レヴァンドフスキの2発でHSVに競り勝ったバイエルンが後半戦白星スタート《ブンデスリーガ》

2016.01.23 06:30 Sat
バイエルンは22日、ブンデスリーガ第18節でハンブルガーSVの本拠地アイエムテック・アレーナに乗り込み、2-1で勝利した。ハンブルガーSVの酒井高はベンチ入りしたものの出場機会はなかった。

▽ウインターブレイク前に行われた前半戦最終戦のハノーファー戦をミュラーのPK弾で押し切った首位バイエルン(勝ち点46)は、2位ドルトムントを8ポイント引き離した。そのバイエルンは約1カ月の中断期間を経て、ドグラス・コスタにアラバ、ロッベンが戦列に復帰し、ドグラス・コスタとアラバが先発での起用となった。

▽バトシュトゥバーを中央に据える3バックで臨み、最前線のレヴァンドフスキの後方にミュラー、右にドグラス・コスタ、左にコマンを配す[3-3-4]の超攻撃的な布陣としたバイエルンが、立ち上がりから仕掛けていく展開となった。
▽ドグラス・コスタとコマンがサイドラインいっぱいに立って、ピッチを大きく使った仕掛けを続けるバイエルンに対し、ハンブルガーSVは縦に早い仕掛けで13分にフントがミドルシュート、21分にディークメイアーがミドルシュートで応戦していった。

▽ハーフタイムにかけてもサイド攻撃を起点に一方的に押し込むバイエルンは、36分にPKを獲得する。ロングボールに反応してディフェンスライン裏を取ったミュラーがボックス内に侵入したところで、飛び出したGKアトラーに倒された。これをレヴァンドフスキがゴール右に決めてバイエルンが先手を取った。43分にはFKからミュラーのバックヘッドでゴールに迫ったが枠を捉えきれず、1点のリードで前半を終えた。
▽迎えた後半、ドグラス・コスタとコマンのポジションを入れ替えたバイエルンが、引き続きHSVに圧力をかける展開で推移。しかし53分、右サイド絞った位置からのフントのFKをシャビ・アロンソがクリアにかかるも、ゴール左に吸い込まれて試合は振り出しに戻った。

▽失点直後にはJ・ボアテングの負傷を受けてハビ・マルティネスを投入せざるを得なくなったバイエルンだったが、61分に勝ち越す。ミュラーのボレーシュートをボックス中央のレヴァンドフスキが鋭い反応で左足を出すと、GKアトラーの逆を突いたボールがゴールへ吸い込まれた。

▽その後、アラバの直接FKが右ポストを叩き、レヴァンドフスキの難度の高いボレーシュートなどでゴールに迫ったバイエルンは、80分にチアゴのダイレクトシュートが枠を捉えたが、GKアトラーにセーブされる。そして、追加タイム2分のグレゴリッチュの直接FKでゴールを脅かされるも枠を外れて逃げ切り。バイエルンが後半戦初戦を白星で飾っている。

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