【プレビュー】今季3度目のイタリア・ダービー《ユベントスvsインテル》
2016.02.28 18:00 Sun
▽セリエA第27節、首位のユベントス(勝ち点58)と5位のインテル(勝ち点48)によるイタリア・ダービーが28日にユベントス・スタジアムで行われる。
▽前節のボローニャ戦をゴールレスドローで終え、連勝記録が15で止まったユベントス。ミッドウィークにはCLラウンド16でバイエルンとのホーム戦を行い、圧倒されながらも2点差を追いつく意地を見せ(2-2のドロー)、イタリア王者としての威厳を示した。この激闘による疲弊があるかもしれないが、勝ち点1差で真下にいるナポリから首位の座を守るためにも勝利が必要だ。
▽対するインテルは前節、モウリーニョ氏やロナウド氏がジュゼッペ・メアッツァに訪れたサンプドリア戦で3-1の快勝。3試合ぶりの白星を手にした。今節は、勝ち点4差の3位フィオレンティーナが2位ナポリとやり合うため、CL出場権を獲得できる3位を目指すインテルとしては、勝てば差を縮められる可能性がある。
◆3日後に再戦
▽今季はすでに2度対戦している。昨年10月にジュゼッペ・メアッツァで行われたリーグ戦ではゴールレスドローに終わり、先月末のコッパ・イタリア準決勝1stレグではユベントスが3-0で勝利した。今回の試合の3日後には、ジュゼッペ・メアッツァでコッパ準決勝2ndレグが予定されており、今季は4度のイタリア・ダービーが実現することになった。
◆ユベントス◆
【3-5-2】
▽ユベントス予想スタメン
負傷者:DFカセレス(アキレス腱)、MFマルキジオ(太もも)
出場停止者:なし
▽バイエルン戦で負傷したMFマルキジオが欠場する。一方、DFキエッリーニやMFアレックス・サンドロ、MFアサモアといった負傷離脱者が復帰している。システムは第24節のフロジオーネ戦以来となる[3-5-2]に戻し、負傷明けのキエッリーニとアレックス・サンドロが先発入りする見込みだ。
◆インテル◆
【3-5-2】
▽インテル予想スタメン
負傷者:特になし
出場停止者:MFブロゾビッチ
▽前々節のフィオレンティーナ戦の終了直後に退場したMFコンドグビアに2試合の出場停止処分を科されていたが、クラブの訴えが認められて1試合に減らされたため、今回の一戦に出場可能となった。システムは、ユベントスに合わせた[3-5-2]を採用する模様。4試合連続でフル出場していた長友はベンチスタートとなる見込みだ。
★タクティカル・プレビュー
▽ユベントスは火曜日にバイエルン戦を戦ったため中4日での試合。一方のインテルは、中7日と十分な休養と準備を経て敵地に乗り込む。試合展開としては、ユベントスが優位に運び、インテルが我慢しながらチャンスをうかがう構図となるだろう。
◆強固な守備ユニットの復活とマルキジオの代役~ユベントス~
▽ユベントスの注目ポイントは、キエッリーニの復帰に伴い、3バック+GKブッフォンの強固な守備ユニットが揃う点と、マルキジオの不在によりエルナネスがアンカーの位置に入ることだ。システムに関しても、公式戦4試合ぶりに[3-5-2]の布陣に戻し、熟成したシステムで臨むことになる。
▽インテルの攻撃陣で最も警戒しなければいけないのはイカルディ。今シーズンのユベントス戦2試合では無得点に終わっているが、それまでに出場したユベントス戦の全5試合でゴールを奪っており、“ユーベ・キラー”ぶりを発揮していた。また、最近は得点力だけでなく、味方を生かすプレーが冴えており、より恐い存在となりつつある。今回はチャンスメーク力に長けるパラシオと2トップを組むため、ユベントスとしては両者の連係による崩しに警戒する必要があるだろう。
◆我慢してウノゼロへ~インテル~
▽対するインテルは、今季11度目のウノゼロを狙うのが勝利への正攻法だ。ユベントスから大量得点を奪うのは至難の業であり、まずは無失点で試合を進めることが必要だろう。堅守を誇った守備が2016年に入ってから失点を増やしているものの、1月に行ったコッパ・イタリア準々決勝のナポリ戦のような試合ができれば理想的だ。その試合では、ナポリに攻め込まれながらも我慢して無失点で凌ぎ、試合終盤にヨベティッチの一発で勝利を掴んだ。
▽マンチーニ監督は、今シーズンに何度も敢行している相手のシステムに合わせる布陣を用いる模様。それぞれのマークをかみ合わせやすく、今回の3バックとなれば中央に入るミランダを1人余らせることができる。また、前節のサンプドリア戦ではメロが中盤で攻守に集中したプレーを見せており、出場停止明けのコンドグビアやメデルとともに、インテンシティの強さや集中力を保てるかどうかに注目だ。
▽前節のボローニャ戦をゴールレスドローで終え、連勝記録が15で止まったユベントス。ミッドウィークにはCLラウンド16でバイエルンとのホーム戦を行い、圧倒されながらも2点差を追いつく意地を見せ(2-2のドロー)、イタリア王者としての威厳を示した。この激闘による疲弊があるかもしれないが、勝ち点1差で真下にいるナポリから首位の座を守るためにも勝利が必要だ。
▽対するインテルは前節、モウリーニョ氏やロナウド氏がジュゼッペ・メアッツァに訪れたサンプドリア戦で3-1の快勝。3試合ぶりの白星を手にした。今節は、勝ち点4差の3位フィオレンティーナが2位ナポリとやり合うため、CL出場権を獲得できる3位を目指すインテルとしては、勝てば差を縮められる可能性がある。
▽今季はすでに2度対戦している。昨年10月にジュゼッペ・メアッツァで行われたリーグ戦ではゴールレスドローに終わり、先月末のコッパ・イタリア準決勝1stレグではユベントスが3-0で勝利した。今回の試合の3日後には、ジュゼッペ・メアッツァでコッパ準決勝2ndレグが予定されており、今季は4度のイタリア・ダービーが実現することになった。
◆ユベントス◆
【3-5-2】
▽ユベントス予想スタメン

出場停止者:なし
▽バイエルン戦で負傷したMFマルキジオが欠場する。一方、DFキエッリーニやMFアレックス・サンドロ、MFアサモアといった負傷離脱者が復帰している。システムは第24節のフロジオーネ戦以来となる[3-5-2]に戻し、負傷明けのキエッリーニとアレックス・サンドロが先発入りする見込みだ。
◆インテル◆
【3-5-2】
▽インテル予想スタメン

出場停止者:MFブロゾビッチ
▽前々節のフィオレンティーナ戦の終了直後に退場したMFコンドグビアに2試合の出場停止処分を科されていたが、クラブの訴えが認められて1試合に減らされたため、今回の一戦に出場可能となった。システムは、ユベントスに合わせた[3-5-2]を採用する模様。4試合連続でフル出場していた長友はベンチスタートとなる見込みだ。
★タクティカル・プレビュー
▽ユベントスは火曜日にバイエルン戦を戦ったため中4日での試合。一方のインテルは、中7日と十分な休養と準備を経て敵地に乗り込む。試合展開としては、ユベントスが優位に運び、インテルが我慢しながらチャンスをうかがう構図となるだろう。
◆強固な守備ユニットの復活とマルキジオの代役~ユベントス~
▽ユベントスの注目ポイントは、キエッリーニの復帰に伴い、3バック+GKブッフォンの強固な守備ユニットが揃う点と、マルキジオの不在によりエルナネスがアンカーの位置に入ることだ。システムに関しても、公式戦4試合ぶりに[3-5-2]の布陣に戻し、熟成したシステムで臨むことになる。
▽インテルの攻撃陣で最も警戒しなければいけないのはイカルディ。今シーズンのユベントス戦2試合では無得点に終わっているが、それまでに出場したユベントス戦の全5試合でゴールを奪っており、“ユーベ・キラー”ぶりを発揮していた。また、最近は得点力だけでなく、味方を生かすプレーが冴えており、より恐い存在となりつつある。今回はチャンスメーク力に長けるパラシオと2トップを組むため、ユベントスとしては両者の連係による崩しに警戒する必要があるだろう。
▽アンカーに入ることが濃厚なエルナネスに関しては、マルキジオに代わって途中出場したバイエルン戦で好パフォーマンスを披露。シーズンの序盤戦以降は出場機会が減少していた中で、バイエルンを相手に球際で負けず、気持ちの強さを全面に出してチームの同点劇に貢献した。インテルの中盤はフィジカルに優れる選手が揃っているが、エルナネスがパフォーマンスを継続できるかは注目点の一つだ。
◆我慢してウノゼロへ~インテル~
▽対するインテルは、今季11度目のウノゼロを狙うのが勝利への正攻法だ。ユベントスから大量得点を奪うのは至難の業であり、まずは無失点で試合を進めることが必要だろう。堅守を誇った守備が2016年に入ってから失点を増やしているものの、1月に行ったコッパ・イタリア準々決勝のナポリ戦のような試合ができれば理想的だ。その試合では、ナポリに攻め込まれながらも我慢して無失点で凌ぎ、試合終盤にヨベティッチの一発で勝利を掴んだ。
▽マンチーニ監督は、今シーズンに何度も敢行している相手のシステムに合わせる布陣を用いる模様。それぞれのマークをかみ合わせやすく、今回の3バックとなれば中央に入るミランダを1人余らせることができる。また、前節のサンプドリア戦ではメロが中盤で攻守に集中したプレーを見せており、出場停止明けのコンドグビアやメデルとともに、インテンシティの強さや集中力を保てるかどうかに注目だ。
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