようだ。 デウロフェウは昨年1月、右ヒザの負傷を再発させ手術を受けていた。それ以降、復帰できていない状況にある。2020年3月にも右ヒザ前十字靭帯断裂と半月板損傷の大ケガを負っていたデウロフェウは、現在の苦しい状況を以下のように吐露した。 「数カ月前からもうプレーできないかもしれないと思っていた。1年以上もの長い間、好きなサッカーをプレーできていない。あまり弱音を吐きたくないが、大変な時期を過ごしている。僕がどんな状況にあるか、誰にも想像できないだろう。あらゆる治療法を試したが、完全に回復することはないということを受け入れた。2020年に大きなケガをして何とか復帰したけど、それから3度同じ個所をケガした。本当に試練だ。復帰のためにあらゆることをしているけど、引退後のキャリアを準備しているのも事実だ」 2026年6月までウディネーゼとの契約を残しているデウロフェウだが、仮に引退となった場合、クラブはフロント入りの打診を行うとしている。 2024.02.22 00:00 Thu
4

ミラン、夏の補強に今季12発のデウロフェウを狙う?

ミランが、ウディネーゼの元スペイン代表FWジェラール・デウロフェウ(28)の獲得を再び目指すかもしれない。 バルセロナの下部組織育ちのデウロフェウはエバートンやセビージャ、ワトフォード、ウディネーゼなどでプレー。ミランにも2017年1月から半年間、エバートンからのレンタル移籍で在籍した。 多くのクラブを渡り歩いているデウロフェウだが、今シーズンはセリエAで飛躍。31試合で12ゴール4アシストを記録している。 ウディネーゼとの契約は2024年夏まで残っており、その先にステップアップする可能性も残されている。 そんな中、ミランのスポーツディレクター(SD)を務めるパオロ・マルディーニ氏がデウロフェウの今季の活躍に注目。夏にも動き出す可能性があるとのことだ。 ミランは、現在バーレーンの金融サービス会社である「インベストコープ」との買収話が進んでいる状況。買収が完了した場合、「インベストコープ」は夏の移籍市場で約3億ユーロ(約416億5300万円)を投資する準備があるとも報じられている。 豊富な資金をバックに夏の強化を考えているようだが、どのように動くのか注目だ。 2022.05.04 16:25 Wed
5

13年ぶりウディネーゼ復帰の矢先…A・サンチェスが重傷か 再デビュー当面お預けに

ウディネーゼに13年ぶり復帰のチリ代表FWアレクシス・サンチェス(35)が重傷か。『フットボール・イタリア』が伝えている。 数々のビッグクラブを渡り歩いたのち、欧州最初のクラブであるウディネーゼに帰ってきたA・サンチェス。12月で36歳の大ベテランだが、得点源としての活躍が期待されている。 しかし21日、ウディネーゼはA・サンチェスの負傷を報告。トレーニング中に左脚の筋膜炎を患ったとのことだ。 復帰時期はわかっておらず、これから精密検査。アスリートの筋膜炎は全治を見極めるのが難しいところであり、状態次第で復帰まで4〜6カ月を要するケースもある。 少なくともA・サンチェスは8月を全休し、代表ウィークを含めた9月中の復帰も非現実的。10月か11月のカムバックなら御の字、という状況で、再デビューはしばらく先になりそうだ。 2024.08.21 21:40 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly