【フットサル日本代表プレビュー】生き残りをかけた戦い
2016.01.27 16:25 Wed
▽フットサル日本代表は、27日に国立代々木競技場第一体育館で、30日に大阪市中央体育館でフットサルコロンビア代表との国際親善試合に臨む。日本は、2016年コロンビア・ワールドカップの出場権獲得、さらに大会3連覇達成を目指し2月にウズベキスタンで開催されるAFCフットサル選手権を控えており、今回のコロンビアとの2試合は現在地を知る意味でも大事なものとなる。
◆新興勢力コロンビア
▽今年行われるフットサル・ワールドカップのホスト国であるコロンビアは、2012年のタイ・ワールドカップでベスト4に進出。「ブラジル、スペイン、ポルトガル、イタリア、ロシア、アルゼンチン以外の国には夢のような出来事」と、日本代表を率いるミゲル・ロドリゴ監督が言うように、強豪国に割って入るだけの力をつけてきた新興勢力だ。今回は当時のメンバーから6名が来日しており、「前回大会にも増して成熟している」とコロンビアのフォンネグラ監督は前日会見で自信を口にした。
▽サッカーのコロンビア代表を想像してもらえばわかるように、フットサルも優れた個人技で仕掛ける攻撃に特化したチーム。中でも、タイ・ワールドカップでも活躍した9番のFPアンドレス・レジェス、10番のFPアンヘジョット・カロは、独力でボールを運ぶことができる推進力を持っており、日本にとっては要注意人物になるだろう。
◆極限状態での生き残りをかけた戦い
▽対する日本代表は、あくまでもAFCフットサル選手権に向けたチーム作りの段階。19日から名古屋で行った合宿では、フィジカル中心のメニューをこなしており疲労はピークに達している。ミゲル監督は「ハードなトレーニングをして疲労がある中で、選手たちがどういうゲームをできるか」を課題に挙げ、「一対一でどれだけ戦えるか、いかに相手を撹乱するか、それができるだけのフィジカルが最後まで残っていれば勝機はある」と展望を口にした。
▽そして、ミゲル監督がもう1つのポイントとして挙げたのが、「14人枠」の争いだ。今回、日本代表は16名を招集しているが、AFCフットサル選手権の登録メンバーは14名。2名多い状況についてミゲル監督は「誰かがケガした場合でもすんなりチームに入れるようなバックアップの意味」、「14人の枠を健全に競い合って、全力で生き残りをかけて戦ってほしい」とコメント。また、AFCフットサル選手権のメンバー発表は「2試合終わった後に最終的な結論を出す」と語っており、選手たちにとってはコロンビアとの2試合が最後のアピールするチャンスとなる。
▽ミゲル監督は、以前から国際試合ではゴレイロを3人招集すると明言しているため、現在の3選手はケガがない限り確定と言えるだろう。今後の2試合で、正守護神の座を争うことになる。フィクソも3名からさらに人数を減らすとは考えにくく、必然的にアラとピヴォから1名ずつ落選することになるだろう。この2試合は、アラとピヴォの出来に注目して観戦するのも面白いかもしれない。
▽アラでは、ドリブラータイプである小曽戸と仁部屋、運動量豊富な中村、スピードの室田、そして海外で活躍する万能タイプの吉川、逸見といったメンバーが名を連ねている。ピヴォでは、Fリーグで4度の得点王に輝いた森岡、前日練習は別メニューとなるも海外クラブでプレーしていたこともある星、現在は中国でプレーしボレーの上手さと決定力が光る渡邉、そして最年少での選出となった清水など個性派メンバーが揃っている。
▽「招集した選手たちの実力に疑いはない」とミゲル監督が信頼を置く16名が生き残りをかけて戦う第1戦は、本日19時5分キックオフ。NHK-BS1でも同時刻から生放送される。
◆新興勢力コロンビア
▽今年行われるフットサル・ワールドカップのホスト国であるコロンビアは、2012年のタイ・ワールドカップでベスト4に進出。「ブラジル、スペイン、ポルトガル、イタリア、ロシア、アルゼンチン以外の国には夢のような出来事」と、日本代表を率いるミゲル・ロドリゴ監督が言うように、強豪国に割って入るだけの力をつけてきた新興勢力だ。今回は当時のメンバーから6名が来日しており、「前回大会にも増して成熟している」とコロンビアのフォンネグラ監督は前日会見で自信を口にした。
▽サッカーのコロンビア代表を想像してもらえばわかるように、フットサルも優れた個人技で仕掛ける攻撃に特化したチーム。中でも、タイ・ワールドカップでも活躍した9番のFPアンドレス・レジェス、10番のFPアンヘジョット・カロは、独力でボールを運ぶことができる推進力を持っており、日本にとっては要注意人物になるだろう。
▽対する日本代表は、あくまでもAFCフットサル選手権に向けたチーム作りの段階。19日から名古屋で行った合宿では、フィジカル中心のメニューをこなしており疲労はピークに達している。ミゲル監督は「ハードなトレーニングをして疲労がある中で、選手たちがどういうゲームをできるか」を課題に挙げ、「一対一でどれだけ戦えるか、いかに相手を撹乱するか、それができるだけのフィジカルが最後まで残っていれば勝機はある」と展望を口にした。
▽そして、ミゲル監督がもう1つのポイントとして挙げたのが、「14人枠」の争いだ。今回、日本代表は16名を招集しているが、AFCフットサル選手権の登録メンバーは14名。2名多い状況についてミゲル監督は「誰かがケガした場合でもすんなりチームに入れるようなバックアップの意味」、「14人の枠を健全に競い合って、全力で生き残りをかけて戦ってほしい」とコメント。また、AFCフットサル選手権のメンバー発表は「2試合終わった後に最終的な結論を出す」と語っており、選手たちにとってはコロンビアとの2試合が最後のアピールするチャンスとなる。
▽今回招集されたメンバーをポジションごとに分けてみると、ゴレイロ(GK)は藤原、田中、関口の3人。フィクソ(サッカーで言うボランチ)は酒井、西谷、滝田の3人。アラ(サッカーで言うサイドハーフ)は小曽戸、中村、仁部屋、吉川、室田、逸見の5人。ピヴォ(サッカーで言うセンターフォワード)は森岡、星、渡邉、清水の4人となっている。
▽ミゲル監督は、以前から国際試合ではゴレイロを3人招集すると明言しているため、現在の3選手はケガがない限り確定と言えるだろう。今後の2試合で、正守護神の座を争うことになる。フィクソも3名からさらに人数を減らすとは考えにくく、必然的にアラとピヴォから1名ずつ落選することになるだろう。この2試合は、アラとピヴォの出来に注目して観戦するのも面白いかもしれない。
▽アラでは、ドリブラータイプである小曽戸と仁部屋、運動量豊富な中村、スピードの室田、そして海外で活躍する万能タイプの吉川、逸見といったメンバーが名を連ねている。ピヴォでは、Fリーグで4度の得点王に輝いた森岡、前日練習は別メニューとなるも海外クラブでプレーしていたこともある星、現在は中国でプレーしボレーの上手さと決定力が光る渡邉、そして最年少での選出となった清水など個性派メンバーが揃っている。
▽「招集した選手たちの実力に疑いはない」とミゲル監督が信頼を置く16名が生き残りをかけて戦う第1戦は、本日19時5分キックオフ。NHK-BS1でも同時刻から生放送される。
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