パレルモ、スケロット監督がコーチライセンスを取得できず… 1試合も指揮せずに辞任

2016.02.10 22:52 Wed
パレルモは10日、ギジェルモ・バロス・スケロット監督(42)がUEFAのコーチライセンスを取得できなかったことを理由に、指揮官を辞任することを発表した。
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▽スケロット監督は先月、ダビデ・バッラルディーニ監督の後任としてパレルモの新指揮官に就任。しかし、セリエAで指揮を執るための手続きが遅れており、これまでは臨時でジョバンニ・テデスコ氏(43)が指揮していた。▽手続きが完了次第、スケロット監督はパレルモを率いることになっていたが、UEFAから監督になる基準を満たさないとの通達が送られたとのこと。国際サッカー連盟(FIFA)の協会に属するトップリーグのプロチーム、もしくは代表チームの指揮官として、最低5年間の経験がなかったためだという。パレルモはクラブの公式サイトを通じ、以下の声明を発表している。
「パレルモは、ギジェルモ・バロス・スケロットと彼のスタッフがチームの指揮部門から去るという決定を認めなければいけないことを非常に残念に思う。UEFAからコーチライセンスの有効性が認められなかった」

「バロス・スケロットは今朝、チームに挨拶した。チームはジョバンニ・テデスコの下、(スケロット監督の)スタッフなしでトレーニングを開始した。クラブの幹部たちは、現在の緊急状況を克服するために話し合っている」
▽スケロット監督は、今回の退任劇について以下のように説明している。イタリア『StadioNews.it.』が伝えた。

「私はライセンスがない。だから指揮を執ることができない。私は承認されなかった。私は経験が1年半不足していたんだ。(マウリツィオ・)ザンパリーニからは、それを完了する必要があったと伝えられたよ」

▽現役時代にボカ・ジュニアーズで活躍したスケロット監督は、引退後の2012年から2015年12月までアルゼンチンのラヌースを指揮。しかし、同監督が説明した通り、指導キャリアが不足していたため、パレルモを1試合も指揮できずに退任することになった。今後は暫定で、テデスコ監督とプリマヴェーラを率いているジョバンニ・ボージ監督がチームを管理することになる模様だ。


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